だれもがトイレ内で生理用品をとれる社会を!

共創チャレンジ

2023.11.02

法人

チーム名大阪大学MeWプロジェクト
共創メンバーMeWじゃくりん、MeWりさこ、MeWさとみ、MeWりんこ、MeWあまにー、MeWわかな、MeWこと、MeWかよこ、MeWすぎた
主な活動地域日本
活動テーマこども、子育て、教育、次世代育成 / 健康・医療(ライフサイエンス、ヘルスケア) / 海洋、水 / ものづくり、サービス / 生活用品、ファッション / 環境、エネルギー / 防災・減災 / ダイバーシティ、インクルーシブ / 人権 /

私たちの共創チャレンジ

 生理用品無償提供用ディスペンサー(MeWディスペンサー)の設置を通じて、だれもがトイレ内で生理用品をとれる社会をデザインします。
 学校、地方自治体(避難所)、企業などで、このMeWディスペンサーを導入して頂き、トイレに設置していただくことで、学生・生徒、市民、避難者、社員の方が月経時にプライバシーが保たれた状態で生理用品にアクセスできます。ディスペンサーは組立式で、多様な場所に設置できるように設計されています(貼る、吊るす、置くことができます)。段ボール製で、電力も通信環境も必要とせず、停電等にも影響されません。
 また、ディスペンサーには、ナプキン2種とタンポンが入るため、ユーザーが自分の体調などにあわせて選択できるようになっています。学校や避難所に寄付される生理用品は多様なサイズですが、大きさに合わせて中箱を調整し、色々な大きさでも1枚ずつ取りやすい形になっています。
 既に、中学、高校、大学、自治体、企業に2,000台以上設置されています。ディスペンサーを導入して下さる組織が増えることで、だれもがトイレ内で生理用品をとれる社会が実現をしていくことを進めたいです。
 ただし、生理用品と生理用品無償提供用ディスペンサーを設置する際には、実費を負担していただく必要があります。

未来への宣言

月経をめぐるウェルビーイングの向上を目指します!

きっかけ

グローバル社会では、月経対処への支援が大きな波となって広がっています。学校での生理用品の無償提供や月経教育の改善は、途上国を含めた各国で推進されています。日本では、コロナ禍に「生理の貧困」への認知が広がったことで、月経への関心も高まりましたが、ジェンダー平等の実現のためにも月経をめぐるウェルビーイングの向上は必須だとMeWプロジェクトは考えています。その一つのステップとして、トイレ内で生理用品が無償でとれる仕組みづくりが必要と考えました。

取組の展開

今後展開したい地域・方法防災の場への展開を考えています。開発した生理用品無償提供用のディスペンサーは、組立式のダンボール製です。組み立て前は場所をとらず、また利用に電力を必要とせず、処分もリサイクルが可能であるため防災備蓄に適しています。
共創を希望する方々自治体防災担当の方、男性、月経のある人のウェルビーイングについて一緒に考えてくださる方、ディスペンサ―設置を応援して下さる企業。

大阪・関西万博のテーマとの関わり

大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」において、月経をめぐるウェルビーイングは、月経のある人が輝くために必要なことです。未来社会において、トイレ内に生理用品が置いてあることが当たり前のジェンダー平等実現させることをデザインしていきたいとMeWプロジェクトは考えています。

SDGsとの関わり

Goal5: 月経のウェルビーイング向上は、ジェンダー平等につながるから。
Goal6: 生理用品がトイレ内に常備されていることは、安心なトイレであるから。
Goal12:3つの生理用品の選択肢のあるMeWディスペンサーは、ユーザー側の生理用品の選択や、今後の生理用品の在り方を考えるきっかけになるから。

お問い合わせ: mew.info@hus.osaka-u.ac.jp

MeWプロジェクトの活動にご興味を持ってくださる方、ディスペンサーの拡大にご協力いただける方からのご連絡をお待ちしております!