私たちの共創チャレンジ
■チャレンジと目的
環境への影響が少なく健康増進につながる「自転車」を利用した周遊と、先進的なAI自律航行システムを搭載するEV船による「舟運」を掛け合わせたサイクルシップの実証実験に取り組み、万博テーマの体現にチャレンジします。
■実施内容
株式会社エイトノット、アジア太平洋トレードセンター株式会社、株式会社コングレ、OpenStreet 株式会社、堺市は、4 月の大阪・関西万博開催 2 年前を契機に、堺と大阪ベイエリアを繋ぐサイクルラインを活用し、広域的な自転車周遊の可能性や課題等を検証することを目的として、サイクリングと舟運を掛け合わせた「サイクルシップ」の実証実験を実施しました。
本実証実験では、株式会社エイトノット開発の自律航行システム「エイトノット AI CAPTAIN」が搭載された小型EV 船(以下、「自律航行船」。)を使用。自律航行船を使用する実証実験は、大阪産業局が実施主体となる「IoT・ロボットビジネス実証実験支援プログラム」を活用した取組であり、今回が大阪湾初の実施となりました。
未来への宣言
●エイトノットはロボティクスとAIの専門家集団として、小型船舶向け自律航行技術開発を中心に「海のDX」と「船舶のロボット化」を推進し、社会課題の解決を目指しています。自律航行技術の社会実装を通じて、船舶乗組員のサポートや、船舶安全性の向上、運用コストの最適化を実現し、水上輸送をより身近なものにしていきたいと考えています。
●アジア太平洋トレードセンター(ATC)は、国内外のスタートアップ企業の実証実験を積極的に受入れ、関西地域での新たなスタートアップハブとしてのブランドを確立させる計画を進めています。持続可能で革新的なテクノロジーを生み出す企業をバックアップし、ブレイクスルーの舞台であり続けます。
●堺市は、「未来を創るイノベーティブ都市」を都市像に掲げ、SDGs・脱炭素・スマートシティ・DXなど、様々な分野で未来に向けた取組に挑戦しています。時代の変化を的確に捉えて柔軟に対応しながら、変化を恐れず、果敢に挑戦・創造し続けます。
大阪・関西万博のテーマとの関わり
環境への影響が少なく健康増進につながる「自転車」を利用した周遊と、先進的なAI自律航行システムを搭載するEV船による「舟運」を掛け合わせたサイクルシップの実証実験は、まさに大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」を具体化する取組であると考えています。