イネーブリングシティー西淀川区プロジェクト 

共創チャレンジ

2022.11.09

法人

チーム名にじくじらチーム
共創メンバー千船病院/大阪市西淀川区役所/横浜市立大学先端医科学研究センター コミュニケーション・デザイン・センター(YCU-CDC)/大成建設株式会社/からだポータル株式会社
主な活動地域日本 / 大阪
活動テーマこども、子育て、教育、次世代育成 / 健康・医療(ライフサイエンス、ヘルスケア) / 文化・芸術(アート) / 音楽 / 地域活性化 / コミュニティ・まちづくり、住まい /

私たちの共創チャレンジ

 千船病院が取り組む「イネーブリング・シティ」とは幸福(Happy)と健康(Healthy)が両立する世界のことです。この「イネーブリング・シティ」の実現のための活動を行います。そこでは横浜市立大学先端医科学研究センターコミュニケーション・デザイン・センターの武部センター長/特別教授が提唱したイネーブリング・ファクターの概念を使用します。
医療の課題を病院・医療単体で解決するのではなく、地域の関係団体・企業との共創によるhappinessを追求するプロセスを通じて、もしくはその達成されたアウトカムとしてのhealthを促進していきます。happy体験を入口にして、そこからhealthyへの道筋を作っていく手法で、この半世紀の間に変質した脳卒中、心筋梗塞、慢性腎臓病、癌、認知症、未受診妊婦等の疾病構造・社会構造の変化に対応していきます。これは一見医療と関係ないアートやデザイン・音楽など人々がHappyだと思う事象が実は健康に影響を及ぼしており、それを医療に応用します。HappyとHealthyの両立する「イネーブリングシティ西淀川区」を目指します。
 特に、西淀川区内で開催される健康いきいき展、区民祭り、みてアート、区民駅伝大会や福ハッピーフェスタ等のイベントで様々な企業とコラボしイネーブリングな展開を模索します。また、イネーブリングシティウォーク・WEBアプリを用いて西淀川区のヘルスリテラシーがいかに高まったかも検証していきます。

未来への宣言

Happyを感じなからHealthyを高められるまちづくりを目指します。西淀川区を「産み、育て、生活しやすく、幸福・健康になれるまち」を目指します。

きっかけ

疾病構造の変化、社会構造の変化により地域医療構想の達成、地域包括ケアの実現等、医療・介護を取り巻く環境も変化しており、医療機関も変化することが求められています。命を脅かす病から生活を脅かす病へと変質しており、脳卒中や心筋梗塞を始め生活習慣に起因する病への対応が求められていますが、病院として十分なアプローチが取れていません。また、昨今の新型コロナウィルス感染症の蔓延によりがん検診受診が落ち込んでいることや未受診妊婦等の社会的問題へのアプローチも求められています。
 しかしながらこれらの諸課題は、「頭では分かっているけど健康になる生活改善できない」、「情報がないので孤立してしまい医療にたどり着けない」という方も多くいるもの課題となります。SDGsの「誰一人取り残さない」というヒューマン・ウェルビーイングの達成には、医療だけでは限界がある中でデザイン学や文学・音楽やアート、ゲームといったものを組み合わせることで医療の幅を広げ、それにより多様な医療の発展と自然と健康になれるまちづくりの環境をつくっていくことが必要であり、つくりたいと考えています。
 2021年よりhappyを感じる場所として、地域住民や協力団体・企業と福ハッピーフェスタ・キッチンカーイベントを定期的に開催しています。また、西淀川区の関係機関と連携し「がん検診受診キャンペーン」を実施しました。今後はさらに医療の概念にとらわれず共感してもらえる企業・団体と共創しながらHappy/Healthyになる取り組みやイベント・企画を実施していきます。

取組の展開

今後展開したい地域・方法本プロジェクトの趣旨に共感し当院と連携して幸福・健康なまちづくりを考えたい団体・企業との共創によるイネーブリング・シティ化の促進をまずは西淀川区で展開します。そしてその知見を持続的な都市開発モデルとして大阪・全国の他地域への展開を図っていきたいと考えています。
共創を希望する方々デザイン、アート、美容、文学や音楽だけでなく、社会・経済・環境・教育・医療福祉等ありとあらゆる分野での活動と病院が共創することで幸福・健康につながりもっと人が幸せになるのではないかと思っている企業・団体・個人。

大阪・関西万博のテーマとの関わり

西淀川区をHappy/Healthyなまちにすることは「いのちを救う」「いのちに力を与える」「いのちをつなぐ」というテーマに合致していると考えます。

SDGsとの関わり

西淀川区をHappy/Healthyにすることで区民の健康だけでなく多様な幸せのカタチと自己実現を追求できる豊かで公平な住みやすい街になることを目指しているため。

