セルロースナノファイバー(CNF)をもっと身近に!! ~次世代エコ素材商品の普及に向けて~

共創チャレンジ

2021.09.03

法人

チーム名関西CNFプラットフォーム
共創メンバー矢野浩之(京都大学生存圏研究所)/北川和男(京都市産業技術研究所)/横田久幸(京都市産業技術研究所)/近畿経済産業局製造産業課
主な活動地域日本
活動テーマ地域活性化 / 環境、エネルギー / ものづくり、サービス /

私たちの共創チャレンジ

植物繊維の主成分「セルロース」を細かくほぐすことで得られる「セルロースナノファイバー(CNF)」は環境負荷の少ない持続的資源でありながら、軽量・強度・耐熱性等の特性を有する次世代のバイオマス素材。CNFの社会実装に向けて、セミナーや展示会出展、企業マッチング等を実施しています。

未来への宣言

CNFの産業利用を拡げ、社会実装を進めます。我が国に大量に存在する森林資源から生み出されるCNFの活用を拡げることによって、2050年までにCO2排出量実質ゼロを目標とするカーボンニュートラル宣言の実現に貢献します。

きっかけ

CNFは樹脂、ゴム、塗料をはじめ、食品にも応用できる素材であり、全国の関係企業や機関の取組により社会実装が進んでいるところです。当局においても、平成26年からCNFの研究開発をリードする京都大学生存圏研究所、(地独)京都市産業技術研究所と協働してセミナーや展示会出展、CNF原料メーカーとユーザー企業のマッチング等事業段階に応じた総合的支援を実施しており、2025大阪・関西万博に向けてCNFを活用する企業の裾野を更に拡げて活用の量・質の向上を図ることを目的に、CNFに関心のある方を増やし、出会い、そして共に利活用に向けて取り組んでいけたらと考えております。

取組の展開

今後展開したい地域・方法関西を中心に自動車部品や建築材料、家電品、化粧品、食品等、業種を問わずCNFの活用を目指す企業をサポートすることによって、産業利用範囲を拡大し、社会実装を進めていきます。
共創を希望する方々脱炭素社会の実現に向け、CNFを利用した新ビジネス、新商品を生み出すことを検討している企業等とのコラボを期待します。

大阪・関西万博のテーマとの関わり

「バイオ戦略2019」では「2030年に世界最先端のバイオエコノミー社会を実現」が掲げられており、市場領域には「高機能バイオ素材」や「バイオプラスチック」が示されています。バイオエコノミー社会(低炭素社会、循環型社会)の実現に向けて、高度なバイオマス産業を創造する必要があります。その中でCNFは技術分野の進展に大きく関わるものであり、次世代バイオマス素材を用いたエコな部素材・製品の開発という、新たなイノベーションの創出にもつながります。今後一層、社会・産業におけるCNFの役割は重要となってきます。低炭素社会の実現はSDGsにも合致し、まさにいのち輝く未来社会につながると考えています。

SDGsとの関わり

CNFの利用はカーボンニュートラルな循環型社会を実現する戦略材料として、社会全体に広く普及する事により、気候変動の具体的な対策に貢献していると思います。また、石油代替としての植物由来材料の活用は、目標9.4の環境に配慮した技術・産業改善による持続可能性を向上につながります。

■セルロースナノファイバー(CNF)とは■

セルロースナノファイバー(CNF)とは、植物繊維の主成分「セルロース」を細かくほぐすことで得られる素材で、解繊方法により、水系(水分散性)CNFと非水系CNFに大きく分けられます。CNFは環境負荷の少ない持続型資源でありながら、鋼鉄の1/5の軽さで5倍の強度を持つなどの特性を有し、プラスチックやゴムなど様々なものに混ぜる(複合化)ことで新たな機能をもたらす次世代のバイオマス素材として、近年注目されています。

 

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 ■この共創チャレンジへの参加及びお問い合わせ先について ■

 

  参加はページ下部の参加ボタンからは承っておりませんので、

  近畿経済産業局まで一度お問い合わせいただきますようお願いいたします。

 

    近畿経済産業局 産業部 製造産業課

     電話番号:06-6966-6022 

                 メールアドレス:kin-busozai@meti.go.jp 

 

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