公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
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共創チャレンジ
2022.10.27
法人
地下埋設工事の事故を減らし、安心で効率的に工事ができる未来へ。 近年、地球温暖化による異常気象・自然災害の観点から、ライフライン(電気・ガス・水道など)の再整備、また未来に向けての再構築の声が高まっています。インフラの多くは、高度経済成長期に今の基礎となる形態を構築し、その多くは老朽化を迎え、再整備の時期を迎えています。ガス、水道はともかく今後、無電柱化に伴う電気の地下埋設による共同管への移行整備・管理が未来のインフラのカギになると考えます。 我々、中小企業も卓越した技術やノウハウでより良い日本、防災国日本の再構築の一躍を担う、お手伝いをしていきたいと考えます。 火山帯に位置する日本、来るべき南海トラフ地震をはじめ、様々な自然災害から人々の生活を守り被害を最小限に抑えるための災害に強いインフラ構築に貢献していきたいと考えています。 具体的には、近年使用されることが多くなっている耐震性の高い樹脂系の水道管の工事施工時に、塩化ビニルを素材としたロケーティングワイヤーを使用することで、掘削工事の際の位置確認が容易になり、地下埋設物の交換工事の安全性の向上、工期の短縮が見込まれます。また、それにより土木工事に関わる人々の働き方改革にも寄与できると考えています。 私たちは、こういった製品開発を通じて土木・インフラ事業に携わる方々と共創し、安心・安全なまちづくり、また持続可能な社会の実現にチャレンジします。
災害に強いまちづくりを目ざします
弊社は、創業60余年の間、3大インフラの一つである電気に関わる事業を行っています。 近年、無電柱化をはじめとする地下埋設事業普及・拡大に関心を寄せています。 また、反対に高度経済成長期に施設された埋設管設備の老朽化に伴う取換え工事は、慢性的な人手不足による工事業界の縮小で、今後のインフラ整備は遅々として進まず、暗い影が立ち込めております。ちなみに、現在、交換を要する水道管だけでも、130年掛かるという試算も出ております。 そこで、埋設管位置を簡単に特定できる地下埋設管探知器ワイヤー(ロケーティングワイヤー)の開発に着手しました。従来のロケーティングワイヤーは、合成ゴム樹脂製でしたが、合成ゴム樹脂の脆弱性を大幅に改善し、耐薬品性・耐水性を活かした塩化ビニルを素材としたロケーティングワイヤー(ロケナビワイヤー)の開発に成功しました。そして、高い導電性を兼ね備えることで、本来の目的である水道管の位置確認が容易になりました。
・暮らしやすい環境を考え実現していく社会へ ・環境を配慮したものづくり ・快適な環境であるために
11番 住み続けられるまちづくりを ライフラインのひとつである「水」を変わらずに使い続けることが出来るような管理を行い、住み続けられるまちづくりを目指します。 12番 つくる責任使う責任 地下埋設物を維持管理を行うためには、それらの位置や状態を把握する事が重要です。 その位置確認を効率的に行うために、各自治体・企業様へ発信していきます。
河陽電線株式会社 小笹史美(こささひとみ)
E-mail:hitomi-kosasa@koyodensen.co.jp
お気軽にメールにて、お問い合わせくださいませ。
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