世界に誇れる環境先進都市・亀岡市を目指す
2018年12月13日、亀岡市と亀岡市議会は、「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」を行いました。
国の天然記念物「アユモドキ」をはじめとする多様な川の生態系を育む「母なる川保津川」から、地球規模の問題となっている海洋プラスチック汚染の解決に向けた取組を進め、2030年までに使い捨てプラスチックごみゼロのまちを目指します。
そして、自然環境の保全と地域経済の活性化に一体的に取り組む『世界に誇れる環境先進都市』を実現のため、さまざまな取組を進めてまいります。
【全国初・唯一】
2020年3月24日亀岡市議会定例会において「亀岡市プラスチック製レジ袋の提供禁止に関する条例」が可決しました。この条例により、2021年1月1日から市内の事業者所での、プラスチック製レジ袋の提供が有償無償を問わず禁止になりました。また代替の紙袋等については、有償での提供となりました。
【目標はマイバッグ持参率100%】
2021年8月末現在のマイバッグ持参率は98%です。この結果に、市民の環境への意識の高まりを感じています。

【現在までの取組】
亀岡市では早くから(2004年頃)このプラスチックごみを身近な問題としてとらえ、保津川下りの船頭さんやNPO、さらに多くの市民のみなさんが、清掃活動を実施していただいています。2012年には全国の内陸部の自治体として初めて「海ごみサミット」を開催、川から海へごみを出さない意識のつながりを国内外に向けて呼びかけました。そして、その後も「保津川の日」の河川清掃イベントをはじめ、海ごみの発生抑制対策に取り組み、2018年12月の「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」の発信へとつながっています。
2019年度は、環境とアートが連携した「KAMEOKA FLY BAG Project」を展開。飛行を終え、廃棄されるパラグライダーの生地からオリジナルなエコバッグを作成するワークショップを通じて、エコバッグの普及啓発を行いました。
【HOZUBAG】
「KAMEOKA FLYBAG Project」をかめおか霧の芸術祭とのコラボレーションにより展開しました。
そして、ファッションブランドTHEATREPRODUCTSによって商品化され、アップサイクルブランドHOZUBAGが誕生しました。
その製作は雇用を呼び、経済の循環も生みました。
HOZUBAGには“水が海から雲になり、やがて雨として山に降り、川を流れて海に着くように、とても当たり前で自然な循環をHOZUBAGがささやかに生み出します”というメッセージが書かれています。環境×経済の好循環を生み出した象徴として全国的に人気を集めています。

【環境ロゴマークの作成】
環境先進都市・亀岡のロゴマ―クを環境先進都市かめおかのシンボルとなるマークを2019年度に実施した「Plastics Smart100人会議」に参加した皆さんと作成しました。
空と太陽、大地と緑、川と海、そのように生きとし生けるものが集まって「ともに生きる」という想いをゼロという文字でデザインが誕生しました。
今後、このマークを活用し市民のみなさんと環境意識の共有を進めながら、全国に向けて、広くメッセージを発信していきます。

【代替紙袋の作成】
条例施行後、事業者の負担軽減、スムーズに移行するため代替の紙袋を共同で作成しました。
持続可能なFSC認証の素材を使用し、メッセージを載せた、「プラカード」のような意味を持たせた袋としています。

京都府亀岡市安町野々神8番地
亀岡市 環境先進都市推進部 環境政策課
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