かがわの「里海」づくり

共創チャレンジ

2023.08.10

法人

チーム名香川県環境管理課
共創メンバー里海づくりに取組む県民の皆さん
主な活動地域日本 / 香川
活動テーマ海洋、水 / 生物多様性、自然環境、生物 / 農業、林業、水産業 / 環境、エネルギー /

私たちの共創チャレンジ

 香川県では、全県域で、県民みんなで里海づくりに取り組んでいます。「里海」とは、水産資源だけでなく、景観、憩いの場、食文化、観光など、多くの恵みを与えてくれる「豊かな海」のことです。里海を創出・保全するためには、陸と海の双方に人が適切にかかわることが必要です。
活動にあたっては、県内どこでも人の暮らしと海が近いという香川の地の利を生かし、山・川・里(まち)・海を含む県内すべての地域を一つの大きなエリアと捉えて、連携しながら「里海」づくりに取り組みます。また、「里海」を県民みんなの「共有財産」として捉え、県民一人ひとりが「豊かな海」の恵みを享受する機会を増やすとともに、「里海」に暮らす一員としての自覚と責任をもって行動します。

未来への宣言

 香川県では、山・川・里(まち)・海を1つのエリアと捉え、全県域で、県民みんなで、「美しい海」「生物が多様な海」「交流と賑わいのある海」の実現を目指しています。この3つで構成される「人と自然が共生する持続可能な豊かな海」づくりを通して、自然共生型の新しい社会とライフスタイルを具現化し、香川から瀬戸内海全域へ、そして国内外へ発信します。

きっかけ

 高度経済成長期の大量生産、大量消費、大量廃棄の結果、美しかった瀬戸内海は「瀕死の海」とまで呼ばれるようになりました。その後、瀬戸内海環境保全特別措置法(瀬戸内法)等の制定によってさまざまな施策が講じられ、一定の水質改善がみられるようになったものの、赤潮の発生やノリの色落ち、海ごみ、人と海のかかわりの希薄化など、瀬戸内海は依然として多くの課題を抱えています。これらの問題を解決するためにも、里海づくりは重要な役割を持っています。

取組の展開

今後展開したい地域・方法 県内の里海づくりを行っている企業・団体の活動内容を県ホームページ等を通じて情報発信します。
共創を希望する方々・里海づくりを行っている方
・里海づくりを応援している方

大阪・関西万博のテーマとの関わり

 かがわの里海づくりでは、「美しい海」「生物が多様な海」「交流と賑わいのある海」で構成される「人と自然が共生する持続可能な豊かな海」の実現を目指しています。
 豊かで多様ないのちが住む瀬戸内海を未来に残すための取り組みであり、大阪・関西万博のサブテーマのひとつ「Saving Lives(いのちをすくう)」と同じ方向性であると考えます。

SDGsとの関わり

豊かな海を守ることがまさに里海づくりの本旨であるため。

【問い合わせ先】
香川県環境森林部環境管理課里海グループ
 TEL:087-832-3220
 Mail:kankyokanri@pref.kagawa.lg.jp