「播博(ばんぱく)」~持続可能な織物産地をめざして~

共創チャレンジ

2024.04.24

法人

チーム名播州織産地博覧会実行委員会
共創メンバー西脇商工会議所、多可町商工会、西脇市、多可町、西脇市観光物産協会、多可町観光交流協会、公益社団法人北播磨地場産業開発機構
主な活動地域日本 / 兵庫
活動テーマ観光、インバウンド / 地域活性化 / ものづくり、サービス / 生活用品、ファッション /

私たちの共創チャレンジ

「播州織産地博覧会(播博 ばんぱく)」は、兵庫県西脇市・多可町を中心とした地場産業「播州織」をテーマにした産地イベントです。イベントの特徴は、播州織の担い手自らが生地を販売し、織物産業全盛期の面影を残す西脇市のまちなかエリアの空き店舗や空き地を利用したまち歩きスタイルであることです。
産業構造の変化に伴い、日本の織物産業は大変厳しい状況にありますが、播州織は国内随一の生地産地として、培ってきたものづくりの技術や気概も持った職人など集積の強みを生かし、持続可能な産地を目指した様々な取組が進んでいます。
地場産業の未来を創造する播州織の進取果敢な取組とともに、産地の持つ魅力を国内外に発信することで、播州織の可能性を高めてまいります。

未来への宣言

・当たり前のように行われてきた産地の丁寧で質の高いものづくりの素晴らしさを広く伝え、次世代に継承していきたいと考えます。
・地域が誇る地場産業「播州織」を核に、地域が育んできたユニークな資源も生かしながら、産地をまるごと楽しんでいただける他では味わえない交流体験イベントを目指します。

きっかけ

播州織の産地である西脇市では、生産数量がピーク時の30分の1以下にまで減少する中、織物産業の再生・振興に向け、従来の素材産業に加え、産地発信で最終製品の創出を手掛ける「西脇ファッション都市構想」が進められています。こうした動きとともに、まちなかへの市役所・市民交流施設の移転にあわせ、地域の宝である播州織を見つめ直し、「織物のまちに、織物の名物市を」との熱い思いを持つ市民有志が、まちなか活性化イベントとして企画し、2018年からスタートしました。コロナ禍での中断はありましたが、同じ産地である多可町とも連携し、事業者とのリアルな交流が楽しめる産直の生地マルシェを中心にイベント内容の充実を図りながら、来場者も徐々に増えてきており、これまでに4回開催しています。地域の魅力を発信する取組が認められ、地域振興に関する表彰(「ふるさとイベント大賞 優秀賞」「産業観光まちづくり大賞 特別賞」)も受賞しています。

取組の展開

今後展開したい地域・方法兵庫県西脇市・多可町
現場でのリアルな交流体験を重視したイベント内容の充実を図り、地場産業と地場産業が築いてきた産地の多様な魅力を国内外に発信していきます。
共創を希望する方々播州織などテキスタイルに関心を持つ企業・団体・個人
私たちの活動に共感・応援していただける方

大阪・関西万博のテーマとの関わり

国内の織物産業は衰退傾向にある中、地域の暮らしを支えてきた播州織の魅力を発信し、多くの人にさまざまな関わりを持っていただくことで、「いのちを高める」共創の場の創出や「いのちを磨く」新たな価値観の創生につなげます。

SDGsとの関わり

地場産業「播州織」の魅力発信を通じて、国内随一の織物産地の維持と持続的な発展を図り、地域経済の活性化・好循環を生み出します。また、生産過程で排出される余剰生地や残糸の再資源化や有効活用を促進し、繊維廃棄物の削減を図ります。

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