音楽を通して人と空間的なコミュニケーションが可能なヒューマノイドDJロボットの開発

共創チャレンジ

2021.11.04

法人

チーム名DJ Robotics
共創メンバー山崎 伶
島田 一雄
小池 郁哉
浅倉 拓也
佐藤 優樹
齋藤 立壽
小島 雄太
渡辺 悠太郎
小山 莉生
林 健太
田中 敦士
藤村 健介
田中 峻介
中島 映介
椎名 野歩也
渡部 大悟
渡部 里佳子
引田 祐樹
Waffle
元吉 大介
主な活動地域日本 / 東京
活動テーマエンターテイメント / 音楽 / ものづくり、サービス / コミュニティ・まちづくり、住まい / ロボット、AI / Society5.0 /

私たちの共創チャレンジ

 私達が実現したい目的は、人とヒト型ロボットが共存する社会であり、ロボットが私たちの身近な場所で活躍できる社会です。そしてロボットと出会えるような機会や体験を提供することを目標に活動しています。
 近年、超高齢社会に伴い介護ロボットの需要が高まっています。その一方で使用者がロボットに対して「怖い」という感情を持つという現状もあります。そのため人と関わるロボットの研究では、それらの動く速度や顔の表情などの動きや見た目に着目することで、人間が抱く恐怖などの軽減を試みています。私たちはこれらの1つの要因として人間とロボットの遭遇機会が少ないためだと考えます。そこで、エンターテインメントを通して人間とロボットが出会える機会を提供することで、「怖い」などといった感情を自然と軽減できるのではないかと考えました。
 その一歩として、クラブミュージックが大好きな私はロボット1台に対し大人数での空間的なコミュニケーション(空気を読むこと)が可能なヒト型DJロボットの開発を行います。
 DJ Robotics は高専OBを中心とした機械、電気、情報、環境工学など専攻分野の異なる大学院生を中心に活動を行い、「ミスミ学生ものづくり支援」、「TSG2020 セミファイナリスト」に選出され、クラウドファンディングプロジェクトCAMPFIREにおいても140万円以上の調達に成功しました。また数々のメディアに取り上げられ、アートと科学技術の橋渡しをする試みのひとつとして注目されています。

未来への宣言

物珍しさを一早くキャッチする若者を筆頭に外国人など、全ての人がアニメに出てくる近未来都市を彷彿とさせるようなエンターテインメントをロボットによってまるで世界を回す様に実現致します。

きっかけ

 内向的な性格であった中学2年時にケニアへボランティアに行き、学校を回り必要物資の調達や、折り紙や習字を小学生に教えていました。現地の方と関わる内に人と接することの楽しさや、人から受ける感謝や笑顔、喜びは、自分自身の喜びであることに気づかされました。そのため将来は起業することで人に感謝され社会に還元できるような仕事をしたいと考えております。
 また、幼いころからものづくりか好きだったので高等専門学校に入学し、本科の卒業研究で電動義手に応用可能なヒト型ロボットハンドの研究を行いました。現在、専攻科でも同様の研究を行っており、研究などを通し改めてものづくりの楽しさを再認識しました。中でも印象的な経験が、本科時代にドラマの撮影の手伝いでピアノを弾くロボットを恩師と作成した事です。実際に放映された後、「ロボットが人のように動いていてとても感動した!」などの大きな反響がありました。私の想像していた「このロボットはすごい技術だ!」などという感想とは全く異なり、とてもショックを受けました。しかし、それと同時に「ロボットは人の心を動かすことができる」ということに気づきました。今まで、ケニアなどの経験から、直接物理的に人の役に立つようなロボットを作りたいという一心でしたが、その出来事をきっかけに人に感動を与えるロボットを作りたいと考える様になりました。
 そこで、これまでの経験により、世界中の人が笑顔になり、感動するロボットを作成したいと考える様になりました。それらを実現させる為、一番の方法は全ての人が共有出来る音楽だと確信しています。ピアノ演奏ロボットでも大勢の方を感動させる事が出来ましたので、更に音楽技術を向上させた、そして一体感のある空間でバイブスとテン上げ出来るDJエンターテイナーとしてのロボットを生み出したいと考えました。ロボットを用いる事で、リモートでも手元を実際に表現する事が出来る為、DJだけではなく、今後は料理や作業など、映像だけでは伝わらない技術を視覚的に分かりやすく提供する事が出来ます。これらはこれらからのアフターコロナでも国や地域を超えてイベントをする事が出来る技術であると考えています。ロボットが単なる物理的な価値だけではなく、人の心を「わくわく」「楽しく」させるような、感動的な価値も生み出す未来を私は実現したいです。

取組の展開

今後展開したい地域・方法全国から世界のライブイベントなどに参加し、パフォーマンスを行う。
共創を希望する方々AIやロボットの技術やノウハウを持つ企業や研究者

大阪・関西万博のテーマとの関わり

私たちは人とロボットが道端で出会うような未来を創造し、エンターテイメントロボットが活躍する世界は、まさに未来社会の実験場といえる。

SDGsとの関わり

ロボットと人が出会う機会を提供することにより、家庭用ロボットがもっと身近な社会になり人々の生活を豊かにするため。

【お問い合わせ先】

DJ Robotics

担当: 斎藤

メールアドレス: info@dj-robot.tokyo