公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
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共創チャレンジ
2021.12.03
法人
世界中の生徒・学生限定、未来の建築物を紙で作り上げるコンペティションイベント・「第1回世界ペーパーアーキテクト大賞」を開催します。 「紙で建築物をつくる」。自分たちが未来を想像したときにどんな社会であってほしいか、その社会に適合している建築物とは何かを、自らの手で創造してほしいと、そして今の大人に対して未来を伝えてほしいとこのイベントを立ち上げています。「紙でつくる」ことの意義として、私たちの身の回りにはさまざまな紙が存在しています。それぞれ一つひとつには役割がありますが、その役割を終えた瞬間捨てられる運命にあります。手に入りやすいから捨てられやすい紙。しかしその捨てられる運命にあった紙を使って未来を創ることで、価値の再構築を、紙という資源を少しでも意識してほしいと思っています。今回は「越前和紙」を装飾に使ってもらいますが、1500年という歴史を持つ「越前和紙」を含めた和紙は世界に類を見ない伝統工芸品です。伝統と歴史を次の世代にも伝え、担ってほしい思いもあります。
今回の建築物テーマは「いのちが輝く建築物」です。未来を描き、創るときに、共創であり、環境に配慮することが必須とされるでしょう。それを一番感じているのは今の学生の皆さんだと思っています。学生の皆さんが描く建築物こそ、未来の社会を提示しているような気がします。それは持続可能なまちの姿になるのではないでしょうか。
今回のイベントを主催するOOKABE Creations株式会社は、全国の建材メーカーや建築家が推薦した建材を紹介するなど、全国の建材を見続けてきました。ものづくりの国らしく、それぞれの建材は一流建築家のお眼鏡に適う最高レベルのものでもあります。しかし、それをメーカー側は企業規模・予算感において全国に伝えることができません。いいものは作っていても知られていないのではその技術はいつか廃れてしまいます。それは巡り巡って日本全国の技術低下にも繋がっていきます。そしてそれらを集めた“ものづくりの粋”こそが建築物であるのに、建築・建設業界も人不足で、本当に未来は作れるのだろうかと危惧しました。そこで、このイベントを通じて一人でも多くの生徒・学生のみなさんに建築・建設の世界の面白さを伝えていければ、と考えたのです。
建築物のテーマとして「いのち輝く建築物」としています。建物は決してそれだけの造形物ではなく、その社会、そして環境とともにあるものになると思います。未来の世界を背負っていく生徒・学生たちが建築物を通じて描く未来は、彼らが主役になったときにその社会に沿った、環境に配慮したものになるのではないでしょうか。学生たちが切磋琢磨し、共創できる社会を、このイベントを通じて作っていきたいと思っています。
共創することで生まれるアイデアで、持続可能な産業、持続可能なまちを創りたいとの願いから選択しました。
このイベントはみんなで作り上げていきたいと思っています。関わる人が増えることが、環境をよくするきっかけになると思っています。世界中の学生が動き始めたとき、本当のSDGsムーヴメントが起きると信じています。SNSなどで国内外に発信していきますが、より海外の方と繋がっていらっしゃる方に海外発信のお手伝いをしていただけるとうれしいです。事務局のメールアドレス wpaa@class1.jp までお問い合わせいただけると幸甚です。
2022.02.02
世界ペーパーアーキテクト大賞
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