バーチャル街づくり連合

共創チャレンジ

2022.05.27

法人

チーム名バーチャル街づくり連合
共創メンバー高橋 翔(Sho T)、サカキミヤコ、世羅杏朱、宝条 映里、板谷 侑香里
主な活動地域日本 / 東京
活動テーマ科学技術、バイオテクノロジー / 文化・芸術(アート) / エンターテイメント / 地域活性化 / ものづくり、サービス / コミュニティ・まちづくり、住まい / ダイバーシティ、インクルーシブ / ロボット、AI / 働き方改革、健康経営、ワークライフバランス / 金融、Fintech / Society5.0 / DX(デジタルトランスフォーメーション) /

私たちの共創チャレンジ

複数の "参加型のコミュニティ"(DIY/クリエイティブ)が集まる「コミュニティ連合」として、ニューテクノロジー(メタバース・ノーコード・AI・Web3.0など)を活用してリアルとバーチャルを多層的に結びつけていく実験『バーチャル街づくり連合』を行なっていきます。

参考:https://speakerdeck.com/showyingart/batiyarujie-dukurilian-he-gou-xiang-v1-sui-shi-xiu-zheng

<活動>
・毎週火曜日21時〜、様々なコミュニティが横断的に集まる「バーチャル街づくり連合もくもく会」を行っております。
※zoomのブレイクアウトルームに集い、それぞれのコミュニティを行き来する事で関係構築等を図っています。

<実績>
※既に2021年までにそれぞれのコミュニティで、メタバースを活用したアーティストとの連携(メタバース美術館)、企業との連携(14社のメタバース広告)、AIの活用(AIキャラクターを介したコミュニティ活性化)、Miro革命(仮想上に個人個人が本屋を持ち交流等)、NFT実験(アート作品等)、リアル街づくり(熊本や東京)などを実施済み。(各々実績)
→それらのコミュニティが連合となることで、以下の未来を作っていきます。


【どんな未来をつくるのか?】

「リアルに加えて、バーチャルも活かした、多層的な参加型クリエイティブ社会」

アウトプットとしては、これまでに、メタバース文化祭( https://www.youtube.com/watch?v=UFYhAougLBg )など、リアル(現実)だけでは作り出せなかった世界観をバーチャルにも作り出し、そのクリエイトプロセスを通じて、リアルにもインタラクションを起こしていくようなことをしてきました。

例えば、メタバース文化祭に至るまでの過程で「令和市」などの仮想のバーチャル都市を100名+で作り、仮想都市の歴史を紡いできました。現実とは異なる世界線なのですが、ここでの出来事を通して住民の関係性が作られ、それが現実に影響(メタバース文化祭などのアウトプットに繋がる)してきました。
参考: http://futurist.cross-community.net/2022/03/12/multiverse-lifestyle/

未来への宣言

私たちは、以下のフェーズ/計画で、「リアルに加えて、バーチャルも活かした、多層的な参加型クリエイティブ社会」を実現する取り組み「バーチャル街づくり連合」を行なっていきます。

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【フェーズ1】(2022年(前半)〜)
<連合開始フェーズ>
■DIY(参加型クリエイティブ)を行なっている(=事例のある)コミュニティを複数巻き込み、メタバース等を活用した世界創造コンセプトを構想していく。
■「互いのクリエイティブ事例(初期事例)」などをシェアし、「やりたいこと」や「できること」を集合させていく。
■ビジョンやコンセプトなどを発信し、初期の連合コミュニティを集める

<規模感>
・コミュニティ数:10〜
・連携企業数:2〜

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【フェーズ2】(2022年(後半)〜)
<連合膨張フェーズ>
■コミュニティ同士を相互作用させていく実験を増やしていく(ための環境を整備していく → AI等を活用したコミュニケーション活性化等)
■フェーズ1で集合させた初期事例などを元に、「やりたいこと」「できること」をさらに拡張させていく
■連携企業や支援団体等とのアライアンスや共同実験も始める。

