ネイティブテキスタイル産地プロジェクト

共創チャレンジ

2024.03.27

法人

チーム名久留米絣組合連合会(久留米絣協同組合と久留米絣縞卸商協同組合:作り手と売り手の連合体)
共創メンバー久留米絣協同組合 組合員 
久留米絣縞卸商協同組合 組合員
主な活動地域日本 / 福岡
活動テーマ文化・芸術(アート) / 観光、インバウンド / 地域活性化 / 工芸 / ものづくり、サービス / 生活用品、ファッション / 環境、エネルギー / 働き方改革、健康経営、ワークライフバランス /

私たちの共創チャレンジ

久留米絣ならではの価値を磨くために、久留米絣産地は「ネイティブテキスタイル」というビジョンを掲げ、広域で未来に向けて歩み出します。
江戸時代に始まり200有余年続いてきた歴史と技術を、現代生活に合わせて更新し、未来の担い手に渡すべく6つの行動指針を元に中長期計画で活動していきます。

●1つ 目 は「 産 地 経営」
組 合・行 政一 体となって経 営 視 点で 産 地を 運 営します
●2つ目は「 環 境 」
S D G sを 踏まえな がらサスティナブル な 生 産・ブランド 開 発 を行 います
●3つ目は「 交 易 」
世 界 の 絣 産 地 、そして他産 業とも交 流・交易を行 います 。
●4つ目は「 技 術 」
くくりを自動 化したように 、時 代 に合 わ せ て 技 術 革 新 を 行 います
●5つ目は「 働き方」
布を 織るだけ でなく生 活 環 境・労 働 環 境を良くしていきます
●6つ目は「 歴 史 」
2 0 0 有余 年 の 歴 史・デ ザインを見つ め 直し未来へつなぎます

未来への宣言

つくれば売れていく需要過多の時代は生産→消費→廃棄のフローが短期間で繰り返されてきた。
久留米絣の価値を今一度見つめ直し、ビジョンを掲げ活動していく事によって、使い手に対して価値が伝わりモノに対する愛着が生まれる。生産→消費→廃棄といった一連のフローが長い時間をかけて経過するだけでなく、消費→廃棄ではなく消費→再資源化→生産のフローいわゆる循環型の未来が生まれる。

取組の展開

今後展開したい地域・方法久留米絣は1800年に井上伝が発明し、200有余年続いてきました。久留米絣はもともと手作業 で行っていた「くくり」の工程を自動化し、地方問屋が都市部へ売り伝え 、今までつないできました 。私たちはこの歴史と技術を現代生活に合わせて更新し、未来の担い手に渡すべく文化的な価値を高めていきます。
共創を希望する方々・ビジョンを確実に進める為の総合プロデューサー、デザイナー
・活動を広く広報する為のメディア媒体
・交易の為の他産地組合・団体・企業
・技術革新の為に専門大学との協業

大阪・関西万博のテーマとの関わり

俯瞰で伝統的工芸品の産地を見るとマーケット縮小の流れが続く。然し乍ら未だに日本のみならず世界的に見ても強固な産地である久留米絣が残り続けてきた要因は、手織に代表される(文化的価値)を持った個人事業者や機械織に代表される中量生産(産業的価値)の法人事業者が共存する多様性であり、様々なニーズに対応してきたからと考える。今後は産地の魅力である多様性の強みを活かし関わる一人一人が考え、時には共創しながら持続可能な社会づくりを目指すことで「いのち輝く未来社会のデザイン」の実現に近づくと考える。

SDGsとの関わり

8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤を作ろう
・ブルーカラーである製造現場は中々、製造原価を見直すことが出来なかった。行動指針である経営を見直し、テーマ性を持った産地ブランドを目指し、適正な利益率向上を目指す事で経済成長に繋がるだけでなく労働環境の改善にも繋がる。
・行動指針である技術革新により生産性の向上が見込め安定的な供給基盤が確立する。
11.住み続けられるまちづくりを
日本の伝統的工芸品・重要無形文化財である貴重な久留米絣を守り、保っていく為の努力を強化する。
追記:12.つくる責任と使う責任
製造工程の中で捨てられていた括り糸や残糸にも再び価値を見出し、アップサイクルを強化する事でつくる側の責任を果たす。

お問い合わせ先はHPよりご確認ください。
久留米絣協同組合|重要無形文化財「久留米かすり」の歴史と伝統 (kurumekasuri.jp)