めぐり、つながるヒトとモノ。 『地域と都市型百貨店が創る新たな循環共生のカタチ』

共創チャレンジ

2024.04.24

法人

チーム名GREENable(グリーナブル)/ ㈱阪急阪神百貨店
共創メンバー㈱阪急阪神百貨店(H2O傘下企業)、真庭市、蒜山自然再生協議会ほか
主な活動地域日本 / 岡山
活動テーマスポーツ / 食 / 文化・芸術(アート) / 観光、インバウンド / 地域活性化 / 生物多様性、自然環境、生物 / 農業、林業、水産業 / 環境、エネルギー / 循環型社会、サーキュラーエコノミー /

私たちの共創チャレンジ

自然豊かな国立公園を舞台に、
「持続可能な人の営みを、自然の中で考える」。

その価値と機会を都市生活者に提供することによって「人と自然が共生する洗練されたライフスタイル」を広げる活動=GREENable(グリーナブル)は、2020年にはじまった㈱阪急阪神百貨店と真庭市の協業で誕生。翌年に国立公園蒜山高原に活動拠点が設けられた取り組みです。

【商品開発】
チーズ製造時の副産物として廃棄されていたホエイをジェラートの原料として生かしたり、蒜山ワイン醸造時に廃棄されていた山ぶどうの搾りかすをバーベキューソースの原材料として活かすなど、自然の恵みを使い切る尊い文化を提供価値とする「GREENable」商品の開発を、市内事業者同士のマッチング実施によって推進中。

【体験アクティビティ開発】
地域の環境保全活動が、少子高齢化などによる担い手の減少で存続の危機にあります。
それらを新しい提供価値が伴う「体験アクティビティ」として観光資源化することで担い手を増やし、 次の時代に継ぐことを目指す取り組みを蒜山自然再生協議会や地域の皆様とともに実施しています。

【地域と都市生活者のつながり】
阪急うめだ本店等でGREENableの開発商品の販売や体験アクティビティのプロモーションイベントを行うことによって「共感の輪」が都市生活者に広がり、地域と都市の間をヒトとモノが循環する新しい関係が作られ始めています。

【共創チャレンジ】
この取り組みを更に加速して地域と共に発展するとともに、真庭市以外の地域にも広げて地域分散化社会を実現し、心豊かで元気な未来を目指します。

未来への宣言

旗艦の地である蒜山高原における活動の「質と量」を磨くと共に、近い将来その活動を真庭市以外の地域に広げて「ヒトと自然が共生するライフスタイルの輪」を強く大きくします。

きっかけ

美しい景観を守り継ぎ、自然の恵みを無駄なく使う尊い文化はあるが、その存続が危ぶまれる「地方」。
一方で、世界水準の感性や培われた価値発信力はあるが、自然共生の取組みにおいてはスケール感や説得力に劣る「都市型百貨店」。
これまでの「産地と小売」という関係ではなく、「同じ理念」のもとでお互いの弱みを自身の強みで補完しあう「新たな共創関係」が生み出した活動GREENableは、真庭市と同じ課題を抱える他の地域でもお役に立てると考えています。この大阪関西万博を新たなパートナーを見つける場にできればと思い共創チャレンジに手を挙げました。

取組の展開

今後展開したい地域・方法阪急阪神百貨店の都市店舗がある大阪・神戸・博多から概ね2時間圏内で、真庭市と同じ課題を抱えている「国立公園・国定公園が所在する地域」
共創を希望する方々今後展開したい地域の自治体様や地域事業者様

大阪・関西万博のテーマとの関わり

「私たちのいのちは、海洋・大地・大気という器に支えられ、互いに繋がりあって成り立っている」。
人々が「人と自然と環境が調和した社会」の一部になるためには、その価値への理解や共感が不可欠。
そのキッカケを提供するGREENable(グリーナブル)は「いのち輝く未来社会のデザイン」に寄与する活動であると考えています。

SDGsとの関わり

「商品・サービス・体験を通じて持続可能なライフスタイルを広げる活動」GREENableは、8つの「基準」をクリアすることが求められています。https://greenable-hiruzen.co.jp/about/
その中でも特に商品の素材や工程における低環境負荷や循環利用、多様な発想や域内連携に必要なパートナーシップは重要な位置づけであるため、これらの3要素を選択しました。

sustainability@h2o-retailing.co.jp