【NPO法人Oneselfが運営する「国際交流シェアハウスやどかり」から始まった留学生への支援】
私たちOneselfが留学生や技能実習生の住環境を支援するために立ちあげたのが「国際交流シェアハウスやどかり」です。神戸にいる留学生や技能実習生に安心で安全な生活をしてもらうことを目的に2015年7月にオープンした約800㎡の大型シェアハウスです。
来日したばかりの留学生や技能実習生は日本の生活ルールやマナーをほとんど知りません。交通機関の利用方法、自転車の乗り方、ごみの捨て方など生活におけるあらゆるサポートを行っています。またシェアハウスには日本人スタッフが24時間常駐しており、体調不良等の急なトラブルにも迅速に対応します。そして、シェアハウスでは定期的に防災訓練を実施。1995年阪神大震災を経験した神戸だからこそ、来日する留学生や技能実習生に対する防災教育は必須だと考え、消防団や消防署、防災教育に取り組む高校や大学とも連携し、防災訓練を行っています。
またシェアハウスとしてはめずらしい旅館業法簡易宿舎業を取得しております。2019年ワールドカップラグビーではアメリカやロシアのサポーターが滞在。留学生がスタジアムまでの交通機関を案内したり、神戸のおすすめスポットを教えたり、生活拠点を海外の方に伝えます。時には母国語で説明をする等「自身のルーツを強み」にしています。日々の生活では体験できない交流も国際交流シェアハウスやどかりの強みです。
コロナ禍の支援として食料品の無償提供や家賃が払えず困っている外国人を対象にシェアハウスの空室を無償提供しています。こういった活動をする中で食料品提供や居室提供をゴールとせず、未来に繋がる支援が必要だと考え、留学生の声を取り入れながら給付型奨学金プログラムを作りました。
シェハウスの屋号である「やどかり」は認知度が高い(Googlemapでは閲覧回数が月に4万件を超えることもあります。)ため、私たちOneselfオリジナルの給付型奨学金プログラムをより多くの方に知ってい頂くために「やどかり給付型奨学金プログラム」としました。
【参考資料】
〈2021年度給付型奨学金スケジュール〉
募集期間5.10~6.11
一次選考:書類選考(小論文及び日本語学校への出席率)
二次選考:地域活動(留学生版トライやるウィーク)期間:8.1~8.31のうち2~3回
三次選考:最終面接 9.18(土)10:00~
地域活動(留学生版トライやるウィーク)全体振り返り:10月5日(火)14:00~
チャリティコンサートにてスピーチ発表11.13(土)13:00~
〈募集要項(抜粋)〉
応募資格
下記の項目にすべて該当する者とします。
ⅰ 「国籍」と「ビザ」
①日本以外の国籍を有する者。
②2022年4月以降の在留資格は『留学』で、日本国内で住所を有する者(居住予定を含む)。
③地域活動への参加及びチャリティーコンサートの参加が可能な者。
④独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)や他の団体から奨学金を受けていない者。
ⅱ 在籍学年・課程
2022年4月時点で日本国内の専門学校及び大学1年、または日本国内の大学院1年に在籍/在籍予定の外国人私費留学生(正規生に限る)。
ⅲ 学業・健康
学業、人物ともに優秀であり、健康である。また、日本語による意思伝達が十分可能であり、国際理解と国際間の友好親善に寄与できる者。
Ⅴ 奨学金と奨学期間
ⅰ 奨学金額及び支給時期
5~20万円/人 ・2021年秋頃
〈一次選考〉
日本語学校出席率証明書の提出・小論文「日本と母国の文化の違いについて」
〈二次選考受入先〉
神戸トヨペット株式会社
株式会社神戸マツダ
ミズノスポーツサービス株式会社(ミズノスポーツサービス神戸和田岬)
兵庫図書館
兵庫区役所まちづくり課・国民健康保険課
〇「留学生版トライやるウィーク」の様子



〈三次選考〉
個人面接…「留学生版トライやるウィーク」での体験を基に質疑応答
〈評価例〉
一次選考
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二次選考
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三次選考
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合計
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支給額
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出席率
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小論文
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地域活動
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面接
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99
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100
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68
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81
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87
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200,000
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論*合計点は一次選考(出席率・小論文)・二次選考・三次選考の平均点
〈支給の流れ〉
大学、専門学校の試験を受け、合格し、入学金支払いが決定したら「奨学金振込依頼書」を郵送かメールで送る。内容を確認し、NPO法人Oneselfは留学生から指定のあった銀行口座へ支給額として提示した金額を送金。留学生は入学金を支払い後「奨学金振込証明書」を提出。
【問い合わせ】特定非営利活動法人Oneself TEL 078-224-5247(担当者:中野)