奈良の鹿の保護活動

共創チャレンジ

2022.04.07

法人

チーム名奈良の鹿愛護会
共創メンバー奈良の鹿愛護会職員一同
主な活動地域日本 / 奈良
活動テーマこども、子育て、教育、次世代育成 / 観光、インバウンド / 生物多様性、自然環境、生物 /

私たちの共創チャレンジ

 奈良時代より千年以上にわたり鹿を大切にし続けてきた歴史の積み重ねが、現在の人と鹿が共生する世界でも珍しい文化を産みました。この文化を守っていくため、我々は鹿の保護活動を行っています。人と鹿が近い距離感で暮らしているため様々のトラブルが起きます。そのため、人には鹿の生態を知っていただくための啓発活動を行っています。鹿に対して、春には母鹿が強い母性本能から人に攻撃的になるため出来るだけ妊娠鹿を保護し鹿苑という保護施設内で出産させます。秋には発情期の雄が角で人や鹿を傷つけないように角きりを行っています。また、交通事故などにより傷ついた鹿や病気の鹿の治療を行うと同時に、人には安全運転に務めていただくようお願いをしております。他にも、公園に落ちているゴミを鹿が誤って食べ胃にビニールゴミがたまってしまう問題や、鹿が原因で人がけがをする人身事故などがあり、公園の清掃やパトロールなど我々は日々活動を続けております。

未来への宣言

 奈良公園が少しでも鹿にとって暮らしやすい環境になるように、また、いつ奈良公園に来ていただいても元気な鹿とふれ合っていただけるように活動していきます。

きっかけ

 明治時代より奈良公園の鹿の保護活動をしてきているが、様々の問題は無くなることなく現在も起きている。これまでの取り組みを踏まえ今後とも継続した活動を続けていく。
明治24年春日神鹿保護会創設  昭和9年財団法人春日神鹿保護会認可  昭和22年財団法人奈良の鹿愛護会設立

取組の展開

今後展開したい地域・方法奈良公園及び周辺地域
共創を希望する方々鹿の保護活動は、想像以上に人も費用も必要です。多くの方に、鹿の生息環境を良くするための取り組みや、鹿の正しい生態を知っていただき、鹿とのトラブルを減らすようにしていただくと共に、我々の活動に御支援をいただきたいと思っております。また、病気やけがの鹿の治療体制も充実させていきたいと考えております。

大阪・関西万博のテーマとの関わり

未来に向けて、「奈良のシカ」(名称「奈良のシカ」として天然記念物に指定されている。)と人との共生社会を発展させていきたいと考えており、いのち輝く未来社会のデザインにあっている。

SDGsとの関わり

鹿について正しく知ってもらうための教育や、鹿の生息環境の保全活動が、人と鹿の共生社会を守るためには大切なため。

問い合わせ先  一般財団法人奈良の鹿愛護会 TEL0742-22-2388 E-mail info@naradeer.com