海、川の水域から都市を見つめ、環境を一緒に考えましょう
海洋プラスチックの問題は、回収が困難な為に実態の把握も十分とは言えず、見えない問題として、刻々と広がっております。一気に問題解決が見つかれば良いのですが、まずは、生活圏の水辺を見ることで、問題の大きさを確認しませんか?個人で何ができるのか?企業、団体で何ができるのかを考える、そんなきっかけ作りとなるクルーズを実施していきます。
レインボーブリッジ付近を航行するクルーズ船
水上より見る都市は、目線を変えることで、普段では気付かない発見があります
身近な水質の確認
クルーズで航行する場所は、生活圏に接した水域です。私たちの生活する都市の水辺はきれいなのでしょうか?また、何がきれいと呼べる水辺なのでしょうか?景観がきれいでも、匂いは?水質は?浮遊ゴミは?
実際に採水をしながら、私たちの水辺を見てみましょう!
実際に採水を行います
顕微鏡でマイクロプラスチックを発見
採水した水を顕微鏡で確認すると、微生物のほかに、浮遊ゴミや、マイクロプラスチックが見えることがあります。採取する場所や時期、その日の潮位、風向、水温などで変化があるかもしれません。何が身の回りで起きているのかを、クルーズ毎に見つめ考えていきます。
顕微鏡で水を細かく観察します
水中のマイクロプラスチック
自分ができることを考えてみよう
生活圏にある水辺を見ることで問題点が見えてくるはずです。その問題に向けて、何か自分で行動はできないのか?すべき行動はあるのか?を考えて、共有していくことで、水辺環境を考えるきっかけにしていきます。
自分のできることから
東京を起点に全国へ
クルーズを通して気付いた水域環境問題を、自分の行動を変えることで改善することができるかもしれません。しかし、その影響は限られています。身近な友達や家族にこの問題を提議し、気付いた問題点を共有していきましょう。
私たちができることは、東京湾のごく一部だけです。海は全国、全世界につながっているので、この活動の輪を大きくしていくために、さらに船を動かす力や拠点が必要です。この拠点は海だけではなく、川の水が海に注ぎどこまでも広がっていくので、水がある場所すべてです。
東京での活動を起点に、全国のマリーナや船会社に輪を広げていきたいです。
全国の水辺に関わる方、団体、企業の協力をお待ちしております
共創チャレンジお問合せ先
海洋教育事業部 片山 亮(かたやま りょう)
katayama@zeal.ne.jp
03-3454-0432