食で創る輝くいのち! 〜食は生命の源〜

共創チャレンジ

2021.06.01

法人

チーム名野菜で健康推進部会
共創メンバー丹羽、竹内(食と農の生命科学研究所)、芹澤(シジシージャパン)、中田(野菜で健康研究所)、榊原(榊原農園)、名倉(ボディファクトリー)、西村(三重大学)、宮地、石川(サラダコスモ)、赤尾、鈴木、雷(ベルグリーンワイズ)、竹迫(マルタ)、犬飼(yaotomi)、金井(日本製粉)、山田(秋元食品)、諸岡(松永種苗)、榊原(氷感サプライズ)、小山(ウェルナス)、継田(リーランド)、山谷(ワケンビーテック)
主な活動地域日本 / 東京
活動テーマ健康・医療(ライフサイエンス、ヘルスケア) / 食 / 農業、林業、水産業 /

私たちの共創チャレンジ

目的は「野菜を通じて継続的な人々の健康維持・促進の達成」であり、そのために必要な活動を以下に記します。
1)継続的な質の高い野菜作りを実現するために、土壌構成成分や気候(旬)要素を加味した試験栽培を進めます。2)食材の健康に有用な成分を無駄なく、しかも美味しく摂取するための調理方法及び食べ方の提示、普及活動を進めます。3)生鮮食品の的確な機能性表示ができるよう、販売店様への勉強会及び店頭表示・評価等を進めます。4)消費者自身が的確な食材の選択ができるよう、セミナー、展示、書籍等による情報発信を進めます。5)食がもたらす健康への影響を、抗酸化力などの、成分含量以外の評価による見える化を進めます。6)食品残渣や植物由来廃棄物等を、良質な野菜つくりに再利用できる仕組みの構築を進めます。

未来への宣言

「21世紀型、医食同源」
単なる栄養供給にとどまらず、慢性疾患予防などに繋がるトータルでの野菜の機能性の「見える化」を進め、人々の健康に寄与する「野菜の処方箋」の普及に取り組む。そして、生命を意識した野菜の作り方、運び方、売り方、食べ方等の見直しにより、結果として人々の健康のみならず、地球の健康へと繋がる。

きっかけ

平成27年の食品表示法改正により、機能性表示食品、栄養機能食品表示等のルールに野菜等の生鮮品が含まれたが、その結果それら以外の野菜の機能性(特徴)表示がとても不自由となり、消費者の商品選択における情報収集の妨げとなっている。現在、野菜で推進部会が提案する「小売店等における野菜・果物のPOP表示に関する実証実験」が、内閣官房「新技術等実証計画」に認定され、消費者の健康につながる適切なPOP表示、及び生鮮品販売に関わる人々のリテラシー向上を目指し、活動を進めている。また、単に野菜の消費を増やすだけではなく、野菜作りの土壌、栽培、保存、流通、調理、廃棄(再利用)など総合的に取り組むことが SGDs が掲げる目標の完遂、及び輝くいのちを支えることに繋がると考え、当該共創チャレンジに臨むものとした。

取組の展開

今後展開したい地域・方法健康に良い野菜を作って人々の健康維持に寄与する責任とともに、それら野菜(食物)をきちんと評価して流通、加工、消費を都市部を中心に全国へ波及させ、「食べて健康」(21世紀型、医食同源)を実現させたい。また、可能な限りリサイクルするシステムの構築を通じて、捨てるから使う社会への変革を支援して行きたい。
共創を希望する方々消費者の健康を意識しているスーパーなどの小売店、野菜の質向上に関心があり土壌、環境、食に関連する相手、あるいはクリーンなリサイクルシステムを研究、実証、実装化できる相手を希望する。

大阪・関西万博のテーマとの関わり

救う:
食は生命の源で、その食の中でも我々の体に必要なミネラル、ビタミン、食物繊維の多くは野菜から摂取している。人々の命を支える「食」の質を高めるには、まずは野菜の摂取を増やし、健康寿命の延伸に繋げる。
力を与える:
情報発信・食育活動を通じ、消費者には、健康な未来に必要な行動を自ら考え直し、自信を持って選択してもらう。
つなぐ:
母親の食生活が子供の腸内細菌に影響を与えており、自身の健康が子孫の健康に繋がっていると言われている。質の良い野菜の摂取は、次世代(未来)へ健康社会を繋げるという大きな役割を果たすものと考える。

SDGsとの関わり

野菜の内容、機能、性質、及び摂取効率の良い調理・食べ方の再発見には SDGs 2 と 3 が絡み、人々が栄養不良に陥る状況の回避には持続可能なレジリエントな農業による生産性向上が必要で、質の高い農作物の提供は、健康維持への貢献に繋がる。また、それを実現するためには、環境を意識した次世代農業の知識、及び食育など、SDGs 4 で掲げる、質の高い教育が必須となる。更に、SDGs 12 が掲げるように、健康に良い野菜をつくって人々の健康に寄与する責任とともに、それら野菜(食物)をきちんと消費し、残ったものも可能な限りリサイクルするシステムが必要と考える。

外部からの問い合わせの窓口 榊原伸泰(榊原農園) mail:sakakibara-farm@hotmail.co.jp