イネーブリングシティー西淀川区プロジェクト 

共創チャレンジ

2022.09.09

法人

チーム名にじくじらチーム
共創メンバー千船病院/大阪市西淀川区役所/横浜市立大学先端医科学研究センター コミュニケーション・デザイン・センター(YCU-CDC)/大成建設株式会社/からだポータル株式会社
主な活動地域日本 / 大阪
活動テーマこども、子育て、教育、次世代育成 / 健康・医療(ライフサイエンス、ヘルスケア) / 文化・芸術(アート) / 音楽 / 地域活性化 / コミュニティ・まちづくり、住まい /

私たちの共創チャレンジ

 千船病院が取り組む「イネーブリング・シティ」とは幸福(Happy)と健康(Healthy)が両立する世界のことです。この「イネーブリング・シティ」の実現のための活動を行います。そこでは横浜市立大学先端医科学研究センターコミュニケーション・デザイン・センターの武部センター長/特別教授が提唱したイネーブリング・ファクターの概念を使用します。
医療の課題を病院・医療単体で解決するのではなく、地域の関係団体・企業との共創によるhappinessを追求するプロセスを通じて、もしくはその達成されたアウトカムとしてのhealthを促進していきます。happy体験を入口にして、そこからhealthyへの道筋を作っていく手法で、この半世紀の間に変質した脳卒中、心筋梗塞、慢性腎臓病、癌、認知症、未受診妊婦等の疾病構造・社会構造の変化に対応していきます。これは一見医療と関係ないアートやデザイン・音楽など人々がHappyだと思う事象が実は健康に影響を及ぼしており、それを医療に応用します。HappyとHealthyの両立する「イネーブリングシティ西淀川区」を目指します。
 特に、西淀川区内で開催される健康いきいき展、区民祭り、みてアート、区民駅伝大会や福ハッピーフェスタ等のイベントで様々な企業とコラボしイネーブリングな展開を模索します。また、イネーブリングシティウォーク・WEBアプリを用いて西淀川区のヘルスリテラシーがいかに高まったかも検証していきます。

未来への宣言

Happyを感じなからHealthyを高められるまちづくりを目指します。西淀川区を「産み、育て、生活しやすく、幸福・健康になれるまち」を目指します。

きっかけ

疾病構造の変化、社会構造の変化により地域医療構想の達成、地域包括ケアの実現等、医療・介護を取り巻く環境も変化しており、医療機関も変化することが求められています。命を脅かす病から生活を脅かす病へと変質しており、脳卒中や心筋梗塞を始め生活習慣に起因する病への対応が求められていますが、病院として十分なアプローチが取れていません。また、昨今の新型コロナウィルス感染症の蔓延によりがん検診受診が落ち込んでいることや未受診妊婦等の社会的問題へのアプローチも求められています。
 しかしながらこれらの諸課題は、「頭では分かっているけど健康になる生活改善できない」、「情報がないので孤立してしまい医療にたどり着けない」という方も多くいるもの課題となります。SDGsの「誰一人取り残さない」というヒューマン・ウェルビーイングの達成には、医療だけでは限界がある中でデザイン学や文学・音楽やアート、ゲームといったものを組み合わせることで医療の幅を広げ、それにより多様な医療の発展と自然と健康になれるまちづくりの環境をつくっていくことが必要であり、つくりたいと考えています。
 2021年よりhappyを感じる場所として、地域住民や協力団体・企業と福ハッピーフェスタ・キッチンカーイベントを定期的に開催しています。また、西淀川区の関係機関と連携し「がん検診受診キャンペーン」を実施しました。今後はさらに医療の概念にとらわれず共感してもらえる企業・団体と共創しながらHappy/Healthyになる取り組みやイベント・企画を実施していきます。

取組の展開

今後展開したい地域・方法本プロジェクトの趣旨に共感し当院と連携して幸福・健康なまちづくりを考えたい団体・企業との共創によるイネーブリング・シティ化の促進をまずは西淀川区で展開します。そしてその知見を持続的な都市開発モデルとして大阪・全国の他地域への展開を図っていきたいと考えています。
共創を希望する方々デザイン、アート、美容、文学や音楽だけでなく、社会・経済・環境・教育・医療福祉等ありとあらゆる分野での活動と病院が共創することで幸福・健康につながりもっと人が幸せになるのではないかと思っている企業・団体・個人。

