公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
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共創チャレンジ
2023.07.12
法人
■チャレンジと目的 さかいSDGsプラットフォームの会員のつながりを通じ、自治体と製造企業が連携した新たなリサイクルの創造にチャレンジします。 また、その成果物を市民に還元することで、ごみの4RやSDGsに対する市民意識の向上及び行動変容を促します。 なかでも本事業にはプラスチック使用量自体を減らす効果があります。 ごみ削減に寄与するモデルのひとつとしてPRし、大阪・関西万博に向けた堺市のSDGs取組を、より一層加速させます。 ■事業内容 「堺・ごみ減量4R大作戦」を実施中の堺市と「さかいSDGs推進プラットフォーム」会員である株式会社タイヨーが連携して、南部処理場(※1)で不要となった竹を活用したオリジナルコースターを作製しました。 堺市から提供した竹を粒上の合成樹脂にしてコースターを作製した後、市民や事業者に配布する取組です。 原材料に竹を配合することでの従来製品(※2)と比較してプラスチック使用割合を約30%削減しています。 市民の環境行動促進につなげるため、コースターにはごみ減量のキーワード「4R」とその行動を示すイラストをデザインしています。 ※1堺市にある埋立処分場 ※2石油由来プラスチック100%製品のこと ************** <4R> ・4Rとは、ごみを減らすための4つの行動の頭文字をとったキーワード。堺市ではこの4Rの考え方を軸にごみ減量に取り組んでいる。 ・Refuse(不要なものは断る)、Reduce(ごみとなるものを減量する)、Reuse(くり返し使う)、Recycle(再資源化する) <堺・ごみ減量4R大作戦> ・「ごみから環境問題を解決する」をテーマに市全体でごみ減量に取り組むプロジェクト。2022年7月から 2024年3月まで実施。 ・2022年度に当初の目標を前倒しで達成したことを踏まえ、2023年度は新目標を設定しプロジェクトを推進中。 ・2023年度末までに「1人1日あたり家庭ごみ排出量602g以下」「清掃工場搬入量23.2万t以下」にすることが目標 <さかいSDGs推進プラットフォーム> ・中小企業をはじめとする様々な企業や団体、教育機関など幅広い主体が参画し、会員同士がつながりながらSDGs推進に取り組み、地域課題の解決に向けた活動を行うネットワーク。 ・堺市が事務局となり令和3年5月に設立した。
堺市は、「未来を創るイノベーティブ都市」を都市像に掲げ、SDGs・脱炭素・スマートシティ・DXなど、様々な分野で未来に向けた取組に挑戦しています。 時代の変化を的確に捉えて柔軟に対応しながら、変化を恐れず、果敢に挑戦・創造し続けます。
●株式会社タイヨーでは、本来廃棄する資源(残渣)を有効活用し新たな付加価値を持たせることで新しい製品に生まれ変わらせる取組である「3Rプロジェクト」を実施しています。一方、堺市では2022年7月から「ごみから環境問題を解決する」をテーマに市全体でごみ減量に集中的に取り組むプロジェクト「堺・ごみ減量4R大作戦」を実施しています。 ●不要となったものの有効活用及び新な価値の創出のため、さかいSDGs推進プラットフォームを通じたマッチングをきっかけに、プロジェクトを連携して進めることになりました。 ●堺市から伐採した竹を株式会社タイヨーに提供し、作製したオリジナルコースターは、株式会社タイヨーから堺市に無償提供されました。
万博コンセプトの「未来社会の実験場」と「持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献」に寄与します。 本取組では、自治体と製造企業が連携した新たなリサイクルを実施し、その結果を市民に還元しています。 ごみの4RやSDGsに対する市民意識の向上及び行動変容を促すのみではなく、竹を利用することでプラスチック削減にもつながっており、サブテーマである「いのちを救う」「いのちに力を与える」「いのちをつなぐ」も体現しています。
リサイクルは、天然資源の効率的な利用や廃棄物の削減につながり、ゴール12の実現に寄与するため。 また、作製したコースターは減量に竹を混ぜることでプラスチック使用料を30%削減していることで、ゴール14の海洋プラスチック問題解決に関連するため。
堺市 環境局 環境事業部 環境事業管理課(担当 西川)
TEL 072-228-7478
FAX 072-229-4454
E-mail kankan@city.sakai.lg.jp
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