~だれでも・どこでもアート~

共創チャレンジ

2023.11.02

法人

チーム名EVERYCHANCE
共創メンバーTAKA(EVERYCHANCE)
主な活動地域日本 / 東京
活動テーマ文化・芸術(アート) /

私たちの共創チャレンジ

アートには様々な効用があることが報告され、いくつかの機関でも各種研究が進んでいます。
アートの効用として、例えば、美術鑑賞や美術創作はストレス、不安や抑うつの低減、認知機能の増強、幸福感の増進などに効果があると言われています。海外では医療機関で処方箋として薬投与ではなく、アート観賞をアドバイスするケースもあります。私たちは、アートの効用は、医療、健康、教育など様々な場面において有効であると考えました。
様々な空間、場所、そして地域をまたぎ、アートを軸としながら、各種イベントや、企業との連携を通じ、現代の社会が抱える様々な問題を見据え、「アートとライフスタイルの融合」から社会の課題解決を図り、もっと人間らしい生き方ができる世の中、未来社会を目指します。

未来への宣言

アートとライフスタイルを掛け合わせ、そこから生まれる様々な効果、効用、効能を学び、手に入れる機会を提供する仕組みを創り上げたいと考えています。これら一連の活動は、それを進める地域への国内外観光客の誘致、世界有数のギャラリーやコレクターからの関心をも高めることにも効果的と考えています。

きっかけ

金融業界に40年近く身を置いた後、一転してアーティスト支援活動に取り組んできましたが、これまでの経験を踏まえ、アートは心のポートフォリオを構築する上で最も相応しいテーマの1つであると常々考えていました。
地球上で人類が生きていく環境そのものが脅かされている昨今、「人間の価値観、生き方」を見直さなければならない今だからこそ、あるべき未来に向けて、社会やライフスタイルに溶け込むための「アートの在り方」が求められています。
ただ、特に日本は欧米と異なり、アートが社会やライフスタイルに溶け込んでいません。絵を描く授業はあっても、絵の鑑賞の仕方を学ばない教育環境、アート教育と就職などその先のキャリア形成と切り離して考える既成概念、若手作家に対する経済的・制度的支援が脆弱であること、加えて、おカネの運用手法をポートフォリオ(分散投資)で考えることを学習しても、心身を豊かにするおカネの使い方(心のポートフォリオ)はほとんど学習されず、話題にもされません。
今回の万博というイベントをきっかけに、そこに関わる多くの人たちと、アートとライフスタイルの関わり方を学び、考え、体験、そして実践し続ける活動を展開し、人類が心身ともに豊かに生活できる未来を創る一助になりたいと考えています。

取組の展開

今後展開したい地域・方法地域は、大阪を起点に、関西、中四国地方、瀬戸内海地域に展開していきたいと考えています。先に述べたアートの効用を踏まえ、それに相応しい企業、医療機関、大学など教育・研究機関とも連携し、アートとライフスタイルの関わりを増やす機会を創出していきます。
スタートは万博開催地の大阪、中之島からスタートさせたいと考えています。その理由として、この地は北前船にも代表されるように歴史的に商業の中心地であり、世界で初めて先物取引市場も整備、経済的にも、そして最近は文化・芸術的にも重要な役割を果たす拠点になりつつあり、今回の活動を世の中に発信していくために相応しい場所と考えました。
共創を希望する方々アートに関心のある飲食、百貨店、ホテル、電鉄、建設・不動産・ビル管理、医療機関・介護施設、大学など。

大阪・関西万博のテーマとの関わり

「理想とする未来社会を共に創り上げる」ために、我々はアートとライフスタイルの融合にフォーカスしました。現代の人間の生き方を今一度、見直すきっかけとして、アートとライフスタイルの関わりを体験できる機会を様々な場所で継続的に提供していきます。DXとそこでのAIの活用が話題になる昨今、人が人らしく役割を持ち続け、幸福に生きていくために必要なこととは何かを考え、知る手段の一つとしても、アートを生活に取りこむことは効果的であると考えます。ゆえに「どこでもアート」というアートとライフスタイルの融合を誰しもが気軽に楽しめる形に具現化させ、そのことが、そこに関わる人たちの心身を健全にし、企業で働く人たちの労働環境を改善し、地域産業の発展にもつながり、皆が笑顔で、明るく暮らせる、活気ある街づくりとなるように推進していきます。
それは、SDGsの観点からも社会的役割の一助となり得ると考えています。

SDGsとの関わり

「4.質の高い教育をみんなに」
企業、医療機関、大学などと連携しながら、誰しもが分かりやすく、参加しやすい企画とすることで、根源的な人間教育の1つであるアートとライフスタイルの関係に触れ、学び、体験できる機会を増やしていきます。老若男女、健常者・障害者を問わず、多くの人たち、企業、関係機関がアートとその重要性の理解を向上させるための基盤を作り上げていきます。

「8.働きがいも経済成長も」
企業とアートの接点拡大に伴い、アートを取り入れた商品、サービスの開発が図れます。またアートが人の心身にもたらす効果は労働環境の改善につながり、働きやすい職場を作り出します。アートを活用した各種のコラボイベントを通じ、国内外観光客の誘致を図り、企業とその地域の発展を目指します。
加えて、これら一連の企画は日本におけるアーティストが才能を最大限発揮、制作活動するための環境の整備にも繋がります。
世界でのアートの市場規模は2021年で8兆円、コロナ前を上回り、引き続き伸長しています。今回の企画は、アーティスト、企業、そして地域に経済的メリットをもたらします。

「11.住み続けられるまちづくりを」
地元企業、医療機関、大学、自治体など産学官が連携、老若男女・障害者の方々含め、あらゆる人たちが自由に参加できるアートとライフスタイルを融合した活動の普及に努めます。そこに参加をした人たちの対話とコミュニエーションは、明るく活気があり、健康的で文化水準の高い、住みたいと思わせる地域を創り上げていきます。

kawazoe@evchance.jp