<規模感>
・コミュニティ数:50〜
・連携企業数:5〜
・支援団体(財団/機関)数:1〜

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【フェーズ3】(2023年〜)
<連合経済圏フェーズ>
■フェーズ2の実験や相互作用、企業・支援団体等のアライアンス・共同実験をさらに広げ、周辺に新たな職業創出等の経済圏を生み出していく
■経済圏の創出には、Web3.0、NFT、Fintech等も適宜活用する。
■リアル経済圏が人口縮小やコロナ等の背景で縮小する中で、仮想世界経済圏を新たに発生させていき、リアル経済を補完する。

<規模感>
・コミュニティ数:250〜
・連携企業数:50〜
・支援団体(財団/機関)数:10〜

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【フェーズ4】(2025年〜)
<社会変革フェーズ>
■フェーズ3の規模をさらに拡大し、実際にSociety5.0やSDGs等の実現に向けて、ソリューション化していく
■本格的に「世界創造(クリエイティブ力の底上げ)」を文化として、生活として、職業として普及させていく

<規模感>
・コミュニティ数:1250〜
・連携企業数:250〜
・支援団体(財団/機関)数:50〜

きっかけ

これまでに、それぞれのコミュニティで多数のDIY(参加型クリエイティブ)を行なってきました。
それぞれのコミュニティが分散的に「参加型クリエイティブ」を取り組んでおりましたが、「バーチャル街づくり連合」という "リアルだけでなくバーチャルを組み合わせた世界創造" を行なっていく形で連合体となり、より多層的に、コラボレーティブな取り組みを行なっていきたいという背景から、本プロジェクトが開始しました。

2022年1月に始動し、2022年2月時点で以下のコミュニティが連合に参画。今後さらに仲間が拡大していく予定。(2025年には数百コミュニテイ以上)

【既に連合に参画しているコミュニティ(今後増加)】
■ Robloxで世界を創ろう!コミュニティ
 ーメタバースで文化祭・美術館・教育連携などを行なってきたコミュニティ。104名参加。
■ バーチャル自治体「令和市」
 ー架空の市を自由に作り上げていくプロトタイピングシティ。約100名参加。
■ シェア街
 ー住民がリアルまちづくりゲームを楽しむコミュニティ。浅草橋周辺やバーチャルで活動。
■ Futurist(フューチャリスト)コミュニティ
 ー数十年・数百年先の未来を仮説し、異分野統合による思索的アプローチを試みるコミュニティ。45名参加。
■ Miro革命
 ーオンラインボードMiroを活用した社会実験コミュニティ。著書発行予定。
■ タダの箱庭
 ー熊本にあるエコビレッジ「サイハテ」を起点としたコミュニティ。シェアリングエコノミー・パーマカルチャーの先駆者が参加。
■ 驚異の女子会ティラノサウルス
 ー500人の女性起業家の集うコミュニティ。セルフブランディング、プロデュース、ディレクション、クリエーションなどについて学び&キャスティングする。
■ OZONE
 ー仮想の世界の物語を書き、現実の体験に仕立て上げる”体験作家”らが手掛けるスペキュラティブエンターテイメント。

(今後も増加)

取組の展開

今後展開したい地域・方法■ オンラインとリアルを掛け合わせた取り組みを検討している地方自治体等とコラボレーションをしたい
■ 商品(観光 / 教育 / 芸術 / その他)開発や、リアルとバーチャルを含めた移住プログラムの可能性を探ってみたい
■ 関係人口創出(総務省)新しい旅行(観光庁)のプログラムとの親和性を検討したい
共創を希望する方々■ メタバース・AI・Web3.0等の実験やPoCに興味のある企業協賛・スポンサーを紹介してほしい。
■ メタバース技術・オンラインコミュニティツールを開発していて、共同での実証実験をしたい企業や学術機関があれば話を聞いてみたい。
■ オンラインコミュニティを使ってまちづくりをしようとしている団体やコミュニティがあれば連合のメンバーになってほしい。
■ 多様なクリエイター(3DCGグラフィックデザイナーやアバター作成、等)に参画して欲しい

