isee! 運動 ナビタグで未来を変えるプロジェクト

共創チャレンジ

2023.10.13

法人

チーム名ナビタグで未来を変えるプロジェクトチーム OTAGAISAMA(おたがいさま)
現在の活動地域 国/地域日本 兵庫
活動テーマ
■共創チャレンジの内容

社会に数多く存在するバリア(障害、困難)。階段や段差、柱などの構造物だけでなく、わかりいくい表記の看板や社会の理解不足もバリアになり得ます。逆に安全のために設置されたはずの点字ブロックや段差解消装置、信号機があったとしてもその存在に気づかなければ活用することができませんし、誰かにとって必要なものが他の誰かにとってはバリアになっているかもしれません。必要とする人に届かなければ、便利だと考えて設置するだけでは必要十分とは言えないのです。また、これまでバリアと考えられていたものであっても、必要な情報と共に提供されることでバリアではなくなり、便利なものになる可能性があります。
私たちが普及を考えているナビタグ(Navilens(スペイン)、コード化点字ブロック(日本)、shikAI(日本)など)は情報が埋め込まれた「タグ」とそれを読み取るアプリから構成されています。「タグ」は施設の壁、柱や床、屋外では道路に敷設された点字ブロックや信号機等に設置します。アプリを起動してスマホをかざすと「タグ」に埋め込まれた情報をキャッチし、音声や画面表示、振動で必要な情報を知らせます。「タグ」には現在位置の状況や周辺情報など、管理者が必要と考える情報をあらかじめ設定することができるので危険な場所を知らせたり、道案内が可能なだけでなく、観光案内情報や本日のおすすめメニューといった企業や商店が発信したい情報をユーザーに伝えることができます。
これらのナビタグは車いすユーザーや視覚に障害のある人だけでなく、高齢者や子供などすべての人の活動を支援し、さまざまな情報を提供することで安全で安心なまちづくりに寄与します。また、誰もが簡単に使えるようにするために、現在はそれぞれに必要となるアプリをどんな「タグ」でも読み取れる統一アプリの開発を目指すなど、情報がないことで起こりうる障害や困難をなくし、情報障害者を減らすことを目指します。

■展開したい地域

兵庫県神戸市、石川県金沢市、東京都など。 
公共施設や観光施設だけでなく、商業施設や個人商店、公共交通機関、市・県・国道などへの設置を行います。

■共創を希望する方々

公共交通機関、観光施設、商業施設、警察、市・県・国道管理者、企業などすべての人、機関・団体、地域。

■大阪・関西万博テーマとの関わり

Saving Lives「失明」しても失望はさせない。Well Beingな状態を取り戻すために必要な情報を入手や検索できない状態をなくす。                                                      Empowering Lives 見えない、見えにくいことは才能、強み。「できない」を「できる」に。                            
Connecting Lives 過去に学び(1967年日本で発明された点字ブロック)、現在をデザインし(ICTによる情報伝達)、未来を醸成する(インクルーシブな未来社会)。                                                                     私たちが今起こす行動は未来を作る一歩であり、それは人と人が支えあう、笑顔あふれる元気な社会につながります。日本人が持つ相手を思いやるやさしさ、助け合うきずな、それは「おたがいさま」という言葉に込められています。     
その精神は利他であり、徳は自分でなく子孫につながっていくという思想は持続可能な社会の醸成に欠かせません。 日本から「おたがいさま」の気持ちを込めて、大阪万博を通してインクルーシブな新しい社会を発信します。