大阪湾MOBAリンク構想の実現に向けて

共創チャレンジ

2024.03.13

法人

チーム名大阪湾ブルーカーボン生態系アライアンス(MOBA: Members of the Osaka bay Blue carbon ecosystem Alliance)
現在の活動地域 国/地域日本 大阪
活動テーマ
■共創チャレンジの内容

 ブルーカーボン生態系(藻場・干潟等)は、二酸化炭素の新たな吸収源となるほか、溶存酸素の供給等による水質改善、魚類等の産卵と生育の場の創出による生物多様性の向上など、多面的な機能を有しており、カーボン・ニュートラルの実現やネイチャーポジティブに貢献するものとして世界的に注目されています。
 しかしながら、大阪湾においては、湾奥部は開発や港湾整備によって人工護岸に囲まれておりほとんど存在せず、湾の南部や西部は減少傾向にあります。また、藻場の創出等の取組みは海面下にあり直接見られないため、民間企業や住民等への普及啓発や理解促進のために分かりやすく情報発信する必要があります。
 このため、大阪湾の沿岸をブルーカーボン生態系の回廊でつなぐ「大阪湾MOBAリンク構想」の実現をめざし、創出の「担い手」となる民間企業や地域、環境団体等のほか、創出の支援者として研究機関や有識者、藻場の創出技術や調査技術を有する企業、護岸を管理する沿岸自治体等が協力しあって、大阪湾における藻場等の保全・再生・創出やその成果などをわかりやすく情報発信します。

「大阪湾MOBAリンク構想」
 大阪湾におけるブルーカーボン生態系(藻場・干潟)について、ミッシングリンクとなっている湾奥部(貝塚市~神戸市東部)における創出や、湾南部や西部における保全・再生を大阪・関西万博を契機として、民間企業や地域団体等と連携して加速化することにより、大阪湾沿岸を回廊(コリドー)でつなぐ構想

■展開したい地域

 大阪湾ブルーカーボン生態系アライアンス(MOBA)における藻場・干潟等の保全・再生・創出の取組みを万博の機会を捉えて情報発信を行うことで、全国の藻場創出に貢献したい。

■共創を希望する方々

「大阪湾MOBAリンク構想」に賛同し、大阪湾における藻場等の創出意欲のある民間企業、団体、漁業者、大学、自治体等

■大阪・関西万博テーマとの関わり

 ブルーカーボン生態系(藻場・干潟等)は二酸化炭素の吸収・貯留のほか、水質改善や生物多様性保全などの多面的な価値を有しており、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げる大阪・関西万博と本チャレンジの関係性は深いと考えています