SDGsクラフトビール製作「関大ブリュープロジェクト」

共創チャレンジ

2024.03.27

法人

チーム名関西大学万博推進プロジェクト
現在の活動地域 国/地域日本 大阪
活動テーマ
■共創チャレンジの内容

 本プロジェクトは、大学オリジナルビールの開発を通じて、環境保全や地域活性、人や企業とのパートナーシップなどの様々な文脈からSDGsを推進する取組みである。「そだてる」「つくる」「つながる」という3つのアプローチで、学生、教職員、校友、保護者、地域住民、企業・自治体など様々なステークホルダーとの“関わりしろ”を創出する。

 ビールが苦手という方も多いが、食品ロス削減の観点から“規格外果物”を活用してフルーティな味わいに仕立てるなど、飲みやすい味に自由にアレンジできるのがクラフトビールの特長。大学生が中心となって味やラベルデザインなどを企画し、Z世代の視点を取り入れたイマドキビールの開発を目指す。

 また、ビールの原料となるホップ苗を大学キャンパス内で育て、建物外壁にグリーンカーテンを形成させることで、真夏の暑さへのエコ対策も推進。収穫したホップ苗を醸造して出来上がった「関大クラフトビール」を地元商店街や校友行事などで活用し、乾杯イベントを通じて交流ネットワークの拡大につなげる。

 ビール製造が軌道に乗れば、飲酒による事故や未成年飲酒の防止等を目的に、「正しく、楽しむ飲む」という教育・啓発活動を展開する。なお、アルコールが飲めない方には、関大万博部が製作を進める「関大クラフトコーラ」(https://team.expo2025.or.jp/ja/challenge/1577)を活用し、ビールとコーラの両輪によるコミュニケーションツールによって、たくさんの人が繋がれる場を創出する。

■展開したい地域

関西大学のキャンパスを中心に、本学と関わるすべての人々との関わりしろを創出していきたい。
ホップの栽培については、初年度はキャンパス内で実施するが、将来的には全国各地の自治体とも連携し、全国規模で関大クラフトビールを製造していきたい。

■共創を希望する方々

学生・校友・保護者・教職員・地域・企業など、本学に関わるすべての人々

■大阪・関西万博テーマとの関わり

 クラフトビールを単に製造するだけに終わらず、環境保全や地域交流、適正飲酒啓発、校友ネットワークの拡充など様々な意味(文脈)を持たせることが、様々な立場の人々が交じり合う接点をつくることにつながる。これはまさに「共創」の意図するところであり、万博という縁によって人と人がつながるストーリーを体現できる取組みと考えている。

 企画に携わる人それぞれの目的や想いは千差万別であり、「何のためにビールをつくるのか」「どんな未来を描きたいのか」を一人ひとりがしっかり考えることが、誰もが輝ける未来をつくるための一歩である。クラフトビールという一種のコミュニケーションツールが秘める無限の可能性にぜひ期待していただきたい。