公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
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共創チャレンジ
2021.11.04
法人
日本の伝統文化である能楽。新型コロナウイルス感染拡大の影響により舞台・稽古が行えず、活動自粛を余儀なくされている今、大阪・関西万博に向け、新たな活動をスタート。ものづくりメーカーやWEB制作・広告代理店と協業しながら、能装束のデザインを活かした商品開発や他企業とのコラボレーションを計画中。2025年に向け、関西・日本国内ならず海外にも能楽の魅力を伝え、楽しむ場を提供することができないという課題に、舞台だけではなく、デザインを通じて貢献していきます。 また、能楽ファンのために能楽を楽しむ機会を提供し、国内外問わず広く幅広い世代への認知度の維持・向上を目指します。
万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン(Designing Future Society for Our Lives)」とリンクさせ、能楽や能装束がもつ歴史や芸術性を新時代に合わせてリデザインし、次世代に継承することで、新たな能楽の魅力や可能性を追求していきたいと考えています。
PR動画を制作・配信することで国内外の観客、参加者等の回復・新たな顧客層の開拓を行ってきました。 単に能楽の動画を配信するだけでは、国内外・幅広い年代へ広めることは出来ないと予想されます。 これまで能楽に興味がなかった人に対して認知を獲得するために、フィットネスの専門家とコラボした動画を制作しました。 その他、能装束のデザインを活かしたハンカチの制作やマスクの制作などを進めています。
万博のテーマでもある「いのち輝く未来社会のデザイン」の根底にあるものは他者の考えを自分なりに理解し、そのうえで自らの意見を正しく主張することができる「相互理解」が必要だと考えます。 世界には様々な国があり、民族がいて、宗教があります。そしてその、個別的に多様な形をとっているが故に起こる対立を回避するためには「自らの心のよりどころ」や「芯」があったうえで相手を認められる人間性、社会性を養うことが必要となってきます。 650年の長き伝統を持つ、「能楽」は、その根幹にある「命を考える」というテーマを理解したうえで、今は亡き作者と「対話」し、先人の「想い」を尊重した上で、自らの考えや想いを表現することで「こころの成長」を促す芸能です。 わが国固有の伝統芸能「能」の精神と魅力、そしてその根底にある「対話」や「想い」再発見することで、「相互理解」の架け橋となれることを目指しています。
「心の成長を促す」を大切にした伝統文化であり 相互理解の醸成が4・16に該当します。 それら日本の伝統文化を次世代に伝え WEB制作会社やものづくりメーカーと協業しながら 新たな「コト」を作り出していくーそれが17に繋がります。
■瓦照苑(がしょうえん)とは 瓦照苑は能楽観世流上田拓司を代表とする団体。風光明媚な地、兵庫県・夙川を拠点に、いろいろな世代の方々に能をもっと親しく知って頂くために、様々な活動を行う。「能は、約650年、一度も絶えることなく続いている舞台芸術です。この度のコラボレーションで、人々の心を捉えてきた『能』の魅力を知っていただきたく思います。日本の伝統文化である能に、多くの人々が触れていただきたいと考えております」
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