公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
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共創チャレンジ
2022.09.06
法人
大阪・関西万博を機に、SDGsを達成し「誰一人取り残さない」社会をつくり、大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会」をつくる方策や科学技術が果たす役割を議論する。さらに、SDGs後、2030年以降も継続・発展させることを視野に入れつつ、すべての「いのち」が輝く新しい時代を切り拓くために、2031年以後に目指すべき人類の目標を検討して宣言・アジェンダの形にして「いのち宣言」を世界に発信する。以上をこれから大阪・関西万博会期まで1000日で、いのち会議にて産官学民で議論し、とりまとめて行く。
未来に向けて私たちは何を為すべきか、何ができるかを、ジェンダーや世代、地域や職業、文化や民族など、あらゆる違いを乗り越えて、一人一人が地球の上で生かされている「いのち」という意識に立ってつながり、声を上げ、聞き合い、考え、話し、一つの声として世界に発信する。この取組を進める中で、「誰一人取り残さない」「いのち輝く社会」を実現するための「共創ネットワーク」を構築していく。そのネットワークこそが次代の社会をつくっていく基盤ともしていく。
大阪・関西万博に関連しては、すでにシグニチャーパビリオン、未来社会ショーケースその他の会場における展示の準備がすすむとともに、「TEAM EXPO 2025」プログラムや教育プログラムなど、会期以前の会場外で、「いのち輝く未来社会のデザイン」のためのアイデア創出や行動は行われはじめている。関西SDGsプラットフォームの教育分科会での「関西SDGsユースミーティング」で若者のアイデアを集めており、大学分科会では「万博大学連合イニシアティブ」が設置され、大学の大阪・関西万博への取組・連携の動きを強め、学生の場づくりを実践しはじめている。2022年7月には、大阪・関西万博会期の1000日前となり、産官学民の参加の機運は高まりつつある。若者もふくめた産官学民からさまざまに生まれてきているアイデアや行動にもとづき、大阪・関西万博会期において、今後の社会を支えていくにあたっての決意表明として、いのち宣言という1つの形で世界に発信することとした。
大阪・関西万博のテーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」、サブテーマはSaving Lives(いのちを救う)、Empowering Lives(いのちに力を与える)、Connecting Lives(いのちをつなぐ)であるが、今回の「いのち宣言」「いのち会議」では、「いのちの将来は」「いのち輝くとは」「どうやってすべての人のいのちを輝かせるか」「どうやって誰ひとり取り残さないを実現するか」といった対話・共有・検討を行うことになり、まさに、テーマと一致した場となる。
大阪・関西万博は、SDGs万博であり、「誰ひとり取り残さない」誓いのもとSDGs達成を推進していくことを目指している。「いのち輝く未来社会」を、SDGs達成の先に実現するものと捉える。SDGsを達成するためには、SDGsの個別の課題を解決するための対話・共有・検討が必要であり、また、そうした取組を通じて共助や共生のための仲間・ネットワークが形成していくことが必要である。これを「共創ネットワーク」と呼び、この「共創ネットワーク」と「いのち宣言」を大阪・関西万博のソフトレガシーとし、2030年のSDGs達成とさらに先の「いのち輝く未来社会」につなげていく。
お問い合わせ先:大阪大学 総務部総務課ou-expo2025@ml.office.osaka-u.ac.jp
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