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共創チャレンジ

2024.01.24

法人

チーム名小鹿野町特定地域づくり事業協同組合
共創メンバーKF-Works株式会社、秩父ワイン、あさみ、タタラ マコト、ヒメ
主な活動地域日本 / 埼玉
活動テーマ食 / 観光、インバウンド / 地域活性化 / DX(デジタルトランスフォーメーション) /

私たちの共創チャレンジ

 小鹿野町は、埼玉県北西部、秩父市の隣、群馬県・長野県・山梨県境の山間部にある人口約1万人の小さな町です。近年、若者の人口減少が著しく賑わいが無くなりつつあります。
 そこで、小鹿野町特定地域づくり事業協同組合は、若者の雇用機会を確保するとともに観光により地域振興や地域DX推進を図っています。
 地域振興において、首都圏を中心とした大手企業の専門人材を副業としてアドバイザー委託し、テレワークを中心とした地域小規模事業者のDX推進の支援を頂く事業を開始しました。 
 また、都市人材側から見ると、近年の働き方改革により副業が認められつつ、中高年になると役職定年等により賃金水準が下がる状況があり、専門的なスキルを用いて収入確保を図ることが可能になりつつあります。

未来への宣言

都会で働く人々とICTを用いて連携して地域の活性化を推進します。

きっかけ

◆小鹿野町の状況
本町は、埼玉県の北西部に位置し、秩父市及び群馬県に隣接し、東京都心部からおおむね100kmの距離にあります。
秩父盆地のほぼ中央にあり総面積は171.26k㎡で、大部分が山に囲まれ、平坦地は町域の東側部分にあり、そのほぼ中央に市街地が形成され、周辺の山間には小さな集落が点在しています。

 本町の人口は、旧小鹿野町と両神村が合併した平成17年には約15,000人ほどでしたが平成27年には12,117人となり、その後、過疎地域に指定されました。現在10,382人で。若者を中心に人口減少が続いています。

◆特定地域組合の設立
 このような状況のなかで、若者の就業機会確保のため令和4年2月に小鹿野町特定地域づくり事業協同組合を設立しました。
 その後、7月に特定地域づくり事業制度の認可、労働者派遣法の届出を行い、職員募集し令和5年2月から派遣事業を開始しました。
まだ、設立間もないため、組合事業者数12社、事務局職員2名、派遣職員1名の合計3名で人材派遣事業のほか地域振興事業を進めています。

◆人材派遣事業
  当組合の主要事業は人材派遣業です。現在、組合員のうちの3事業者に対し人材派遣をしています。業務内容としてはホテルのフロントやレストラン給仕、醸造業での商品梱包発送作業などの作業をしています。また、この派遣職員は農業に興味があり移住して来ていますので、組合員醸造所の原料となるぶどう畑での作業も行っています。
派遣事業においては、人材育成にも力をいれています。
◆地域振興事業
 組合員事業所のⅮ✕推進、ⅠⅭT利活用の高度化を図り、事業所の収益増加、や組合員連携による地域力向上を目的に地域振興事業を実施しています。
 本事業では、国関連の情報通信・Ⅾ✕の専門の法人と連携を図り、傘下の大手ⅠⅭT企業などから高度な能力や経験を有する人材の協力を受け、副業などにより実現性・収益性の高い事業を推進しています。これら人材は情報通信の専門技術だけではなく、それぞれの会社における国内外営業やマーケティング業務を経験者などを持つ方も多く、これらゼネラリストにご支援頂くことも重要と考えています。

取組の展開

今後展開したい地域・方法〇今後展開していきたい地域
 小鹿野町で都市人材との連携事業を成功させ、全国の小規模町村に同様なスキームが展開できればと考えます。
〇その方法
 都市人材を副業として地域振興に関わって頂きます。子育てなどで都会を離れられない方も多いためテレビ会議など遠隔地からの支援が可能なようにICTを利活用します。
 また、これら人材が済む都市は地域産品や観光商品の大消費地であるため積極的にイベントやアンテナショップを展開し、都市人材に現地支援も頂きます。
 これら事業展開を進めるなかで、成功の可能性があるものを見つけ、アジャイル手法により改善・改良を加えよりよいサービス・商品とします。
 この手法・実施スキルを広め人口減少や地域衰退が進む地域に展開したいと考えます。
共創を希望する方々〇都会に住む方で以下の共創を希望する方
・人口減少に悩む小規模自治体との共創に興味ある方
・スキルを持ちながらも定年や子育て等の理由で能力が発揮できないと考えている方
・この事業に興味ある方

大阪・関西万博のテーマとの関わり

 輝く未来社会実現のためには、地方が活き活きとしなければなりません。
そのために都市で髙スキルを持ちながらそれを活用できる機会を失っている方々が地域振興に関われる機会創出が必要です。
 定年や出産、育児を期に仕事を離れたり、能力が発揮できなくなった方が少しの時間、ICTを利活用して、地域のお手伝いを頂くことで地域がReBootし輝く未来が見えてきます。

SDGsとの関わり

1貧困をなくそう
域内に若者、女性、シニア、都市居住者テレワークの働ける場所があり相対的貧困が発生せず。
8働きがいも経済成長も
地域企業が元気になることで、平均域内の労働賃金が上がれば域外からの人口流入で労働力不足を解消し、さらに地域経済成長の循環になる。
9産業と技術革新の基盤をつくろう
テレワーク都市人材持つICT技術など専門知識を地域密着の利活用で今までにない技術や手法の開発に結び付けた産業基盤を創ります。

小鹿野町特定地域づくり事業協同組合

担当者 事務局長 浅見良雄

代表mail
ogano.tokuteichiiki@gmail.com

電話 0494-26-5188 FAX 0494-26-5680

埼玉県秩父郡小鹿野町両神薄2380

道の駅両神温泉薬師の湯 内