IoTデバイス搭載発電機による温室効果ガスの削減

共創チャレンジ

2022.06.16

法人

チーム名アクティオ
共創メンバーアクティオ
主な活動地域日本
活動テーマ環境、エネルギー / DX(デジタルトランスフォーメーション) / 循環型社会、サーキュラーエコノミー /

私たちの共創チャレンジ

 通常、建設現場で使用する発電機は軽油を燃料としています。軽油に比べて、温室効果ガスの削減効果が高い燃料としてBDF(※)がありますが、対応する機器は少ない状況です。そのため、BDFに対応した専用発電機を建設現場へ普及させることで、建設業界における温室効果ガスの削減活動に取り組みます。
 そして、この専用発電機にIoTデバイスを搭載することにより、アラートや燃料残量等のデータを何時でもどこでも「見える化」します。具体的には、現場だけでなく、事務所でも、機械の使用状況が確認できるので、万が一、誤作動があった場合、すぐにどこで、何が動いているかが分かり、事故の発生や不要な燃料使用を防ぐことができます。また、機械に不具合があればすぐに分かるので、機械の故障を未然に防止し、現場でのトラブルも避けることができます。
 当発電機の普及を通して、地球環境はもちろん、建設現場の安心・安全にも貢献していきたいと思います。
※BDF(Bio Diesel Fuel)とは・・・植物性の食用油を精製した再生燃料
カーボンニュートラル燃料(CO2排出量をカウントしない燃料)として着目されている。
■出典:一般社団法人日本建設機械レンタル協会
    「建設業におけるバイオディーゼル燃料利用ガイドライン」
     P2.本ガイドラインの目的、期待される効果など より

未来への宣言

 建設機械をレンタルするリーディングカンパニーとして、建設現場から排出される温室効果ガスを削減し、
環境を守り地球の未来を守ることを宣言します。

きっかけ

 当社では2018年より温室効果ガスの排出量が少ないBDFを用いた発電機の稼働実験を進めておりました。
従来は燃料の酸化によるコモンレールへの影響により、使用は推奨されていませんでしたが、
蒸留の良い燃料およびメーカー様の協力を得て、専用の発電機を供給していただくことにより、諸問題が解決されました。
また、燃料残量を何時でもどこでも確認できるIoTデバイスを発電機に装着することにより、
生産量の少ないBDFを事前に準備することが出来る等、BDFを使用した専用発電機を安定して提供することができる体制を整えました。

取組の展開

今後展開したい地域・方法 本取り組みを通して、環境・エネルギーで社会的課題の解決、新しい社会価値を創造していきたいと考えており、大阪・関西万博を契機に全国まで展開していきたいと考えております。
共創を希望する方々建設会社様を中心とした、各種建設機械を使用される皆様との共創を希望いたします。

大阪・関西万博のテーマとの関わり

 当社の事業は建築や土木等、人々の生活や産業の基盤づくりを支える営み。
この経験と技術・ノウハウを生かし、「いのち輝く未来社会」の基盤となるような汎用性の高い
インフラ分野でのイノベーションに中心的に取り組んでいきます。

SDGsとの関わり

当社の事業である建設機械レンタル業は、「資源循環型ビジネス」です。
必要な人に、必要な時に貸し出す為、商品(建機)そのものの稼働率が上がり、資産を効率よく運用できる
ビジネスモデルとなっています。
 建設現場に無くてはならない存在である建機から排出される温室効果ガスを少しでも削減し、
地球の環境を守ることが当社の使命であると考えた為、当項目を選択しました。

株式会社アクティオ 関西支店営業管理課

武田 一希

06-4967-1174

takeda-kazuki@aktio.co.jp

このチャレンジの投稿

  • アクティオSDGs体験ワークショップ

    2022年5月28日(土)三重県いなべ市との共同主催として、アクティオ三重いなべテクノパーク(三重県いなべ市)において、いなべ市在住の小学生を対象にSDGsワークショップを開催しました。 当日は小学校高学年の親子約50名に参加いただき、使用済み燃料を再利用した環境負荷軽減を学ぶため、家庭で使用した油を再利用し、発電機を動かすなどの体験をしていただきました。 今回の体験学習では「地球に優しいアクティオの施策」を通じ、いなべ市の子供たちに有意義な学習機会をなるよう体験型のワークショップを実施しました。 アクティオでは今後もこのような体験学習を全国各地でも実施し、「SDGs for School」のパートナー企業として、SDGs目標4:「質の高い教育をみんなに」の実現に取り組んでまいります。

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  • 第4回建設・測量生産性向上店(CSPI-EXPO)に出展

    2022年5月25~27日の3日間、建設・測量業界の次世代を担う建機・重機・アタッチメント・建設DX・i-Constructionなど、進化し続ける業界最先端の製品・技術・サービスが一堂に会する国内唯一の専門展示会「第4回建設・測量生産性向上店(CSPI-EXPO)」が幕張メッセ(千葉市美浜区)において開催されました。 同イベントにはアクティオも出展し、「現場環境の改善」・「業務効率の改善」のコンセプトのもと、IoTデバイス搭載発電機を展示。 3日間で多くのお客様にご来場いただき、当社の最先端のサービスや商品の魅力をアピールする機会となりました。

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