私たちの共創チャレンジ
SDGs未来都市に認定された熊本県阿蘇郡小国町にあるわいた温泉郷は、豊富な温泉蒸気を活かした地域づくりに取り組んでいます。温泉旅館運営は元より、地元住民で地熱発電会社を運営したり、木材や食品の乾燥に地熱蒸気を活用するなどして、産品の更なる価値化に努めています。
地熱珈琲は、地熱蒸気を使った生豆の50℃洗いと、地熱蒸気で蒸してから焙煎するちょっと変わった珈琲焙煎所です。このように、地熱蒸気の新たな活用法を見出すことと、少子高齢化・過疎化が進む当町で、関係人口・交流人口を増やすため、様々な人たちが集う交流拠点づくりを通して、地域経済活性化へ寄与したいと考えています。
未来への宣言
地域資源(ヒト・コト・モノ)の価値の価値化と、交流人口の増加による地域経済活性
きっかけ
都市部でOLをしていた私は、より豊かな暮らし方を求めて、8年前に小国町に移住してきました。豊かな自然や四季の恵みに囲まれた暮らしは、まさに理想郷であると実感すると同時に、それは、この豊かな自然と地域住民の営みがあってこそであり、異常気象による未曾有の自然災害や、少子高齢化による過疎化など、地域が抱える課題も見えてきました。
100年後も、この地域が地域らしくあるために。
自然が豊かに、ヒトが豊かに暮らし続けられる町づくりを、地域資源と共生していく取り組むべく、2022年4月に、わいた温泉郷の地熱蒸気を使った珈琲焙煎所を開きました。より広範囲に、より多くの方々に阿蘇小国の魅力を知っていただき、関係人口・交流人口の増加につなげたいと思い、共創チャレンジへ登録しました。
大阪・関西万博のテーマとの関わり
地域が地域らしく、ヒトがヒトらしく、豊かに暮らせる持続可能な町づくりの創造が、大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」の実現に繋がると考えます。