食卓で、思いを分かち合おう!

共創チャレンジ

2024.03.04

法人

チーム名金沢大学融合学域先導学類
現在の活動地域 国/地域日本 石川
活動テーマ
■共創チャレンジの内容

企業は日本人社員と高度外国人材の交流を奨励しますが、私たちが調査したなかでは、実情は社内コミュニケーションが不足し、高度外国人材が孤立感を抱くケースが見られました。
企業のトップは比較的そうした外国人材を気にかけ、声かけや交流機会を設けるなどしているにも関わらずです。
どうすれば、高度外国人材を孤立させず、社内で互いに積極的なコミュニケーションを取ったり、サポートし合えるようになるかを検討したなか、日本人社員に対して、自分は確かに会社の一員であるとか、会社は自分を認めてくれている、役に立っていると感じさせる取り組みを行うことが、実は、日本人社員の高度外国人材への受け入れ態度が改善され、円滑なコミュニケーションが社内で図られるための、初めの一歩となるとの結論に至りました。

そこで、食卓で思いを分かち合うプロジェクトに取り組みます。具体的な活動としては、社員食堂のメニュー名を「〇〇さん、◯◯成功しますようにラーメン」や「〇〇さん何々達成(仕事・趣味とか)おめでとうかつ丼!」等にして、社員同士がオープンに会話できるような土台をつくります。

■展開したい地域

金沢大学は石川県金沢市に位置しております。したがってまずは石川県を中心に活動していきたいと思っておりますが、一方で想いとしては地域を限定せずに行いたいとも考えております。

■共創を希望する方々

高度外国人材とのコミュニケーションをより密接なものにすることで、雇用の定着、多様性のある職場環境を実現したいと考えておられる組織、または組織の構成員の方との共創を希望いたします。

■大阪・関西万博テーマとの関わり

大阪・関西万博の「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマには、一人ひとりがどのようにして生きていきたいのかを考え、それを実現することできるような環境を国際社会が共創することで具現化することが必要であるというメッセージが込められています。日本社会において高度外国人材と呼ばれる人々は、社会に貢献するために十分な能力を保有しているにも関わらず、多くの場合には同等の能力を保有している日本国籍の人々との待遇に差があることが現状です。
今回の私たちのプロジェクトにおいては、そのような人々も「どのようにして生きていきたいのか」を考え実現することできるような環境を創って参ります。