問い合わせ先:千船病院 広報室 chibunekouhou@aijinkai-group.com

このチャレンジの投稿

  • ウェルビーイング西淀川

    「ウェルビーイング西淀川」に参加! ウェルビーイング西淀川とは? 【目的】 ・参加者同士が「民民連携」・「官民連携」により、西淀川区の社会的課題を解決し、「西淀川区民の満足度向上」及び「西淀川区の魅力度向上」に貢献する。 ・新しい西淀川区を創っていく企業・団体等の「ネットワーク」を構築する https://www.city.osaka.lg.jp/nishiyodogawa/page/0000588889.html   このワークショップに千船病院・当プロジェクトも参加! 多くの企業や団体の方が一堂に集まり西淀川区のウェルビーイングを考えました。 企業や団体の持つ強みを紹介しながら、「こんな企業があったんだ!」「こう連携すればいいんじゃないか?」など西淀川区をよくする気づきが多く発見できました。   当プロジェクトの紹介もさせていただき、「イネーブリングシティウォーク 」についてもワークをするブースを設けていただきました。 いろんな方の意見が入るとまた妄想が膨らみます!     いろんな企業と連携しながら西淀川区を 「イネーブリング(幸福と健康が両立したまち)」 そして 「ウェルビーイング」 にしていきます!

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  • 福ハッピーフェスタ クリスマスver!

    福ハッピーフェスタ クリスマスver!!   2022年12月4日(日) 阪神福駅前 千船病院多目的広場で福ハッピーフェスタが開催されました!   今回過去最多の出展数となりワークショップや物販などで多くの企業・団体が出展していただきました。     「絵本の読み聞かせ会(ひよっこ保育園)」や「子供用品」・「有名お菓子」の物販など多くの初出展のブースがあり、多くの方に来ていただけました。 「大和田創作エイサー舞&結」や「西淀川少年少女合唱団」の舞台もあり、大いに盛り上げていただきました。     千船病院が主催するイベントとして「健康」を感じてもらえるブースも設置しており   からだポータルさんによる 体組成計や脳年齢の測定ブレストフォト協会による 乳がん触診モデル体験 他にも「血管年齢測定」「お薬」「食事の当分測定」「子育て相談」など多くの企業が「健康」に関わることを楽しく学べるようになっていました。 楽しいイベントを通して健康を少しでも感じてもらえたと思います。   「ハッピー」と「ヘルシー」が両立するまち「イネーブリングシティ西淀川区」を目指して今後も取り組んでいきます。   千船病院広報室chibunekouhou@aijinkai-group.com

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  • みてアート2022 アートの場に千船病院が参加!!

    みてアート2022〜にしよどがアートのまちになる日〜 2022年11月5日(土)〜6日(日) 西淀川区で「みてアート2022」が開催されました!!   主催/みてアート実行委員会共催/西淀川区地域振興会協力/アトリエヤマダ、大阪市高速電気軌道株式会社、西淀川アートターミナル運営会議、西淀川区役所、西淀川区社会福祉協議会、  西淀川区商店振興協議会、にしよど現代図工室、姫島西商店会助成/大阪市助成事業   みてアートはかつて大気汚染などが深刻化し「公害のまち」とも呼ばれていた西淀川区で、アートをきっかけにみんなで交流するイベントです。       http://miteart.blogspot.com/   千船病院も「ハッピーでヘルシーなまち・イネーブリングシティ」実現のため「アート」と「医療」のコラボは街への貢献になる!ということでブースを設置しました。     ●千船病院のブース ①西淀川イネーブリングシティウォーク  アートを巡りながら歩いてまちづくりにも貢献してもらうため「西淀川イネーブリングシティウォーク ※」を参加者に提案。 アートを巡って歩いてもらうことで健康にもなりさらにまちづくりにも貢献してもらうということを行いました。     ※イネーブリングシティウォーク とは大成建設らが作成したまちづくりアプリを使用したウォーキングです。まち歩きをしながらまちのハッピーHappy/ヘルシーHealthyを探しWEBアプリでマッピングしていきます。そのデータを行政や他業種と共有しながらまちの改善に生かして行こうというものです。また理学療法士、看護師が参加することでまちづくりだけでなく「歩き方講座」や「健康相談」も行えるウォーキングとして展開しています。     ②体力測定 サルコペニア啓発 ブースでは体力測定も実施、握力や歩行スピードなどを測定、身体の状態を確認してもらいました。 そこでは共創メンバーである横浜市立大学先端医科学研究センターコミュニケーションデザインセンター (YCU-CDC)に在籍しているデザイナーさんの協力でサルコペニア啓発チラシを作成してもらい配布しました。   ☆サルコペニア啓発チラシ「さるコペニア」   ↑チラシは裏表印刷の一枚になっておりその場でふくらはぎの太さを測れるようになっています!       ふくらはぎの太さを測ることや体力測定をすることでサルコペニア予防の啓発をおこないました。   今回のブース設置で自身の体力が気になるという方や握力を計りたいというお子さんまで多くの方に健康に関する体験をしてもらいました。   今度も「ハッピーでヘルシーなまち・イネーブリングシティ」の実現のため様々なこととコラボしていきます。   千船病院広報室chibunekouhou@aijinkai-group.com      

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