シン・ジャポニスム

共創チャレンジ

2024.03.06

個人

チーム名Shin Japonisme
共創メンバー猪久保 悟、コアグローバルマネジメント株式会社、株式会社 共同設計事務所 
主な活動地域日本
活動テーマ文化・芸術(アート) / エンターテイメント / 観光、インバウンド / 工芸 / 循環型社会、サーキュラーエコノミー /

私たちの共創チャレンジ

これからの日本が世界で輝く為には、日本オリジナルのコンテンツ創出が必要です。
そこで我々は、19世紀後半から世界的な芸術運動の発端となり、世界中に広く知られることになった日本的美意識 『ジャポニスム』 を改めて見直しました。そして、今こそ提示したいのが『シン・ジャポニスム』という概念です。
古くから日本の美意識や技術の象徴とされてきた日本の”手漉き和紙”に着目し、それをベースに『シン・ジャポニスム』を表現します。
世界遺産登録された日本の和紙は、日本オリジナルのイメージ戦略を取ることが可能なだけではなく、環境に優しい素材としても認知されており、SDGsや持続可能な社会に向けた取り組みにも貢献することが出来ます。
そこで先ず必要なのは、今までの和紙のイメージや固定概念を一旦解体して、現代の和紙の可能性や価値を再構築することと考えます。
具体的には
・デジタルネガ + 古典技法(湿板写真、鶏卵紙など)を用い、和紙でプリント→ 革新と古典の調和
・和紙の衣装、和紙の原料由来の化粧品→最新の和紙技術を作品世界へ
・手漉き和紙作品を3Dデータ化→侘び寂びの表現までできるAI
これらの手法により『シン・ジャポニスム』を体現した作品を制作します。

共創チャレンジメンバーである”コアグローバルマネジメント株式会社” とともに『シン・ジャポニスム』を共創し、その運営する全国のシティホテルやリゾートホテルにおいてシン・ジャポニズムを体現したアートを様々な形で掲示致します。
インバウンド顧客への日本の魅力の訴求の部分において、『シン・ジャポニスム』が大きな意味、役割を持つものとして普及・推進して参ります。

今回の共創チャレンジへの登録を契機として、ホテルなどの観光産業に限らず、多種多様な異業種の皆様にも『シン・ジャポニスム』をより積極的に提案していきたいと考えます。
そして、日本の各部門においてシン・ジャポニスムが”和紙”というメディアとの結びつきを経ることにより、どのような新しいオリジナルの価値を生み出すのか、を明示して参ります。
是非、各部門の皆様と『シン・ジャポニスム』を共創させて頂きたいと希望しております。

未来への宣言

和紙をベースに表現する『シン・ジャポニスム』は、
化粧品、ファッション、建築・インテリア、光学機器・プリンター、 ブランド食品・酒、観光業など、イメージの親和性が高い各部門や様々なコンテンツと連携することにより、日本オリジナルのイメージ戦略を取ることが可能になります。
そして、和紙は環境に負荷をかけず、最終的に土に還るサスティナブルな素材です。日本は廃棄物削減と循環型社会の実現を目指しており、和紙はその象徴的な素材と言えます。
世界に向けてこのような日本の取り組みを発信することも『シン・ジャポニスム』の重要な使命の一つです。

きっかけ

・2015年 ミラノ万博ジャパンサローネ ステッリーネ宮殿
『アワガミインクジェットペーパーによる写真表現』
主催:ジャパンサローネ実行委員会
制作: 猪久保 悟、柏 弘一郎
後援: 富士製紙企業組合
1867年のパリ万博へ日本から初めて和紙を出品し、評価を得てか ら約150年。ミラノ(欧州文化圏)へ、進化した最新の手漉き和紙の機能や魅力、そして日本の最新の美容文化を紹介するために、クールジャパンコンテンツの一つとして、ジャパンサローネにて作品展示。

・2017年 公益財団法人日本台湾交流協会 文化ホール 作品展『Impressionisti(伊) 印象的な人』
主催: ヘアメイクイデア 猪久保悟
後援: 公益財団法人日本台湾交流協会、富士製紙企業組合、株式会社NNA.Asia
NNA.Asia報道→ https://www.nna.jp/news/1676731
日台文化交流の一環として、日本の手漉き和紙および美容文化の魅力を発信する為に開催。
ミラノ万博ジャパンサローネ に出展した作品を軸に、新たに撮り下ろした作品を展示。

上記の様に、ミラノと台北にて、国際文化交流、日本の魅力の発信を目的とした展示活動をしました。
今回の『シン・ジャポニスム』の実際の制作について、作品のクオリティから展示方法まで全てをブラッシュアップする所存ですが、根幹となる世界観を制作するノウハウと、制作に協力して下さるメンバー編成(フォトグラファー、モデル事務所など)は既に出来ております。
これらの経緯から、今回の共創チャレンジに参画することを決意しました。

取組の展開

今後展開したい地域・方法日本・世界
今後、シンガポールやマレーシアなど東南アジア諸国の日本国大使館の文化ホールなどの公的スペースにて、和紙作品展示を計画しています。
それを経たのち、ニューヨーク市マンハッタン区チェルシー街のアートギャラリーでの作品展示も計画しています。
共創を希望する方々化粧品、ファッション、建築・インテリア、光学機器・プリンター、ブランド食品・酒、観光業などの各部門、および 制作に協力可能なアーティストに本プロジェクトへの参加を打診します。
そして、共創させて頂く企業・個人様と共に、”未来への文化共創”のジャンルでベストプラクティスエリアでの展示を目指します。ベストプラクティスとは、世界の重要な課題を解決する良質なプロジェクトという定義ですから、もし選定された場合は、共創させて頂く企業・個人様はもちろんのこと、その部門そのものが世界から注目されることになるでしょう。
それにより、実際のビジネスや文化などにおけるオリジナルの価値の創出と、明確な成果に繋げて参りたい。

大阪・関西万博のテーマとの関わり

これからの日本が世界で輝く為には、日本的美意識(ジャポニスム)を見直し、日本オリジナルのコンテンツを創出する事が必要と考えております。
それは、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」へ繋がります。

SDGsとの関わり

和紙は、楮(こうぞ)、みつまた、雁皮(がんぴ)、などの多年生植物が原料で、森林破壊につながることがないエコフレンドリーな素材です。

そして、和紙は生分解性に非常に優れており、土の中にいる微生物が好んで分解する特性を持っています。例えば 同じ天然素材であるコットンを土の中に埋めた場合、分解されるまで半年くらいかかりますが、和紙だと1.5~3カ月程度で分解が可能になります。

素晴らしい取り組みの一例として、自社農園を設立し、回収した和紙繊維の衣料を肥料にした野菜作りを進めている衣料品メーカーも存在します。
衣料品業界にとどまらず、和紙をベースに表現する『シン・ジャポニスム』が広く認知、浸透する事によって、エシカル消費へとつながりますので、SDGs の12番目の目標である「つくる責任、つかう責任(持続可能な消費と生産のパターンを確保する)」という目標達成に貢献することができます。

お問合せ先

猪久保 悟(イノクボ サトル)

COTACT | Mysite 1 (hairmakeidea.wixsite.com)

 

プロフィール

https://hairmakeidea.wixsite.com/mysite-1/profile