公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
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共創チャレンジ
2024.01.22
法人
人口減少社会において、人口最少県の鳥取県の商工団体が、サイクルツーリズム推進を軸とした誘客促進を図ることで地域及び地域経済の衰退を防ぎ持続へ貢献するとともに、自転車の普及と活用促進により、SDGsの観点からも世界的な課題である、環境・エネルギー・健康・自然や歴史の保護などへ対応したまちづくりに寄与する。
鳥取県西部から、国・県・市町村や関係機関及び団体に働きかけ連携し、環境と健康と持続可能な交通手段に配慮したサイクルツーリズムの推進と、社会における自転車利活用の普及に努め、地域創生と新たなまちづくりに寄与します
「商工会」は地域の商工業者が集まり組織した経済団体ですが、管内地域において加速化する人口減少・少子高齢化による、域内事業者の経営環境の悪化、経済の衰退、消費力低下・労働力の減少等の地域課題があります。特に人口最少県である鳥取県においてこの課題に中長期的に対応するため、地域資源であり、当地のランドマークでもある国立公園「大山(だいせん)」を御旗に地域をブランド化、「大山時間」と称し、資源等地域の魅力を掘り起こし域外に発信し、「サイクルツーリズム」による誘客を促進することで当地域に活気を生むことを目的とした事業に取り組んでいます。 具体的には、サイクリングで当地の魅力を満喫していただける環境を作るため、魅力的なサイクルツアーの造成、プロツアーガイドの養成、受け皿となる地域事業者との理念共有等を図ってきました。 また、鳥取県全体での「サイクルツーリズム」による誘客の確立を目指し、説明会やシンポジウム等の自主開催を通じ、商工会だけでなく、国交省や環境庁、県・市町村や議会、サイクル関係団体等にも働きかけ、コロナ禍における自転車利用による観光客誘客とまちづくり(自転車利用環境整備)への理念共有、持続的発展等を提言した結果、「鳥取県サイクルツーリズム推進・連携協議会」や「鳥取県西部サイクリングルート整備検討会」の設立に貢献してきました。 今後は、サイクリストの聖地の証でもあるナショナルサイクルルート指定に向け、域内外で連携し、受け皿づくりを進め、地域事業者の持続的発展の実現とともに、この取り組みから波及させ、経済的側面だけでなく、環境・エネルギー・健康・自然や歴史の保護といった観点からも有効である自転車利活用による地方創生と新たなまちづくりに寄与していきます。
地方にも“いのち”と“未来”は存在しています 人口減少がその“いのち”と“未来”を脅かしていますが、「大山時間」の取り組みが、いのち輝く鳥取県の持続可能な未来社会の創造の一翼を担うと考えています 環境破壊・自然保護・エネルギー問題・健康維持等は地球規模の課題ですが、自転車の利活用による地方創生と新たなまちづくりは、地方が直面している課題と環境への配慮をはじめとした世界的な諸課題の両方に対応するものであり、地域住民はもとより、“いのち”の尊重と存続に貢献するものです
・自転車利活用推進のまちづくりが、環境、エネルギー、自然保護、健康等の諸課題に対応し、将来的にこれらに優しいまちに生まれ変わる ・自転車利活用推進が、鳥取県への誘客を促進し人口減少対策となり、地方における経済の衰退に歯止めをかけ地方の維持・発展に寄与する ・自転車利活用推進が、当地の新たな価値とニーズを生み、魅力と活気あふれる地域の維持発展に繋がり、持続可能な地域の礎となる ・魅力と活気あふれる地域の維持発展は産業と雇用にもつながり、移住定住にも貢献することで好循環を生む
【お問合せ先】
〒689-3553 鳥取県西伯郡日吉津村日吉津885-9
鳥取県商工会連合会 西部商工会産業支援センター
e-mail:tss-sect@tori-skr.jp
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