公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
©Copyright Japan Association for the 2025 World Exposition, All rights reserved.
共創チャレンジ
2021.11.04
法人
地域脱炭素ロードマップに示される農山村において、地域材の活用による木質バイオマス熱利用を促進することで里山の健全育成に繋げます。 エネルギーの地産地消を図ることで地域経済を循環するとともに、化石燃料使用量を削減することで温暖化の抑止に繋げる取り組みを作ろうとしています。 また、木材利用の取り組みと連携し、山に還元される利益の向上に努めながら建築に使用できない木材まで包括的に活用します。 現在は、奈良・兵庫・大阪・京都の林業・バイオマス関係者様と、観光・環境教育も含め、森林保全に繋がる資源利用の在り方について協議を進め、プロジェクト候補地を検討しているところです。
持続的な森林の維持・管理を行うことで、森林の環境的価値を経済的価値に繋げ、経済成長と環境保全を両立し豊かな森を未来に引き継いでいきます。
木質バイオマスによる地域熱供給は、環境省・林野庁においても森林保全と脱炭素化を促進させる有効な手段として普及が推進されてきましたが、間伐材からの燃料製造コスト、また国内でのバイオマス機器の開発が進んでいないなど、多様な理由でなかなか普及が進んでおりません。 その中でも、関西圏は木質バイオマスボイラーの普及がとりわけ進んでいない地域であり、脱炭素対策を促進させるためには、山に充分な利益を還元しながら燃料コストの低減と、設備導入コストを抑えることで、優良なバイオマス導入事例を構築しようとしたのがきっかけです。
「いのちを育む」現代は、山と人との関りが希薄です。現代人にとって、山は削って開発をする場所、木材を植える畑でしかなく、そこにある命の営みが私たちの生活にどんな恩恵を与えているかを知ることはありません。 このプロジェクトでは、山から得られる恵みを適正な自然サイクルにより活用することで多様な生態系の回復に繋げると共に、私たち自身の暮らしも化石燃料から脱却し、自然と結びついたより豊かな形を提案したいと思っています。
木質バイオマスの適切な利用は森林保全に繋げることが出来ます。そこで得られるエネルギーは脱炭素に貢献します。また、化石燃料削減によって地域の資金が外部に流出することなく、内部で循環する事が可能になり地域経済の活性をもたらします。
篠田株式会社 環境機器部 環境機器課
主任 柳樂行宏
E-mail: ykhr-nagira@gifu-shinoda.co.jp
携帯: 090-7438-7075
SHARE: