大正大学×淡路市 地域共創プロジェクト

共創チャレンジ

2022.02.10

法人

チーム名大正大学地域構想研究所淡路支局
共創メンバー北條 規  (大正大学 地域構想研究所 教授)
高柳 直弥 (大正大学 地域創生学部  専任講師)
山中 昌幸 (大正大学 地域構想研究所 淡路支局長)
一般社団法人コンソーシアムすがも花街道
淡路市まちづくり政策課
主な活動地域日本 / 兵庫
活動テーマ健康・医療(ライフサイエンス、ヘルスケア) / 食 / 地域活性化 / コミュニティ・まちづくり、住まい /

私たちの共創チャレンジ

大正大学と淡路市では、学生を主体に淡路島の地域資源を生かした商品開発および大正大学が運営する東京都内のアンテナショップにて商品販売を行う官民学連携プロジェクトを展開しています。具体的には、学生自身が実際に淡路島へ滞在し、現地での気づきを基に独自の目線で地域資源を発掘、淡路市や地域の方々の協力を得て、現地でのリサーチを踏まえアイデアを提案し、商品開発から販売まで一貫して行うものです。
本プロジェクトにより、販路の開拓や、地域ブランドの創出、さらには都市圏における認知度向上からファン創出を目指しています。さらに淡路市の持続可能な地域づくりや、次代の人材育成にも貢献しています。
「TEAM EXPO 2025」プログラムに賛同する方々との共創により、地域の特産品を活用したあらたな地域ブランドの開発や、フードロス問題の解決に向けてのチャレンジを展開していきたいと考えています。

未来への宣言

都市と地方が共生する未来を作ります。 

きっかけ

大正大学地域構想研究所は、地域創生に関する研究の推進および社会実装を通じて 、全国の地方自治体の活性化や持続可能な地域形成に貢献するとともに 、その取り組みの中で学生や自治体職員等を対象とした地域戦略人材の育成に寄与を目指して2014年に設立されました。淡路市とは2018年10月に包括連携協定を結び、これまでに本学地域創生学部の地域実習先になりました。
大正大学地域創生学部の学生たちが現地での地域実習を行う際、自治体から地域の課題の現状と行政の取り組みを紹介してもらいます。その後、自ら地域資源を発掘し、東京の住民のニーズなどを学んでいる学生目線でアイデアを提案し、地元の事業者や企業のリソースを借りて商品開発を行っています。
具体的には淡路島を拠点に、香りを用いた創作を行う香りのアーティスト和泉侃氏の監修によるハーブティーの商品開発を実施。2021年には、フードロス問題へのアプローチとして、学生たちが淡路島の廃棄野菜を活用した野菜スムージーを開発、大正大学のアンテナショップでの販売を実現。
3週間で110杯の売り上げを達成し、アンテナショップで一番の人気を記録しました。参加学生が授業の空き時間などに店舗を運営し、淡路市の魅力や商品開発の経緯を直接顧客へ説明することで活動への共感を得ています。同時にニーズ調査なども実施し、改善点やあらたな開発アイデアを探っています。

取組の展開

今後展開したい地域・方法淡路市を中心に多様な淡路島の事業者との協働を通じで、市場視点×地域視点を持って地域資源を活用した新たな商品開発および東京巣鴨での販売を行い、淡路島の未来づくりへと繋げていきたいです。
共創を希望する方々都市(東京)と地方(淡路市)との共生になるモデル創りと、その取り組みの中での人材育成に興味がある方々

大阪・関西万博のテーマとの関わり

大阪・関西万博のサブテーマである Saving Lives(いのちを救う)がまさに大正大学の建学の理念である「智慧と慈悲の実践」における、慈悲の心とも合致しています。また、本学が存在する東京(都市)と地方との共生になる商品開発を通した活動が、都市も地方も生きとし生けるものを輝かせ、テーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」に繋がる活動になると思っています。

SDGsとの関わり

11.淡路島の地域資源を生かした商品開発および東京での販売を行うことで、販路開拓、地域ブランドの向上、都会のファンづくりができるようになり、淡路市での持続可能な地域づくりになります。一方で、東京の人にとっても特産品などを通して、気軽に豊かな自然を感じ、癒される機会になります。
17.都市と地方のそれぞれの良さを活かして、都市と地方が共生する社会を目指します。

大正大学は1926年に設立され、建学の理念は「智慧と慈悲の実践」です。 慈悲とは仏教用語で、生きとしいけるものに対して平等な気持ちを持つことであり、すべての人々に友情を持ち、他人の苦しみを共有するこころでもあります。また、慈悲は他者を「生かす」ことであり、そのために「生きる力」(智慧)を養っていくことが大切とされています。  国はじまりの島である淡路島からプロジェクトが始まり、今後は大正大学が連携する90近くの自治体とも連携して活動を行っていきたいと思います。

「大正大学×淡路市 地域共創プロジェクト」は、共創パートナーの淡路ラボが生み出すプロジェクトの1つです。 淡路ラボ~Awaji Future Lab~は、「国始まりの島から、共に未来をつくる」をコンセプトとして、淡路島を舞台に、世界とつながり、数え切れないぐらいの協働の動きが生まれ、広がっていくプラットフォームの構築をめざしています。2025年、大阪万博に向けて100のプロジェクトを生み出します。

問い合わせ先 淡路ラボ運営事務局
メールアドレス:info*awajilab.jp 
※迷惑メール防止のため、「@」を「*」に変えています
電話番号:0799-64-7766