私たちの共創チャレンジ
近年、国内における食料自給率が年々低下し、紛争等の国際情勢に伴う輸入途絶や異常気象による世界的な不作等の不測の事態の発生によって安定的な食料供給が危ぶまれています。
今回の共創チャレンジでは、農地が少なく単独での食料確保が困難な都市型地域と、農業の担い手不足や休耕地の増加等の課題を持つ農山村地域が連携することで、「食」による市民の健康増進や安全・安心な食料の安定的な確保、農業従事者の食料生産と所得の安定化や遊休地の利活用等、都市部と農山村地域のお互いの課題を補完できるような取組みを創出し、持続可能な社会の実現を目指します。
未来への宣言
・子どもから高齢者まで「食」による健康増進を推進します。
・都市型地域と農山村地域との農業連携による持続可能な社会の実現を目指します。
・ムリ・ムダのない「食」の加工・流通サプライチェーン構築を目指します。
・有機農業の拡大など、化学肥料や化学農薬の使用を低減した農産物生産を推進します。
・環境負荷に配慮した環境保全型農業及び資源循環型農業を推進します。
きっかけ
泉大津市では、「市民の健康増進」及び「食料危機への備え」の観点から、食料(コメ)を国内の農業の持続的発展に寄与する形で安定的に確保していくため、令和5年3月に「安全・安心な食糧の安定的確保に関する構想」を策定しました。これまでに、有機・特別栽培米等の玄米を農山村地域から調達、東洋ライス株式会社にて栄養素を多く残した精米加工を行い金芽米に仕上げ、市内の公立認定こども園・保育園・小中学校に給食を出す取組みを令和5年4月より開始しました。他にも、市内の妊婦に毎月10㎏の金芽米を提供する「マタニティ応援プロジェクト」や、発酵食品や有機食材を取り入れた「ときめき給食」等、本市独自の「食」に関する取組みを実施しています。このような取組みは、「食料確保」や「食育」のみならず、本市のような都市部が消費の出口となることで、農業者の販路拡大や所得向上等、農業の発展に寄与してきました。
共創チャレンジに登録することで、本市独自の都市部と農村部の連携モデルを全国へ拡め、日本全体の農業発展に繋がる取組みの促進を目指します。
大阪・関西万博のテーマとの関わり
本プロジェクトにより「食」をフックとした都市型地域と農山村地域、民間企業との持続可能な連携モデルを作り、全国に展開していくことで、大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」の実現を目指します。
泉大津市市長公室成長戦略課 宮嵜/河村/宮下
TEL:0725-33-1131
E-mail:senryaku@city.izumiotsu.osaka.jp