丹波市の木育地域コミュニティ形成に関する産官学連携事業

共創チャレンジ

2022.04.01

法人

チーム名丹(まごごろ)の木プロジェクトチーム
共創メンバー武庫川女子大学社会連携推進室・室長・大坪明、丹波市、株式会社木栄、蛍木工、おもちゃ製作 monoile、大阪市立大学(大阪公立大学)
主な活動地域日本 / 兵庫
活動テーマこども、子育て、教育、次世代育成 / 地域活性化 / 環境、エネルギー / 循環型社会、サーキュラーエコノミー /

私たちの共創チャレンジ

少子高齢化、過疎化が顕著な丹波市で、新しい命の誕生を全市民で祝うというコンセプトのもと、その家庭に木製玩具等を贈るという同市の「ハッピーバース・プレゼント事業」に、玩具のアイデア提案、木製玩具の普及で携わるだけでなく「まちづくり」の観点から木材の活用に関する提案に取り組んでいる。これらの取り組みは、丹波市や地元事業者と一体となって地場産木材を活用したブランディング事業に発展し、学生の提案が新事業に採択されている。地方都市における木育地域コミュニティ・デザインの展開と活発な過疎林産地集落づくりを目指すことで、持続可能な地域づくりのひとつの在り方を提言したい。

未来への宣言

地球環境保全や防災の観点からも山林保全や林業賦活、ひいては林産地集落の持続が我が国の課題の一つとなっている。地方都市における木育地域コミュニティ・デザインの展開と活発な過疎林産地集落づくりを目指すことで、持続可能な地域づくりの在り方を提言したい。

取組の展開

今後展開したい地域・方法提案したアイデアが採用され、現在丹波市の事業者および丹波市との協議を進めながら実現に向けて作業を実施している。今後もこのような取り組みを続けながら大阪市立大学、関西大学佐治スタジオや丹波市の住民の皆さんと協働で木育地域コミュニティ・デザインのあり方を検討していきたい。
共創を希望する方々がりばあ、関西大学佐治スタジオ

大阪・関西万博のテーマとの関わり

過疎地域において新しい命の誕生を全市民で祝うというコンセプトを掲げた「ハッピーバース・プレゼント事業」は、単に丹波産の木材を使用した玩具等の贈呈にとどまらず、地元事業者と一体となって地場産木材を活用したブランディング事業に発展しつつある。さらに取組みの先に目指している、地方都市における木育地域コミュニティ・デザインの展開と活発な過疎林産地集落づくりは、まさに万博のメイン テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」、サブテーマ「いのちを救う、いのちに力を与える、いのちをつなぐ」との関りを有している。

SDGsとの関わり

丹波市の本取り組みは小さな命の誕生をきっかけとして地域コミュニティ、そして地域の命の源である森林をみんなで守り育てるという理念を共有しながら持続可能なまちづくりを目指しています。

鎌田誠史<KAMATA Seishi>
住環境・地域デザイン研究室
TEL
FAX0798-45-9781(直通)(内線:5695
Email
 : s_kamata@mukogawa-u.ac.jp