
SmartTrashCanでゴミ問題を解決し、豊かな未来社会を創る
共創チャレンジ
2023.04.14



法人
チーム名 | Aladdin |
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共創メンバー | Aladdin Inc. |
現在の活動地域 国/地域 | 日本 |
活動テーマ | ///////////// |
株式会社Aladdinは、「AI × ロボティクス × サーキュラーエコノミー」を軸に、未来の持続可能な都市づくりに貢献するスタートアップです。当社は、廃棄物処理の現場における人手不足、リサイクル率の低迷、環境負荷の増大という課題を、AIとIoTの力で解決することを目指し、「SmartTrashCan(スマートトラッシュカン)」というAI搭載の自動ゴミ分別ロボットを開発しています。
大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」と、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向け、私たちは以下のような具体的な活動を展開いたします。
【1. AIとロボティクスによる資源循環の最適化(SDGs 11, 12, 13)】
世界では毎年20億トン以上の廃棄物が発生し、日本でも自治体や企業にとって廃棄物管理は大きな課題となっています。特に都市部では多言語対応や外国人観光客の増加によって、正しい分別が難しくなり、リサイクル率の低下やコストの増大を招いています。
Aladdinは、画像認識AIとロボティクス技術を用いた「SmartTrashCan」を通じて、ゴミの種類を自動識別し、複数のリサイクルカテゴリにリアルタイムで分類します。これにより、従来の手作業に頼った分別を補完・代替し、分別精度92%以上を実現。自治体や鉄道駅、モールなどにおいて、資源のリサイクル率向上と人件費削減の両立を可能にします。
万博会場では、訪問者の手によって排出されたゴミをAIが正確に分別・記録し、リアルタイムで「サーキュラー可視化ダッシュボード」を展示します。これにより、「個人が分別したアクションが、どれだけ資源として循環に貢献したか」が見える形で示され、環境への意識を高める教育的な場となります。
【2. インクルーシブな資源管理(SDGs 8, 10)】
当社は、地域社会におけるごみ処理の現場の「働き方改革」にも貢献します。高齢化社会が進む中、清掃作業員の担い手不足が深刻化しており、地方自治体にとって大きな課題です。
SmartTrashCanは、従来の清掃業務を軽減・高度化し、ゴミの回収スケジュールをAIが予測・通知することで、最適なタイミングでの清掃が可能となります。これにより、高齢者や外国人、女性など多様な背景を持つ人材も参加しやすい、ごみ処理業務の「スマートジョブ化」を推進します。
また、会場ではこのようなスマートなゴミ回収オペレーションを疑似体験できるデモンストレーションを用意し、誰でも参加可能な新しい公共サービスのあり方を提案します。
【3. 教育・参加型プログラムの実施(SDGs 4, 17)】
私たちは、未来を担う子どもたちや若者が、サステナブルな社会を自分事として考えるための教育的機会も創出します。万博会場では、AIの仕組み、廃棄物分別の重要性、地球環境の問題をわかりやすく伝えるワークショップやクイズ形式のイベントを開催予定です。
また、国内外のスタートアップや研究機関との連携により、「サステナブル都市×AI×教育」をテーマとした共創セッションやピッチイベントも開催し、社会実装に向けた議論の場を作ります。
【4. Uber型リサイクルプラットフォームの構想展示(SDGs 9, 11, 12)】
SmartTrashCanは単体での動作だけでなく、IoTネットワークを通じて複数の拠点で連携し、回収・再資源化・報酬までを一貫管理する「ダイレクトリサイクリング」の基盤となります。
当社はこの仕組みを「Uber型リサイクルモデル」と呼び、資源が一定量溜まると最適なタイミングでリサイクル業者が通知を受け、ピックアップに向かうエコシステムを構築中です。
万博会場では、この構想をARやインタラクティブ展示で体験可能にし、「未来の資源回収インフラ」がどうあるべきかを来場者と共に考える参加型展示を展開します。
【5. 国際展開と共創ネットワーク構築(SDGs 17)】
私たちは現在、大手飲料メーカー様、大手デベロッパー様、渋谷区様との協業や有償PoCを実施しており、これらの実績をもとに、ヨーロッパ(アムステルダム、パリ)やアメリカ(ボストン)での実装に向けた動きも進めています。
大阪・関西万博の機会を活用し、海外からの来訪者や出展者との共創・ネットワーキングを通じて、「グローバル標準のスマート分別プラットフォーム」の提案・発信を行います。
【まとめ】
大阪・関西万博は、「いのちが輝く未来社会」を共に描き、実現するための舞台です。Aladdinは、AIとリアルな物理処理を融合したプロダクトで、資源循環の社会インフラを根本から再定義します。
1人ひとりの行動が、リサイクルを通じて「地球の健康」に貢献する未来へ。
その一歩を、私たちは大阪・関西万博で踏み出します。
ネットワーク: 実証実験を手伝ってくれるパートナーを募集しています。
横に広いフィールドがあると嬉しく、以下のパートナーを探しています。
空港、駅、鉄道、大学、モール、自治体。
大阪をはじめとした日本の大都市:
各自治体で抱えている問題を踏まえながら少しずつ、ゴミ収集業務の代わりとなれるよう、各自治体と協力して展開していきます。
社会課題解決のため、新しい未来について考え、取り組まれている方
ロボット、モビリティー開発のバックグラウンドがある方、電機メーカー、デベロッパー、アミューズメントパーク、大型商業施設関係者
Saving Lives
(いのちを救う)
コロナ禍で感染の危険性がありながらもゴミを収集してくださるエッセンシャルワーカーの方のいのちを救う
Empowering Lives
(いのちに力を与える)
ゴミ収集員の高齢化や減少によって一人当たりのゴミ収集量が増えている現状において収集業務を支援するアンドロイド職員(ロボット)によっていのちに力を与える
Connecting Lives
(いのちをつなぐ)
ゴミ収集員の高齢化や減少によって社会のインフラが不安定になっていく中で持続可能な社会をアンドロイド職員(ロボット)によって提案することでいのちをつなぐ
ゴミ収集業務に限らず、人間の仕事を補助したり代替していくことによって人間のクリエイティブな時間をもっと作り、この取り組みが人々のいのち輝く未来社会に貢献できると確信しています。
私たちの取り組みが日本のSDGsの貢献に寄与できることはさることながら、ゴミ問題は世界でも問題として溢れてくるポテンシャルのある領域であり、日本発信のソーシャルサービスとして世界に飛躍していきたいと考えています。
そして、これらの課題を解決していくファーストステップとしてSociety5.0実現に向けた実証の機会をいただきたいと考えています。
aladdin@aladdin.link
https://aladdin.link