「食」から日本を元気に!都市型地域×農山村地域による農業連携プロジェクト

共創チャレンジ

2024.01.10

法人

チーム名チーム泉大津
共創メンバー泉大津市/東洋ライス株式会社
主な活動地域日本 / 大阪
活動テーマこども、子育て、教育、次世代育成 / 健康・医療(ライフサイエンス、ヘルスケア) / 食 / 地域活性化 / 農業、林業、水産業 / 感染症対策 / 海洋、水 / 生物多様性、自然環境、生物 / 環境、エネルギー /

私たちの共創チャレンジ

 近年、国内における食料自給率が年々低下し、紛争等の国際情勢に伴う輸入途絶や異常気象による世界的な不作等の不測の事態の発生によって安定的な食料供給が危ぶまれています。
 今回の共創チャレンジでは、農地が少なく単独での食料確保が困難な都市型地域と、農業の担い手不足や休耕地の増加等の課題を持つ農山村地域が連携することで、「食」による市民の健康増進や安全・安心な食料の安定的な確保、農業従事者の食料生産と所得の安定化や遊休地の利活用等、都市部と農山村地域のお互いの課題を補完できるような取組みを創出し、持続可能な社会の実現を目指します。

未来への宣言

・子どもから高齢者まで「食」による健康増進を推進します。
・都市型地域と農山村地域との農業連携による持続可能な社会の実現を目指します。
・ムリ・ムダのない「食」の加工・流通サプライチェーン構築を目指します。
・有機農業の拡大など、化学肥料や化学農薬の使用を低減した農産物生産を推進します。
・環境負荷に配慮した環境保全型農業及び資源循環型農業を推進します。

きっかけ

 泉大津市では、「市民の健康増進」及び「食料危機への備え」の観点から、食料(コメ)を国内の農業の持続的発展に寄与する形で安定的に確保していくため、令和5年3月に「安全・安心な食糧の安定的確保に関する構想」を策定しました。これまでに、有機・特別栽培米等の玄米を農山村地域から調達、東洋ライス株式会社にて栄養素を多く残した精米加工を行い金芽米に仕上げ、市内の公立認定こども園・保育園・小中学校に給食を出す取組みを令和5年4月より開始しました。他にも、市内の妊婦に毎月10㎏の金芽米を提供する「マタニティ応援プロジェクト」や、発酵食品や有機食材を取り入れた「ときめき給食」等、本市独自の「食」に関する取組みを実施しています。このような取組みは、「食料確保」や「食育」のみならず、本市のような都市部が消費の出口となることで、農業者の販路拡大や所得向上等、農業の発展に寄与してきました。
 共創チャレンジに登録することで、本市独自の都市部と農村部の連携モデルを全国へ拡め、日本全体の農業発展に繋がる取組みの促進を目指します。

取組の展開

今後展開したい地域・方法 都市型地域と農山村地域を直接つなぐ農業連携モデルを創出します。また、オーガニック給食や医食同源米のコンソーシアム等に参画し、創出した取組みを全国へ発信、展開していきます。また、無洗米加工した無農薬又は減農薬のお米を学校給食で使うことで、都市型地域である泉大津市から環境に配慮した農業普及の機会の創出に繋げていきます。
共創を希望する方々・本チャレンジを後押ししてくれるメディア
・本チャレンジに賛同し「食」の取組みを共創してくれる企業や団体
・本チャレンジに賛同し横展開してくれる都市型地域及び農山村地域の自治体

大阪・関西万博のテーマとの関わり

 本プロジェクトにより「食」をフックとした都市型地域と農山村地域、民間企業との持続可能な連携モデルを作り、全国に展開していくことで、大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」の実現を目指します。

SDGsとの関わり

 この共創チャレンジは、「食」による健康増進と安全・安心な食糧の確保に向けた取組みを拡げていくチャレンジで、次の目標を目指します。
2:飢餓をゼロに
 食糧自給率の低い都市部と経済的に不安定な生産者を持つ農山村地域が連携することで、互いの課題を補完し持続可能な食糧生産の仕組みづくりを行います。
12:つくる責任つかう責任
 化学肥料や化学農薬を減らしたり、使用していない無洗米加工したお米を使用するこよで環境負荷を低減します。
13:気候変動に具体的な対策を
 都市部と農山村地域が連携し食糧の川上と川下を直接つなぐことで、安定した食糧の確保と農山村の地域振興に寄与します。

泉大津市市長公室成長戦略課 宮嵜/河村/宮下

TEL0725-33-1131

E-mailsenryaku@city.izumiotsu.osaka.jp