私たちの共創チャレンジ
奈良シニア大学は、55歳以上の方を対象とする生涯学習事業を行っております。
単に講座を受講するだけではなく、一般教養講座、選択科目講座に加えて、伝統・文化イベントや各種サークル活動等、楽しい活動が盛りだくさんの新たな生涯学習を行っております。
また、大学や民間企業とも連携し、培った経験や知識を伝え、還元できる機会を創出し、シニア世代の方々が、感じ、学ぶだけでなく、それらを社会や次世代に還元するための「知の循環社会」を目指しています。
この様な、独自の生涯教育システムを全国各地に広げることで、文化交流や次世代交流を広げるとともに、超高齢化社会の日本の健康寿命延伸に繋げる活動にチャレンジします。
未来への宣言
少子高齢化は今や避けては通れない日本の共通の課題であり、核家族化が進み世代間交流が減少していることで、私たちが経営理念として掲げている「ノーマライゼーションの理念」が継承されにくくなってきていることも大きな課題として捉えています。
シニア世代から若者世代まで全ての人が共に助け合いながら暮らせる社会の実現のために、生涯教育システムを全国各地に展開することで、各地の歴史、文化交流が図れると共に、世代を超えたすべての国、すべての地域の人々が、誰一人取り残されることなく尊重され、手を携える社会を目指します。
きっかけ
2015年4月に設立した奈良シニア大学は、日本の歴史や文化の発祥の地であり、数多くの史跡や社寺仏閣がある奈良で、シニア世代と地域社会を繋げる生涯教育として奈良県の民間企業では初となる事業を運営しています。
日本の生涯教育の実情は、公的機関の生涯学習活動だけでは高齢化のスピードに対応が追い付かず、民間企業も生涯学習を提供する必要があります。一方で民間企業が実施している生涯学習は公的機関の1割にも満たないというのが現状です。
内閣府は、生活の質向上の為に、「高齢者が安全・安心かつ豊かに暮らせるコミュニティづくり」が必要であると定義しており、生涯学習によって60代で59.5%、70代で63.2%の高齢者が「自分の人生が豊かになっている」という統計も公表しています。
長寿高齢者のセカンドライフにおける生活の質向上には、生涯学習による新たな知識や技術の習得とコミュニティ形成による精神面の充実が必要不可欠となっているのです。
私達は、一人一人のかけがえのない時間を尊重し、いつまでも自分らしく生活が送れるお手伝いができるシニア大学を全国に広げていきたいと考えています。
大阪・関西万博のテーマとの関わり
「いのち輝く未来社会のデザイン」
→世界一の高齢化比率となっている日本の高齢者を健康寿命延伸に繋げ、
いつもでも自分らしく元気に輝き活躍できるよう未来社会のデザインをしていきます。