私たちの共創チャレンジ
私達は、地域で捨てられる繊維を原料として紙を作ります。現在、繊維から繊維のリサイクル率は17.5%で、紙のリサイクル率は67%にもなります。ですから、繊維から紙にすることで、リサイクルされる可能性が上がることになります。
その紙を地域で使ってもらう市民参加プロジェクトの一例が、お祭り「青森ねぷた」です。フランスでは現在、洋服を廃棄すると法律で罰せられます。日本では捨てずに紙に作りなおして祭りに使うという、世界にまれなる、民間企業による取り組みをしています。来年の大阪・関西万博では、私達のこの取り組みを是非内外の多くの方に見に来て頂き、共に安心して暮らせる地球を創っていきたいと思います。
未来への宣言
CO2削減が地球温暖化防止の大きな具体的な取り組みとなっています。衣服を燃やさず、木材パルプを使わないで、繊維から紙を作ると120kgの紙を作る時に出るCO2を256kgも削減できます。紙は更にリサイクルされ、社会でサーキュラーエコノミーが生まれます。私たちは繊維から紙を作ることにより、できるだけ多くのCO2を削減して「いのち輝く未来社会」をデザインしてまいります。
大阪・関西万博のテーマとの関わり
私たちのチームの取り組みは、地球温暖化防止、ゴミ削減、日本の伝統文化および技術の伝承、地域創生、といった多くの分野にまたがる活動です。それは正に、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」そのものだと考えます。