共創の力で築く持続可能な未来:JICA関西/DRLCの防災プラットフォーム

共創チャレンジ

2023.09.19

法人

チーム名JICA Kansai/DRLC 未来共創防災チーム
共創メンバーJICA関西、国際防災研修センター(DRLC)
主な活動地域日本
活動テーマ防災・減災 / ダイバーシティ、インクルーシブ / 海外支援・協力、国際交流 /

私たちの共創チャレンジ

1995年の阪神・淡路大震災後にJICA関西が兵庫県と共同で2007年に設置した国際防災研修センター(DRLC: Disaster Reduction Learning Center) は、防災分野の人材育成を行う防災プラットフォームです。阪神・淡路大震災をはじめとする日本の過去の大災害から得た防災の経験と教訓をもとに、海外には防災能力向上を目的とした行政官・専門家向けの研修(※)の企画・運営を行っています。また、国内向けには在留外国人に対して防災に関する情報発信やワークショップなどを行い、国内の多文化共生社会の実現に努めています。
((※)海外からの研修受入れ実績:「130か国・地域、延べ約3,300人」(2022年3月現在)

私たちは、国内外の防災関係機関や専門家、防災研修への参加者、在住外国人のネットワークを活用し、同じ目的を有する方々と共に、防災の取組を推進・発展させます。

未来への宣言

私たちは、被災・復興から得られた経験・教訓をもとに、海外に向けた防災分野の研修の企画・運営と、国内の在留外国人に向けた防災に関する情報発信やワークショップなどを通じ、国際的な防災ネットワークを構築・拡充し、国内外の人々が夢を持ち続け、安心して活躍できる、豊かな共生社会の実現に努めます。

取組の展開

今後展開したい地域・方法国内外の防災関係機関や専門家、地域の代表者などとの連携を拡充していきます。また、過去の防災研修への海外からの参加者や、過去に多文化共生の取組みに参加した在留外国人の方々のフィードバックなどを通じて課題を抽出し、より効果的な防災研修と多文化共生事業を実施します。
共創を希望する方々防災の知見を有する又は必要とする国内外の方々。

大阪・関西万博のテーマとの関わり

大阪・関西万博との連携強化:私たちは、「いのち」をテーマとする大阪・関西万博の準備期間・開催期間において、「いのちを救う」取り組みとして不可欠な防災の重要性を国内外に広めます。
防災情報の発信:私たちは大阪・関西万博を通じて、防災能力向上の参考となる情報を提供します。
万博レガシーとしての防災知識の継承:大阪・関西万博終了後も、防災に関する知識の重要性を認識し、継続的に防災の経験と教訓を国内外に発信します。

SDGsとの関わり

SDGsのうち、主にNo.1(貧困をなくそう)、No.11(住み続けられるまちづくりを)、No.13(気候変動に具体的な対策を)に貢献します。私たちは、DRLCに集約された防災の知見を国内外に発信することを通じ、SDGsの達成を促進します。また、ポストSDGsに向けても、防災関係機関や専門家、防災研修への海外からの参加者、在留外国人のネットワークを活用し、防災の知見を持続的に発信し、その重要性を更に浸透させることに努めます。

■ この共創チャレンジに関するお問合せ先 ■

 

JICA関西 研修業務課/DRLC 

メールアドレス:jicaksic-drlc@jica.go.jp

このチャレンジの投稿

  • HAT神戸連携防災イベント「イザ!美かえる大キャラバン!2024」を実施しました!

    JICA関西と国際防災研修センター(DRLC)は、1月28日(日)に、今回で15回目となるHAT神戸連携防災イベント「イザ!美かえる大キャラバン!2024」を、JICA関西と人と防災未来センターの2会場で開催しました。     大阪市消防大学校のユニフォームを着た研修員の写真を使った顔出しパネル   このイベントの主な目的は、来場者が楽しみながら防災を学ぶことと、イベントを通じて震災の記憶と教訓を次世代に伝えることです。3年ぶりの対面開催となった昨年に引き続き、多くの家族連れや学生グループなど約750人が来場し、様々なプログラムを通じて「防災」についてリアルに体感する機会となりました。   楽しく「防災」を学んで、災害に「備える」 兵庫県内を中心とした防災教育、防災啓発に取り組む学校・教育団体をはじめ、企業、行政、地域団体などが24ブースを出展しました。来場者はスタンプシートを片手に、趣向を凝らしたそれぞれのブースに参加していました。イベントには多くの小さなお子さんも参加され、防災つりぼりや消火器の使い方、「プチプチ」の活用方法等、災害に役立つ知識を楽しく学んでいました。   水消火器にチャレンジ!   今回は高校生の出展ブースも多く、若い世代が防災に関する情報を積極的に発信する様子が印象的でした。JICA研修員らも高校生たちの工夫を凝らしたブースを訪問し、生徒の皆さんから英語と身振り手振りも交えて、展示等の説明をしてもらいました。来場者がイベントを通じて楽しく学んだ知識を持ち帰っていただき、普段から防災を身近に感じて家族や友人と話題にしたり、それぞれが工夫して日常的に防災対策を講じる契機となったことを願っています。   舞子高校のブースでみどりの堤防について説明を受ける研修員   舞子高校のブースで防災紙芝居の説明を受ける研修員    BOSAI国際交流 JICAブースで高校生と交流するJICA研修員   今年度はJICA/DRLCも防災を通じた国際交流のブースを出展しました。現在、JICAが実施する2つの防災分野研修で来日している17か国19人の研修員が出展者としてブースに参加しました。来場者は、普段関わる機会の少ない研修員とさいころクイズを通して英語で交流を深めました。はじめは英語で会話することに緊張していた来場者も、ゲームを通して徐々に緊張もほぐれ、防災に加えて研修員の国についても学んでいました。研修員は他のブースも時間をかけて視察し、様々な防災の学びや普及方法についてリアルに体感していました。来場された家族や学生がこのようなイベントを通じて防災の知識を身につけ、日ごろから防災に備えることの大切さを重んじているという日本の事例を持ち帰り、ぜひ自国での防災教育や施策立案の参考としてくれることに期待しています。また来場者や出展者にとって、研修員との交流が開発途上国に興味を持つきっかけになればうれしく思います。     ふろしきの包み方講座ブースで西脇高校の皆さんと記念撮影                        

    続きをみる

  • 防災訓練イベント「ALL HAT 2023」にブース出展しました!

    HAT神戸地域の防災まちづくり推進のための防災訓練イベント「ALL HAT 2023」に出展しました!ブースはスタンプラリーのコースになっており、多くの方々が訪ねてくださいました。訪問いただいた皆さまには国際防災研修センター(DRLC)の設立背景や、DRLCで実施している防災関連の事業について知っていただくことができました。これをきっかけにDRLCを身近に感じてもらえたのではないでしょうか。 防災分野の研修をはじめ、18か国から来日した研修参加者の皆さんは、同時開催の「JICA秋祭り」で各国の民族衣装を身に着けてファッションショーに参加!「防災」「国際協力」というキーワードを通じて地域の方々との親睦を深めた1日となりました。

    続きをみる