まちにプレーパークを作ろう!

共創チャレンジ

2024.02.15

法人

チーム名まちにプレーパークを作ろう!プロジェクト
共創メンバー
まちにプレーパークを作ろう!プロジェクト
現在の活動地域 国/地域日本 大阪
活動テーマ
■共創チャレンジの内容

「都会の真ん中でも、子どもたちが自由にのびのびと遊べる居場所を作りたい!」という想いから、自分達のまちに常設のプレーパークを設立することを目指し、公園などで出張型のプレーパーク(冒険遊び場)を開催しています。

プレーパーク(冒険遊び場)とは、「子どもは遊ぶことで自ら育つ」という子ども観に基づく屋外の遊び場。
1943年、デンマークのエンドラップ廃材遊び場が発祥です。
子ども自身の「やってみたい!」気持ちを大切に、できる限り禁止事項を無くしています。
大人が用意したプログラムや既成の遊具ではなく、子どもの手でつくりかえることのできる遊びが展開されるのが特徴です。
例えば、泥だらけになって遊んだり、木の実や葉っぱでままごとをしたり、木と工具を使って秘密基地を作ったり、火を起こしてアルミを溶かし、自分でおもちゃを作ったり。
子どもたちが自分の意思で来れるように無料で開催しており、全国400ヵ所以上に広がっています。

しかし、大阪市内には常設のプレーパークが「にしなりジャガピーパーク」一つしかありません。
そこで、常設型のプレーパーク開設を目標に、東住吉区・阿倍野区周辺、中央区周辺、西区周辺の子育て世代が自らの手で出張プレーパークを開催しています。

今ある公園も、段ボールや木材などの廃材や、自然の中にある素材や絵の具、道具、工具などを用意するだけで、プレーパークになります。
公園という公共の場を使うにあたり、行政や町会、社会福祉協議会との連携や、地元の企業からも廃材を提供していただき、捨てられるはずの廃材も子どもたちの手により輝きを取り戻しています。
自由な遊び場の必要性を感じる大人たちが協力し合えば、どこでも誰でも始めることができる活動です。

あなたも自分のまちでプレーパークを始めませんか?

■展開したい地域

・現在展開している地域
大阪市内(東住吉区・阿倍野区、中央区、西区)

・今後展開したい地域
プレーパークのことをより多くの人に知ってもらうことで「自分のまちにもプレーパークをつくりたい!」と思う人・団体が増え、「子どもの自由で豊かな遊び」を許容できる地域社会が日本各地に広がっていってほしいと考えています。

・方法
私達は、ボランティア団体として、プレーパークを不定期に開催しています。
公園の一角に、段ボールや、自然素材、ままごと道具、昔遊び道具などを持ち込み、子どもたちが「やってみたい!」と思ったことに寄り添い、極力禁止事項を少なくしています。その代わり、大きな危険がないよう遊び場を見守る大人の目を置くようにしています。
用意するものは、簡単に手に入るものであり、大掛かりなものはありません。
子どもたちは、水や土、落ちているゴミや廃材で遊び始めてしまうほど、遊びを見つけだす才能があります。
むしろ、何でも遊びに変化させる子どもたちに「自由になんでもやっていいよ」と言える場所をつくりだすことが大変難しいと感じています。
遊び場をつくりだすために、大阪市の公園活用事業(パークファン)を利用したり、公園管理者、地域住民、関係機関との話し合い・連携により「子どもたちが自由に遊べる環境」の枠を少しずつひろげれるよう、各団体で試行錯誤しながら、プレーパークの開催場所を開拓し、運営しています。

プレーパークは、経済状況によらず誰でも来られる場を目指しており、遊び場の利用は無料です。
しかし、豊かな遊びの実践には、遊びの導入用の材料や救急用品、保険への加入が必要となり、運営費用が発生します。

これらのことを継続的に行っていくために、行政、公園管理関係者、地域の企業・団体、地域住民とのパートナーシップにより実現することが望まれます。

■共創を希望する方々

プレーパークや冒険遊び場を実践されている方
プレーパークや冒険遊び場、子どもの自由な遊びに共感してくださる方
子どもの自由な遊びのきっかけとなるような材料や資材や資金、場所を提供してくださる方
地域を活性化したい方

個人、団体、企業、行政、どなたも大歓迎です!

■大阪・関西万博テーマとの関わり

遊んでいる時の子どもたちのキラキラした笑顔や真剣な眼差しこそ「いのちかがやく」瞬間です。
「遊ぶ」という行為は、人を成長させ、文明を発展させてきました。
それは、子どもが大人へと育つ過程で必要不可欠なプロセスであり、昔も今も変わりません。
私たちは、未来に向けて日々変わりゆく社会の中で、昔から変わらずにあり続ける「遊ぶこと(やってみたいと思うことに挑戦・没頭できる環境)」を子どもたちに保障できる未来社会にしていきたいと思います。
子どもたちの自由で豊かな遊びを大切にするプレーパークの活動は「いのちかがやく未来社会のデザイン」に深く関わるものだと考えています。