カーボンオフセット付 水なし印刷で脱炭素社会の実現を!

共創チャレンジ

2023.10.01

法人

チーム名チーム 水なし印刷
共創メンバー一般社団法人 日本WPA
公益財団法人 淡海環境保全財団
アインズ株式会社
主な活動地域日本 / 滋賀
活動テーマ海洋、水 / 生物多様性、自然環境、生物 / 環境、エネルギー / 地域活性化 /

私たちの共創チャレンジ

◆パンフレットやカタログ等の印刷を発注する事業者様に「カーボンオフセット付き水なし印刷」を提供することで水なし印刷によるVOC(揮発性有機化合物)削減とカーボン・オフセットによる二酸化炭素排出量の削減(相殺)のミックスによって、印刷物のカーボンニュートラルを実現し地球温暖化防止対策にチャレンジします。

① カーボンフットプリント制度の普及に取組みます。カーボンフットプリントとは、印刷物の製造にかかる原材料の調達から生産、流通、使用、破棄・リサイクルまで一連のライフサイクルにおいて、どれだけの温室効果ガスが排出されたかを、CO₂換算で「見える化」にしたものです。「カーボン=炭素」、「フットプリント=足跡」、つまり一連のライフサイクルにおける炭素の足跡(排出量)を示すものとなります。


② 印刷物のライフサイクルにおけるCO2の排出量を把握できれば『J-クレジット』に認証されたクレジットを購入することで印刷物のカーボンニュートラルを実現できます。(カーボンオフセットした証明書を発行します)例えば『J-クレジット』の一つである『びわ湖カーボンクレジット』で得た資金は滋賀県内の省エネ機器や再生可能エネルギー導入によるCO2排出削減の活動および適切な森林整備活動によるCO2吸収源確保(クレジットの創出)を行うための資金として循環活用されます。

※J-クレジットとは:
省エネ設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2等の排出削減量や、適切な森林管理によるCO2等の吸収量を「クレジット」として国が認証する制度です。J-クレジットの売買により、J-クレジット購入者が、CO2削減のための資金を提供したことになる。提供した資金(J-クレジット代金)に相当するCO2削減量を、資金提供者のCO2削減量とみなすことが可能。

未来への宣言

全ての事業者の皆様へ 身近な印刷物を通じてCO2の排出量の見える化、カーボンオフセットの推進を行うことで事業者で出来るCO2削減の取組を拡散し持続可能な社会の実現に貢献します。

きっかけ

◆一般社団法人日本WPA(日本水なし印刷協会※2002年結成)は、「水なし印刷」を通じて、環境にやさしく、高品質な印刷物を提供することを目的に、環境保全・事業発展・普及活動に取り組む組織です。(世界では1993年9月、印刷業者40社、機材メーカー27社がシカゴに結集し、水なし印刷の採用を啓蒙する団体 WPA ( Waterless Printing Association ) が結成された)。
◆私たち日本WPAは、水なし印刷によるVOC(揮発性有機化合物)削減とカーボン・オフセットによる二酸化炭素排出量の削減(相殺)のミックスによって、より高い環境的付加価値のある印刷物の普及拡大に取り組んできました。
カーボンオフセット総実績量9,422トン(2023年10月24日現在)
◆日本WPAでは、カーボンフットプリント制度の普及に取り組んでいます。カーボンフットプリントとは、印刷物の製造にかかる原材料の調達から生産、流通、使用、破棄・リサイクルまで一連のライフサイクルにおいて、どれだけの温室効果ガスが排出されたかを、CO₂換算で「見える化」にしたものです。
「カーボン=炭素」、「フットプリント=足跡」、つまり一連のライフサイクルにおける炭素の足跡(排出量)を示すものとなります。
その目的は、印刷物にCO₂排出量を明記することにより、私たちはその環境負荷を認識し、環境負荷の低減(カーボンオフセット)やコスト削減につなげていきます。また、消費者へその環境性能を知らせることにより、環境に配慮した行動を促していきます。
◆淡海環境保全財団は、滋賀の優れた自然環境の次世代への継承や自然と人との共生を目指し、ヨシ群落の保全や水草の除去、下水道に関する水環境保全など琵琶湖の生態系および水質の保全のための事業に取り組むとともに、2050年カーボンニュートラル社会の実現に向けて、地球温暖化防止の普及啓発活動に取り組みを進めて参りました。
◆今回、日本WPAは、水なし印刷およびカーボンオフセットの活用を進めるアインズ株式会社をはじめとする会員企業と脱炭素の取り組みの普及を支援する公益財団法人 淡海環境保全財団とともに大阪・関西万博を機会に持続可能な社会への取組として共創チャレンジに挑みます。

取組の展開

今後展開したい地域・方法共創チャレンジとして関西を中心に展開していきます。西日本を活動拠点とする日本WPA会員企業により「カーボンオフセット付き水なし印刷」の普及に努めることで、印刷による地球環境の保全活動を進めてまいります。
共創を希望する方々あらゆる方面から気候変動や環境保全に取り組み、関心のある企業・団体・自治体の皆様。

大阪・関西万博のテーマとの関わり

水は命の源です。大阪をはじめ、関西のマザーレイクである琵琶湖の環境保全、脱炭素社会の実現を基本に、人類の輝く未来を築く取り組みができると考えます。
カーボンオフセットという地球温暖化対策の取り組みを通じて、大阪・関西万博のテーマ『いのち輝く未来社会のデザイン』に貢献します。

SDGsとの関わり

『カーボンオフセット付 水なし印刷』を多くの事業者様に発信することで印刷物を発注する事業者様が「12つくる責任 つかう責任」を考え、「13気候変動に具体的な対策を」(カーボンオフセット)行うことで、「11住み続けられるまちづくり」が実現すると考えております。

【お問合せ先】

アインズ株式会社

〒520-2573 滋賀県蒲生郡竜王町鏡2291-3

TEL:0748-58-8101(代)

担当窓口:営業本部 高橋

お問合せフォーム:https://www.shiga-web.or.jp/eins/contact/

 

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日本WPA 沿革

1993年:米国にて米国、カナダ、オーストラリアの印刷会社でWPAWaterlessPrintingAssociation)を結成

1997年:ドイツにて欧州印刷会社でEWPA Europe Waterless Printing Association)を結成

2002年:日本WPA(日本水なし印刷協会)(Japan Waterless Printing Association)を結成

2009年:印刷物のカーボンオフセットを開始

2010年:一般社団法人日本WPA (Japan Waterless Printing Corporate Association)に改組(韓国、中国の印刷会社も加盟)                     

            会員数(20235月現在)

会員:全国104

協賛:全国17

  (印刷機、インキ、刷版、書体等の製造メーカー)

注釈 

1 湿し水枚葉オフセット印刷で、非画像部へのインキ付着を防ぐために、版面を湿らせる水溶液。

2 IPA…イソプロピルアルコール(揮発性有機溶剤)

3 H湿し水添加剤。有機物質が大量に含まれます。

4 BOD…Biochemical Oxygen Demand(生物化学的酸素要求量)。水中の有機物が微生物によって一定時間内に酸化分解される時に必要な酸素量。有機物による

   水の汚染度を表す目安で、一般に、BODの値が大きいほど、その水質は悪いと言える。

5 COD…Chemical Oxygen Demand(化学的酸素要求量)。水中の有機物が酸化剤で化学的に酸化分解される時に必要な酸素量。有機物による水の汚染度を表す

    目安として酸素消費量とも呼ばれる。