私たちの共創チャレンジ
「廃車・廃家電」を炭化した「廃車・廃家電炭化物」と下水汚泥を炭化した「下水汚泥炭(フルボ酸)」を組み合わせて「腐植酸鉄」をつくり、
海藻の生育に必要な栄養の供給源とし、漁礁を形成(「海の森計画」)することで地球を救いたい。(CO2削減、廃プラ削減、CO2吸収)
「廃車・廃家電」は約70%がプラスチックであり、約30%が鉄、アルミなどの金属です。
これを炭化し、「廃車・廃家電炭化物」と「下水汚泥炭(フルボ酸)」を組み合わせることにより「腐植酸鉄」になり、すぐ水に溶けるため、
海藻の育成に必要不可欠な栄養塩となり、「漁礁」を形成します。金属以外の約70%のプラスチックや塗料が燃焼によりCO2を多量に大気へ排出するため、
これを「無酸素還元炉」で炭化することによりCO2排出量を大幅削減するとともに、プラの80%が消滅します。
また、毎日排出する邪魔者扱いの下水汚泥を炭化(フルボ酸)します。正に廃棄物によるSDGsな地球を救う「海の森計画」です。
未来への宣言
海藻は温暖化対策の切り札。
海藻は腐植酸鉄が入ると光合成が加速して、CO2吸着量が増加します。
海底に蓄積して数千年間固定化します。
しかし近年、森林伐採やダムにより、「腐植酸鉄」が川から海に流れ込まないため、海藻や海洋生物が育ちません。
世界の海藻類が生える海は4,800万㎡で、年間で2~7%もの割合で減少しており、このまま放置すると今後20年間で消失し、海洋の酸性化が進むため、死の海となり温暖化が急速に進みます。
きっかけ
株式会社大木工藝は長年炭素研究開発を行っており、先駆者として環境ビジネスに早い段階から取り組んでおりました。大末建設株式会社は、その大木工藝社の炭化技術に着目し、共同で環境ビジネスにチャレンジしています。
近年では、この取組みが地球環境に有益なものであり、脱カーボン、カーボンニュートラルということで時代に沿った取組みとして注目を浴び、様々な団体、企業から引き合いがあります。「海の森計画」もその取り組みの一つです。やっと時代が追いついてきたと期待をしているプロジェクトであります。
大阪・関西万博のテーマとの関わり
これから成長していく子供たちのよりよい未来を見据え地球規模で環境によい生活ができるような仕組みづくりや環境対策を考えていき、いのち輝くプロジェクトに貢献します。
また、廃プラの問題は日本だけでなく世界共通の課題であります。
世界各国や様々な人々の考え方、多様性を重視することにより本件の取組みがすべてではないにしても一つの対策として一石を投じたいと考えております。