洋裁から始めるモノづくり〜小学生から生きる力を育もう〜

共創チャレンジ

2023.09.22

個人

チーム名すずらん洋裁教室
共創メンバー津井美穂(すずらん洋裁教室講師)
水村麻理(着物リメイク担当)
主な活動地域日本 / 大阪
活動テーマこども、子育て、教育、次世代育成 / 文化・芸術(アート) / 観光、インバウンド / 地域活性化 / 工芸 / ものづくり、サービス / 生活用品、ファッション / コミュニティ・まちづくり、住まい / 大阪・関西万博の内容周知、テーマや意義の発信 /

私たちの共創チャレンジ

「買わずに、捨てずに、どう生きていくか」
毎日食べる食事を自分で作るように、自分で服(着るモノ)を作る。
技術があれば、自分で直せる、何でも自分で生み出すことができる力を養う。
それが私たちが大切にしている「生きる力」。

たくさんの人たちに
モノづくりをすることは「楽しい!」
モノづくりをしている人たちの存在が「大切なんだ!!」
と知っていただける機会をつくっています。

衣を自分で作る基礎技術だけでなく、「発想力」「創造力」「好奇心」「向上心」「チャレンジ精神」も養える教室づくりに取り組んでいます。

また、洋裁の技術だけでなく、手仕事や職人技術に関する教育プログラムを、「モノづくりイベント」として開催しています。
子どもたちや若者に伝統的な技術を学ぶ機会を提供することで、その技術を次世代に継承する土壌作りに取り組んでいます。

未来への宣言

近年はファストファッション、百円ショップ等の流行により安値で何でも手に入る時代です。
コスト削減や生産性の向上のより発展を遂げてきた華やかな一面の裏側では、職人の数が減少し、一部の伝統的な技術や職業が失われつつある現状があります。
みなさんが手にするあらゆる製品は、中小企業の職人さんの手で支えられています。
作るより、買う方が安い。それもまた良いのですが、全てのモノは簡単に出来ていません。
ですから、近代文明がどれだけ発展しようとも、モノづくりの根本は忘れてはいけません。

①生きる力(基礎技術)を養う環境を子どもたちや若者へ
毎日の食事を作るように、自分で服をつくる技術を身につけることで、「買って捨てる時代」から「自ら生み出す時代」へと変わります。
モノづくりを通じて、子どもたちは自分のアイデアを形にする方法や問題解決のスキルを身につけ、自分の手で物を作ることで、創造力と発想力を養うことができます。

②本当のモノの価値を知り、モノづくりの技術を後世につなぐ
モノづくりの過程と背景を知ることは、生産者の想いや商品化するまでの努力を知ることになります。
お金にはかえられない、見えない本当の価値を、私たちは知るべきで、伝えていかなければなりません。
モノを生み出すのは生産者ですが、未来へ残していきたいモノを選び、使うのは消費者である私たちです。

取組の展開

今後展開したい地域・方法洋裁講師として、大阪放出を中心に活動をしています。
現在も「モノづくりイベント」として、講師さんを教室にお呼びして、生徒さんたちに体験教室を開いています。

大阪・放出を中心にこれからも多種多様なモノづくり体験ができる環境づくり、機会の提供に取り組んでいきます。
より身近にモノづくりを体験していただくために、製造業(特に鉄工業)を営んでおられる中小企業の方々にも協力してもらい、工場見学やモノづくり体験ができる機会をつくれたらと考えています。
共創を希望する方々モノづくりの根本である、製造業(特に、金属・鉄鋼関連)をされている中小企業の方々
日本の伝統工芸に携わっている方々
モノづくりを広めておられる方々
日本の伝統・文化を大切にされている方々

大阪・関西万博のテーマとの関わり

「いのち輝く未来社会のデザイン」の実現について、モノづくりに携わることや、モノづくりを通じて本当のモノの価値を知ることは、消費社会の現代においてとても重要です。
生産者と消費者で成り立つ現代社会において、生産者が持続可能な設計で製品を製造、販売することは必要不可欠であり、また、消費者も製品が生み出される背景を知り、購入しなければいけません。
消費者による購入という行為は「投票」です。
私たち消費者が本当のモノの価値を知り、未来へ残したい価値のある製品に「投票」することで、より良い未来社会が創られていきます。

SDGsとの関わり

「質の高い教育をみんなに」
モノづくりを通じて、子どもたちは自分のアイデアを形にする方法や問題解決のスキルを身につけ、自分の手で物を作ることで、創造力と発想力を養うことができます。
基本的なスキルや作業能力は、子どもたちが将来さまざまな分野で活躍するための基盤を築くのに役立ちます。
新たな専門スキルを習得することで、職業的な可能性を広げることができます。

「つくる責任 つかう責任」
モノを使うといった物質的な側面だけでなく、モノづくりを通じて、製品の背後にあるストーリーや製造プロセスについて透明性を持って理解することで、本当のモノの価値を知ることができます。
本当のモノの価値とは、その製品としてのデザインや使いやすさだけでなく、持続可能な設計と製造であるかどうか、地域経済の活性化や文化の継承が促進されているかどうかなど、モノが生み出される背景を知ることが重要です。
モノを生み出すのは生産者ですが、商品としてモノを買い、使うのは消費者である私たちです。
本当のモノの価値を知り、消費する私たちの選択が、未来の市場に大きく影響します。

お気軽にご連絡ください。

miho_mughetto_tsui@yahoo.co.jp