私たちの共創チャレンジ
世界に一つとして同じものがない貝殻を手に取り、「貝磨き」というアクションを通して、「磨けば光る」「磨くから光る」=意識して行動すれば誰もが輝けることを、一人ひとりの手のひらの中で伝える体験プログラム。同時に、その体験や想いをリレーすることで、個性の異なる他者を尊重し、手を取り合うことの喜びを知り、自然環境との向き合い方を改めて考える機会を多くの人に提供し、「誰もが輝ける未来」を創造する、その一助になれたらと考えております。尚、現在実施している体験プログラムの中には「貝の宝づくり体験」「リレー磨き」「想い入れ磨き」など複数のプログラムがございます。
情報過多な競争社会の中で生きていると、時に自信を失ってしまうようなシーンと遭遇することがありますが、「磨けば光る」「カタチに拘らなくてもいい」と、世界中の誰もが、自分の可能性を疑わず、それぞれの歩調で明日に向かっていける社会が実現できたらと思います。
未来への宣言
時代は変われど、
人が住む世界は、常に優劣をつけたがり、
国と国との戦いはなくならず、
人の命は、時にその犠牲となり、
強い痛みが伴うと反省し、しばしの平穏が訪れ、
その痛みの記憶が薄れる頃に、また同じことを繰り返す。
その負の連鎖を断ち切るには、
地球に暮らすべての人が、与えられた命の意味や
今この時代に生きている運命を考え、
一人ひとり異なる個性を受け入れ、共に心を磨き、
その価値や喜びを共有することが大切であると考えます。
そのような想い、コミュニケーションの地図を描きながら
私たちは「貝磨き」プログラムを主宰し、
一人での多くの方に貝磨きを通して
「磨けば光る」「磨くから光る」ことを実感し、
その光を共有し、リレーすることで
誰もが輝ける未来の輪を広げていきます。
きっかけ
私たちは以前より、THE SECRET BEACHという表現プラットフォームの中で、SEE YOU SEA BROTHERSというユニット名で千葉・館山で「貝磨き」体験プログラムを主宰しており、地域の方の協力を得て活用させていただいている海岸線の地に「貝ひろば」という名の体験スペースを手作りし、活動の拠点としております。そしてこれまでに館山を訪れた全国の小中学生の生徒をはじめ、子どもから大人まで、2万3千人を超える参加者に貝磨きの楽しさや、その先にある発見や学びの機会を提供してきました。メインインストラクターの福田は、親交が深かった伝説的フリーダイバーである故ジャック・マイヨール氏との長年に渡る対話の中で、21世紀の人類にとって大切にすべきこと、伝えるべきことを説かれ、その一つのアクションとして「貝磨き」を始めたという過去を持ちます。今なお貝磨きプログラムを主宰し続けていることは、氏との約束を守り続けていることでもあります。
私たちは、より多くの方に、明日を輝かせるヒントを、「貝磨き(KAIMIGAKI)」を通して発信したいと思い、共創チャレンジへの登録を行いました。
大阪・関西万博のテーマとの関わり
「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマに対し、
私たちがこれまで主宰してきた「磨く」という能動的なアクションは、
昨日より今日、今日より明日をより豊かにするための
その全ての根源になるアクションなのではと考えました。
「気づき」があれば、今すぐにでもはじめられて、
一番身近で、一人でも、多くの人とでも取り組めて、
子供でも大人でも誰もが参加できて、
買い求めるものでなく、流れついた貝殻を手のひらに乗せ、
その一枚の貝殻を磨き、輝かせることで、
自分もまた可能性のある原石であること気づき、
それをまた誰かに伝え、笑顔と輝きの輪を世界中に広げていく。
その連鎖を促すことが、
「いのち輝く未来社会のデザイン」をつくる、
その一つのコンテンツになりうると信じています。
また、SDGsの精神や考え方とも共鳴できるものと考えています。