学びから未来につなぐ「エコna川下り」プロジェクト

共創チャレンジ

2021.12.03

法人

チーム名「エコna川下り」チーム
共創メンバー保津川遊船企業組合
亀岡市 環境先進都市推進部 環境政策課
主な活動地域日本 / 京都
活動テーマこども、子育て、教育、次世代育成 / 生物多様性、自然環境、生物 / 環境、エネルギー /

私たちの共創チャレンジ

 「エコツアー」、「エコラフティング」などの体験型観光ツアーをとおして、次世代を担う子どもたちへの環境学習の機会を提供します。
 川や海のごみの状況を実際に体験することで、海洋プラスチックごみを身近な問題と捉えて持続可能な未来を共創する人材の育成を目指します。

未来への宣言

 次代を担うこども達と共に2030年までに、使い捨てプラスチックごみゼロを目指し、都市と豊かな自然とが共存できる社会を創造します。

きっかけ

 亀岡市の環境への取組は、保津川下りの船頭さんによる清掃活動からはじまりました。2018年12月に市長と議長が共同で「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」を行い。その後2020年3月に全国初となる「亀岡市プラスチック製レジ袋の提供禁止条例」を制定、2021年1月に施行いたしました。これは、市内事業所で有料・無料に関わらず、プラスチック製レジ袋の提供を禁止し、生分解性の紙袋についても有料での提供とするものです。
この環境への取組を広めるため、亀岡の観光資源である保津川下りをしならが、川ごみの現状を知ってもらい環境学習をしてもらう取組を実施し、中学生にも体験型学習を実施しています。また、小学生については、ラフティングをしながら、体験型環境学習ができる取組をおこなっています。

取組の展開

今後展開したい地域・方法全国・全世界


共創を希望する方々趣旨に賛同していただく、自治体や学校、企業など



大阪・関西万博のテーマとの関わり

 子ども達が実際に川ごみの現状を知ることから始まる体験型環境学習は、子ども達の環境への意識に大きな影響を与えています。実際環境学習を受けた子ども達から、その親、家族へと環境への意識広がっていく現状もあり、教育の重要性を改めて感じています。体験型環境学習は大人も子どももいのち輝く未来社会をデザインしていくうえで大変重要な役割を果たすと考えています。

SDGsとの関わり

 持続可能な社会をつくるための教育の機会として体験型環境学習(保津川下り)を実施することにより、環境への意識を変容し、使い捨てプラスチックごみ、海ごみの削減につながり、海の豊かさを守ることにつながると考えます。また、観光資源である保津川下りなどを活用することにより、働き甲斐、経済の活性化につなげて行きたいと考えています。

世界に誇れる環境先進都市・亀岡市を目指す

2018年12月13日、亀岡市と亀岡市議会は、「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」を行いました。
国の天然記念物「アユモドキ」をはじめとする多様な川の生態系を育む「母なる川保津川」から、地球規模の問題となっている海洋プラスチック汚染の解決に向けた取組を進め、2030年までに使い捨てプラスチックごみゼロのまちを目指します。
そして、自然環境の保全と地域経済の活性化に一体的に取り組む『世界に誇れる環境先進都市』を実現のため、さまざまな取組を進めてまいります。

【かめおか保津川エコna川下り】
亀岡市が取り組む「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」の趣旨に基づき、保津川下りを楽しみながら、環境問題の現状を知り、途中下船し実際の漂着ごみ・プラごみの現状を視察する環境体験型の保津川下りツアーを実施しました。



【郷土愛を育むエコラフティング】
保津川でラフティングをしながら、川ゴミの現状を見て、ごみを拾うという体験型の環境学習を実施しました。本年度はモデル校の小学校の児童が体験しました。この取組は、来年度以降全部の市立小学校に広げていきます。

【環境学習―保津川下り体験乗船】                               
市立中学校では、2年生を対象に保津川下り乗船による体験型の環境学習を実施しています。プラスチックごみの現状を知り、環境問題への認識を深め、「自らが取組めることは何か」考え、「自らの行動に繋げられる心」を培うことを目指しています。



子どもたちの未来のために
次代を生きる世代に自然環境を引き継ぐこと、そして、亀岡らしい地域性がまちのにぎわいを創り出し持続可能なまちづくりを進めることは今を生きる私たちの責任です。
亀岡市は、自然環境の保全と地域経済の活性化に一体的に取り組む世界に誇れる「環境先進都市・亀岡市」の実現を目指しています。環境を切り口にした様々な取組が私たちのライフスタイルの変化や新たな経済社会の仕組みづくりにつながり、さらに、そのことが亀岡の地域ブランド力の向上とふるさと亀岡を愛する心を育むことにつながっていく。そのようなまちづくりを進めます。

 

京都府亀岡市安町野々神8番地

亀岡市 環境先進都市推進部 環境政策課

TEL:0771-25-5-23/FAX:0771-22-3809 MAL:kankyo-soumu@city.kameoka.lg.jp