上野で半世紀失われていた盆踊り大会を、学生が復活させます。異なる文化圏が併存する上野で、日常で交わることのない人同士が、互いを必要とし合う「奇跡の瞬間」としてお祭りを共創します。

神社仏閣や美術館などのハイカルチャー・西洋文化を持った“山”と、アメ横などの商店街の下町・伝統文化をもった“街”、という異なる二つの文化圏が分断してしまっている上野。祭りを互いの架け橋にして、全ての人々が共に分かり合う、非日常の場を作りたい。これを毎年続けていくことで、多様性に富む「上野」の魅力を新たに発信・創出することを目指していく。

きっかけは、半世紀前に失われた上野の盆踊り大会の復活。2019年に学生の手で復活させ1万人が来場し、一躍脚光を浴びた。上野全域で祭りを軸に非日常の「ハレ」の日を散りばめていくことで、地域で生じる様々な問題の根本にあった、「山」と「街」の文化圏の衝突の問題の解決を目指している。

大阪・関西万博のテーマとの関わりについて
人と人、地域と地域をつなぐことを全国に伝播させる