障がいのある方の雇用によって、地域の活性化と麺づくりにおける技と伝統を継承していく

共創チャレンジ

2024.04.02

法人

チーム名コロニーエンタープライズ
共創メンバーコロニーエンタープライズ
主な活動地域日本 / 長崎
活動テーマ地域活性化 / 働き方改革、健康経営、ワークライフバランス / 人権 /

私たちの共創チャレンジ

コロニーエンタープライズは雲仙地区「LOCAL STATION LIFE(ローカルステーションライフ)」内の就労継続支援事業所です。島原の地場産業・手延べそうめん、ちゃんぽん、うどん、ラーメンを製造しています。社員のほとんどは障がいのある方です。
・障がいのある方が安心して働く事ができ、長く定着できる様支援を行っていく。
・江戸時代初期から約370年続く「島原そうめん」を作っていくことで伝統を守っていく。
・手延べで作られた商品の品質、美味しさを周知するとともに、商品をブランディングしていく。障がいのある人の可能性を拡げていきたい。

未来への宣言

働く障がい者を支援します。そして伝統ある「島原手延べそうめん」の技法を継承し安心安全で高品質な麺づくりを行い世界中に日本の「そうめん」を広めていきたい。
またこの活動により我々のミッションである「生きる誇りへの挑戦」へ挑んでいく。

きっかけ

当法人は、昭和53年にスタートし「普通の場所で、普通の暮らしを」を目指し、障がいのある方たちが地域の中で安心して暮らす事ができる様支援に取り組んできました。その取り組みの中で一般企業への就職にも力を入れてきましたが、どうしても一般就労は難しい利用者の方もいらっしゃいました。それならば「彼らが働ける就労の場を作ろう」というプロジェクトが立ち上がり昭和63年に「コロニーエンタープライズ」が開設しました。活動を続けていくうちに、地域社会への貢献、伝統の継承など様々な相乗効果が出てきたことをきっかけにこれからも活動を広めるべきだと感じ登録致しました。

取組の展開

今後展開したい地域・方法商品のブランディングを進めて行くこと、海外への輸出も積極的に取り組んでいきたいです。
共創を希望する方々新しい取り組みをされている企業や、福祉に理解のある企業、ほかの障がい者施設など一緒に連携して販売していければと思います。

大阪・関西万博のテーマとの関わり

私たちの法人では「生きる誇りへの挑戦」というミッションと「人生は楽しい」というビジョンを掲げ、南高愛隣会10の“愛”ことばというのがあります。その一つに「ご本人に聴こう」という“愛”ことばがあり、利用者さんの気持ちを大事にして支援を行い「人生は楽しい」と感じてもらえる社会を目指しています。
目指す方向性が、「いのち輝く未来社会」に繋がっていくと考えています。

SDGsとの関わり

以前障がい者施設というと、どちらからといえば街から少し離れた寂しい場所にありましたが、「普通の場所で、普通の暮らしを」を目指し、障がいのある方たちが地域の中で安心して暮らす事ができる様支援に取り組んできました。テーマに地域の中で暮らすための支援に取「働きたくても、働き口がない」そんな人たちの支援するため障がいのある人たちを雇い、賃金を支払う。その人たちが得た賃金で好きなもの、欲しかったものを購入し「やりがい」自分たちが作った商品がお店にならび「働き甲斐、誇り」を持ってもらえるような支援を行っております。一方でここ島原半島は人口が急速に減少し過疎化が進んでいる地域です。地元の交通機関、空き家の利用、地元のお店での購入、利用することで地元経済の活性化に繋がっています。また人手不足、高齢化も進み伝統ある「島原手延べそうめん」をつくる後継者がいないという事態になっています。コロニーエンタープライズでは昔ながらの手延べ製法を継承しその技術をここで働く障がいのある方たちが守り、そしてこれからもこの地で伝承していく役目があると思っています。
営業先から「障がい者の人が作っている授産施設でしょう?」「商品は大丈夫?」などの不安要素の意見や、安く交渉されることもありました。きちんと管理された工場で作っていることを証明できるよう食品衛生管理の国際基準HACCPの認証も取得しました。障がいのある人たちでも立派な商品が作れること、一般の人と変わらぬ平等な生活ができることを目指し活動を続けています。

社会福祉法人南高愛隣会 コロニーエンタープライズ

0957-77-2137

colo-ep@airinkai.or.jp

https://www.airinkai.or.jp/colonyenterprise