人と機械の調和による健康創出

共創チャレンジ

2021.06.04

法人

チーム名奈良女子大学
共創メンバー今岡春樹(奈良女子大学・学長)、藤本弘道(株式会社ATOUN・代表取締役社長/奈良女子大学・客員教授)、藤原素子(奈良女子大学・副学長)、芝﨑学(奈良女子大学・教授)、中田大貴(奈良女子大学・准教授)、佐藤克成(奈良女子大学・准教授)、安在絵美(奈良女子大学・特任講師)、大高千明(奈良女子大学・助教)
主な活動地域日本 / 奈良
活動テーマ科学技術、バイオテクノロジー / 健康・医療(ライフサイエンス、ヘルスケア) / スポーツ / 文化・芸術(アート) / エンターテイメント / モビリティ、交通 / ロボット、AI /

私たちの共創チャレンジ

日本や世界が抱える社会問題を解決しなくては、万博のメインテーマである「いのち輝く未来社会」を実現できません。その解決のためには、「人生100年を健康で楽しく、過ごす」ことが必要であり、その方法の1例として、最先端の科学技術を用いた「人と機械の調和」による健康創出を提案し、取り組んでいきます。運動やスポーツをすることが苦手な子どもや大人にとっても、「楽しい」と感じることができる体を動かす体験・運動プログラム・科学的なデータ等を提供します。例えば、生まれつき足が遅い子はいません。走り方を修正すると全員足が速くなります。走動作の映像をハイスピードカメラで記録し、すぐにフィードバックするシステムを用いることによって、すぐに走り方が変わります。

未来への宣言

機械に操られるのではなく、機械のサポートを受けながらも、自分が本来持っている身体的能力を自由に拡張して動くことができる「フリーアビリティ社会」の実現を目指します。

きっかけ

奈良女子大学は「けいはんなで大阪・関西万博を考える会」に所属しており、これまでに本チャレンジ・プログラムの実現に向けて、活動を進めてきました。例えば「走り方教室」は、奈良県教育委員会の協力の元、奈良県内の小学校の児童、ならびに小学校の教員を対象として、実施してきました。また、株式会社ATOUNの藤本氏は、奈良女子大学の客員教授を務めており、本チャレンジへの協力を得ることができ、この度申請するに至りました。株式会社ATOUNは、パワードウェアを開発している企業です。パワードウェアとは、いわゆる「着るロボット」であり、重い荷物を運ぶ際に体を助けてくれるアシストスーツなどを開発しています。奈良女子大学・ATOUNともに、人と機械の調和によって、人が生来の持っている身体的能力の拡張し、人々の健康創出を目指します。

取組の展開

今後展開したい地域・方法奈良女子大学・株式会社ATOUNともに奈良にある大学・企業ですが、今後は関西地区、日本全国、海外へも展開したいと考えています。
共創を希望する方々「人と機械の調和によって、人が生来の持っている身体的能力の拡張し、人々の健康創出を目指すこと」に一緒に取り組んで頂ける、研究機関・民間企業・地方自治体など、色々な方々と共創を希望します。例えば「走り方教室」は、科学的データ・根拠に基づき、実施します。そのため、一緒に走動作を研究して頂ける研究機関の方々との共創を希望します。また、走り方教室を実施するために、民間企業・学校関係の方々との共創を希望します。走り方教室を体験した子ども達からは、「体が軽くなった感じがする」、「今までの自分とは違う」と言った感想をよく聞きます。また、大人の方が行ったとしても、足は速くなります。「生まれつき足が遅い人はいない」のです。走り方教室は一例ですが、その他のスポーツや身体動作も同様です。自分が本来持っている身体的能力を拡張し、健康を創出し、人生100年を楽しむ社会の実現を共創しましょう。

大阪・関西万博のテーマとの関わり

「未来社会の実験場」として、健康科学・スポーツ科学の最先端技術に関する体験型コンテンツを提案し、「人生100年を健康で楽しく、過ごすこと」により、「いのち輝く未来社会」の実現を目指します。

SDGsとの関わり

上記のように、本チャレンジは健康創出を目的としており、「3」の目標と関連します。また、一人一人が持っている身体能力やパフォーマンスを単に発揮させるのではなく、機械との融合を計ることを手段としているため、「9」の目標と関連します。本チャレンジは、個人ではなくチーム型で実施しなければ実現不可能であるため、「17」の目標と関連します。

■問い合わせ先・担当者■


奈良女子大学 研究院工学系

中田大貴

TEL: 0742-20-3345
mail: hiroki-nakata@cc.nara-wu.ac.jp