大阪・関西万博のテーマとの関わり

西淀川区をHappy/Healthyなまちにすることは「いのちを救う」「いのちに力を与える」「いのちをつなぐ」というテーマに合致していると考えます。

SDGsとの関わり

西淀川区をHappy/Healthyにすることで区民の健康だけでなく多様な幸せのカタチと自己実現を追求できる豊かで公平な住みやすい街になることを目指しているため。

問い合わせ先:千船病院 広報室 chibunekouhou@aijinkai-group.com

このチャレンジの投稿

  • 福ハッピーフェスタ 2023クリスマス

    西淀川区に Happy / Healthy / Community  を提供する場 「福ハッピーフェスタ」を12/3に開催されました!       寒い中でしたが コンサートやエイサーの舞台演舞や イネーブリングシティウォークも実施しました       また恒例となったお着替え体験はもちろん、ワークショップやキッチンカーなどハッピー要素が盛りだくさん。     さらにプロカメラマンによる無料フォトブースなども設置し大盛況でした。       毎回ハッピーになる新しい要素を加えながらどんどん共創の輪が拡大してっています。 ご興味があれば下記までご連絡ください。 千船病院広報室chibunekouhou@aijinkai-group.com

    続きをみる

  • 2023 西淀川区 健康いきいき展

    2023 西淀川区 健康いきいき展に出展 2023年10月28日 西淀川区役所で 健康いきいき展が開催されました。 千船病院は3つのブースに関わりました。   【ウォーキング】 グリコマニュファクチャリングジャパン株式会社さんとのウォーキングコラボを実施。 西淀川区役所から大野川緑陰道路を歩いて江崎記念館まで約1kmを歩きます。 ウォーキング前に千船病院の理学療法士がウォーキングレクチャーを実施しました。 ゴール地点での江崎記念館では普段は、事前予約が必要なGlicoの歴史をガイド付きで見学でき、健康商品のパネル展示や製品紹介・試飲会などが実施されました。   今回100名を超える多くの方々に参加していただきました!   【認知症ブース】 昨年度に引き続き東京藝術大学が作成した認知症課題アプリを体験していただきました。 さらにゲームと合わせて実際に病院で使用している認知症スクリーニング検査(MMSE)と合わせて実施しました。 ゲームと検査を合わせることで楽しくご自身の認知機能を確認をしていただけました。      【にしよど健康No1プロジェクト】    西淀川区の「がんリテラシー」を上げるためのプロジェクト 今回はがんプロジェクトブースを設置 大腸がん検診や乳がん検診の啓発や健康寿命延伸のためのエクササイズなど盛りだくさん! フロア全体を回って答えを探す「がんクイズラリー」では楽しみながら学んでいただきました!      今回全体で500名以上の方に参加いただきました! ハッピーを感じながら健康リテラシーが少しでも上がる取り組みを今後も継続していきます!

    続きをみる

  • 医療情報だけじゃない病院らしくない広報誌「虹くじら」 千船病院広報誌 03号 発刊

    千船病院広報誌 虹くじらを発刊   虹くじらは 病院内で繰り広げられる物語を分かりやすくまとめ、地元情報もふんだんに盛り込み、病院を身近なものに感じる広報誌として制作。 手に取ってもらいやすくカフェや美容室においても違和感のない広報誌として配布している。 今回第3弾となるラインナップは以下の通り   ■一次脳卒中センター「地域を持続的に支えられる”脳神経外科”体制をつくる」■フォトルポルタージュ「NICU」(新生児集中治療室)の日常■千船病院「細マッチョ軍団」が案内する「西淀川区」お風呂屋さんマップ■二大連載スタート大阪・関西万博催事検討会議共同座長大﨑洋さん「くじら人」に会いに行く!■ゆでたまご嶋田先生のキン肉コラム「千船生まれ!」     以下から閲覧できます! https://www.chibune-hsp.jp/about/nizikuzira/   問い合わせ先:千船病院 広報室 chibunekouhou@aijinkai-group.com

    続きをみる