次世代のがん治療"BNCT"の推進

共創チャレンジ

2024.02.08

法人

チーム名大阪・関西万博BNCT推進チーム
共創メンバーhttps://www.pref.osaka.lg.jp/jigyochosei/bnct-jituyouka/index.html
主な活動地域日本 / 大阪
活動テーマ健康・医療(ライフサイエンス、ヘルスケア) /

私たちの共創チャレンジ

 ホウ素中性子補足療法「(以下「BNCT」)」は、がん細胞を選択的に破壊するからだにやさしい画期的な放射線治療です。初発・単発がんのみならず個別臓器に広がったがんや、転移性・難治性がんにも効果が期待できます。
 通常の放射線治療を行った後でも治療可能であり、再発がんの治療にも効果が期待されるほか、他の治療法とBNCTを併用することによって治療の効果がさらに高まる可能性もあります。
 BNCTは、京都大学複合原子力科学研究所(熊取町)や大阪公立大学、大阪大学など、大阪・関西のポテンシャルを結集して開発された画期的な治療法です。
 大阪は、BNCTを構成する、加速器、PET検査、ホウ素薬剤、専門人材に関する拠点が揃っており、これらが密接に連携し、革新的な研究開発を進めることにより、世界のBNCT研究をリードしている地です。
 大阪が強みを持つ、BNCTという未来のがん治療法を、大阪・関西万博で発信していきたいと考えています。
 
●ホウ素中性子補足療法(BNCT)とは
 ①がん細胞に集積する特性を持った「ホウ素薬剤」を点滴で投与 ②がん細胞が、ホウ素薬剤を取り込む。③熱外中性子線を照射
 ④がん細胞内でホウ素と中性子の核反応で放射線が発生 ⑤がん細胞を高い選択性で破壊
 BNCTは、切開や切除を行わないため、患者にかかる負担が小さく、患者のQOL(生活の質)向上が大きく期待されます。

未来への宣言

BNCTは、中性子とホウ素の反応を利用してがん細胞のみを選択的に破壊するという有効性と安全性の点で、従来の放射線治療とは大きく異なる特長を有しています。
2025年大阪・関西万博の開催都市として、将来のがん治療の担う、新たな治療法であるBNCTを世界へ発信していくことで、いのち輝く未来社会をデザインしていきます。

取組の展開

今後展開したい地域・方法 がん治療の新たな選択肢として、より多くの府民・国民に対し、BNCTを知ってもらいたいと考えています。
共創を希望する方々 次世代のがん治療法であるBNCTを、広く周知するための広報に御協力いただける企業、団体、市町村等

大阪・関西万博のテーマとの関わり

 BNCTは、今までのがん放射線治療とは大きく異なる特長を有する画期的な治療法であり、切開や切除を行わない治療法であるため、患者さんのQOLにも貢献できるものです。
 BNCTが、国内はもとより世界で拡がっていくことは、まさに「いのち輝く未来社会」につながると考えています。

SDGsとの関わり

 BNCTががん治療の1つとして確立していくことは、SDGs目標3の「すべての人に健康と福祉を」の実現に寄与すると考えています。

組織名:大阪府政策企画部企画室連携課

アドレス:renkei@gbox.pref.osaka.lg.jp

問い合わせ先:大阪府企画室へのお問合せ (task-asp.net)

担当者:坂本 航平