私たちの共創チャレンジ
インフィオラータは花びらやカラーサンドを使って描くアートです。出来上がったさまは、まるでお花でできたカーペットのよう。
「Osaka Flower Carpet」では、店頭に並ばない花茎を活用し、市民を中心とする多くの方の手で絵を描き、使用した花材は紙にアップサイクル。そしてその紙は未来を創る子供たちの手に渡り、子どもたちの教育にも活用していただきます。さらには子どもたちの描いた絵を次のインフィオラータの題材にもしていきたいと考えています。
また、花絵の制作や紙へのアップサイクルだけでなく、使用する花の栽培等から制作に至るまでの過程へも多くの方に関わっていただき、「吹田と言えばインフィオラータ」という新たな都市の魅力へと成長させます。
未来への宣言
「インフィオラータの制作」という一つの目標に向かって市民が花の栽培や花絵のデザイン等といった場面においても関わりを持つことができることがこのチャレンジの大きな特徴です。
市民が持つそれぞれの思いを基にインフィオラータをとおして、共生社会を実現していきます。
きっかけ
花絵文化協会では、2017年から東京で「花で描く新しい観光文化の創造」をテーマに、花絵文化の普及のための活動を始めました。その中ではSDGsに向けた活動も積極的に行っており、インフィオラータで使用した花材の一部を再資源化し、東京都教育委員会を通じて東京都特別支援学校等の子どもたちのアートエデュケーション活動の支援なども行っています。
2025年大阪・関西万博の開催を3年前に控えた2022年には、万博開催の機運醸成を目的に1970年万博開催の地で今も多くの人に愛される太陽の塔の前にて関西大学・大阪大学の学生との連携によりインフィオラータを制作・展示し、参加した学生からは笑顔があふれました。
今後、インフィオラータをとおした「いのち輝く未来社会」の実現と、「誰一人として取り残さない」というSDGsの理念の実現には、産学官の連携により、多くの人が参画できるよう取組を進めることが重要であるため、花絵文化協会からの声掛けをきっかけに、この取組の趣旨に共感した産学官が連携し、Osaka Flower Carpet実行委員会を設立しました。
大阪・関西万博のテーマとの関わり
誰もが参画できるインクルーシブな取組です。花をとおし豊かな心とぬくもりを届け、誰もがいのち輝く未来社会をつくります。