大阪・関西万博のテーマとの関わり

「バーチャル街づくり」による "人々の自由な創造" を連携・融合していくことにより、
■ 「いのち輝く未来社会のデザイン」「People's Living Lab 未来社会の実験場」の体現していきます。
■ オンライン空間という「新たなフロンティア」で、人類の新たな世界創造・社会構築実験を拡張していきます。
■ バーチャルでは、空間・時間的距離、人種・年齢・性別などが関係ない(=意味が薄まる)ため、あらゆる隔たりを超えたつながりと生態系の創出をしていきます。
■ メタバースやAI等を活用し、創造&想像力のサンドボックスを起こしていきます。一人一人の創造&想像力を最大化し、その共鳴から生まれる混沌と秩序の観察をエンターテイメントとしてプロデュースします。

SDGsとの関わり

4. 質の高い教育をみんなに
→既にRoblox(ロブロックス)を活用したメタバース(3D)教育の実験的授業を、小中学生をターゲットにPoCとして実施しています。子供たちが「遊び」を起点にプログラミングまで体験できるため、自発性を引き出せて非常に好評となっています。また、Miroを活用した自発的社会実験なども実施。このような取り組みを、今後より大きな文脈で活かしていくべく、様々な挑戦や協力を呼びかけていきます。

8. 働きがいも、経済成長も
→「得意なことをしていたら、それが仕事にも繋がっていた」という状況を作り出していきたいと考えています。実際に、DIY参加型クリエイティブのコミュニティでは、最初は仕事ではなくても、それがいつの間にか需要を生み出し、仕事になるケースが出てきています。例えば、キャラクターや仮想空間を趣味で作っていたら、それが仕事になったという話や、様々な才能を結びつけていったら、それがプロデュース業に繋がった、などといったケースが実際に出てきています。そのような職業創出にもつながる状況をさらに作り出していきます。

17. パートナーシップで目標を達成しよう
→「バーチャル街づくり連合」は、その名の通り、コミュニティ・企業・団体など、様々なステークホルダーの「連合」であり、取り組み自体がパートナーシップです。ある特定の主体というよりは、「誰もが主体である」というスタンスで、クリエイティブな社会のカタチを模索していきます。

<問合せ>

メール:showying.art■gmail.com(■を@にして送信ください)
Twitter:https://twitter.com/showying_art

<その他>

「いのち輝く未来社会のデザイン」を考える時、まず大事だと思うことは「創造の民主化」です。

現代の私たちは、社会のルールを守り、非常に規律だった環境に生きています。しかし、それは時に、我々を枠の中に閉じ込め、求められなければ / 指示されなければ何もできないといった、クリエイティブ性の欠如(非独立性)を生んでしまう反面もあります。

幸い、テクノロジーは私たちに「創造性」の力を与えてくれています。一昔前は何百人が組織立たなければできなかったことが、一人でもできるようになってきました。 組織だった秩序は美しいですが、それぞれが自由に輝く、全体から見たら「カオスの面」をもう一度取り戻しても、社会が成立するようになってきているのでは、と仮説しています。

そのような仮説から、私たちは、「バーチャル街づくり連合」を立ち上げています。(一人一人が輝いて、それらが連合となって社会が成り立っている) この連合では、「誰もが主体となり」「それぞれに世界を創造し」「それらの世界が連合(共存)していく」未来を考えています。

SDGsは、「有限なリアルの限界」も示しています。 その補完として、バーチャル空間をインタラクティブに活用していければと考えています。 これはSociety5.0の描く「サイバーフィジカル」にも繋がると思っています。

そのため、今回の万博のテーマにも、社会の目指す目標にも、相性の良いチャレンジだと自負しています。