私たちの共創チャレンジ
専修学校クラーク高等学院天王寺校とイッポラボ合同会社は、スマホ育児問題の解決に向けた安心安全な木製知育玩具を共同で開発しました。3つの知育玩具を開発し、一般のご家庭や保育施設など、広くご利用いただいています。
主に開発に当たったのは、クラーク天王寺校総合進学コースで課題解決型学習に取り組む在校生です。イッポラボは、アイデア出しから商品開発までの伴走支援と、実際に玩具を製造する際のメーカーとのやりとりを担当しました。
高校生が生み出した木製玩具を子育てママ・パパ、子どもたちに使っていただくことで、幼児の目線をスマホ画面から知育教材へ導き、親子コミュニケーションが増えることを目指します。
未来への宣言
子どもたちの発達や、より良い親子コミュニケーションに貢献出来る玩具作りを行います。
商品を作る時には、地球環境に良い素材を積極的に選択します。
きっかけ
クラーク天王寺校とイッポラボが連携することになったのは、クラーク天王寺校が2022年10月に開催したイベント「SDGsマルシェ」にイッポラボがブース出展したことがきっかけです。
イッポラボは「自信が持てる子どもを育成する」を企業ミッションとし、親子コミュニケーションが生まれる教材や木製玩具を開発・販売してきました。SDGsマルシェにおいては自社商品を展示し、クラーク天王寺校の生徒とイベント来場者が一緒に遊べる空間作りを行いました。クラーク天王寺校の生徒はこのイベントを通じてイッポラボの企業ミッションや商品に触れることとなりました。
クラーク天王寺校総合進学コースでは、生徒は1年次に学びの基礎を固め、2・3年次には探究型のPBL(Project Based Learning、問題解決型学習)をベースに、より深く創造的な学びへと進んでいきます。ICT知識とビジネス知識をもとに、激しく変化する未来社会において必要となる、思考力・判断力・表現力を身につけます。今回の連携においては、教育やマーケティングなどに関心を持つ生徒がこれまでの学びを活かしながら、具体的な成果物を生み出すために、商品作りにチャレンジすることになりました。
2022年11月に初めての全体ミーティングを行い、「どのような商品を作っていくのか」を話し合うことから始めました。イッポラボはこれまでの商品開発の経験から、マーケティングの必要性やお客様(モニター)の声を聞くことの重要性などを共有し、試作品作りから本製造までの役割を担いました。クラーク天王寺校の生徒は商品のコンセプト作りや、試作品を保育園児に遊んでもらうモニター調査などを行い、商品設計に取り組んできました。度重なるミーティングの結果、社会問題となっている「スマホ育児」問題の解決に貢献できる玩具が完成しました。
現在は、それらの玩具をいかに子どもたちが楽しめ、長く遊んでもらえるかのアイデア出しをしています。生み出した玩具が、子どもたちの健やかな成長に貢献することを願っています。
大阪・関西万博のテーマとの関わり
木製玩具で親子そろって一緒に遊ぶことで、より良い親子関係を築くきっかけとなり、健康的な生活が送れるようになります。
本件に関するお問い合わせ先
イッポラボ合同会社(担当 田中)info@ippolab.co.jp
専修学校 クラーク高等学院天王寺校(担当 前原)k.maehara@clark.ed.jp